日本人がやりがちな英語の文法ミス![-ed]と[-ing]に気をつけて!

北九州市立大学で教員として学生に英語を教えているアメリカ人のアンちゃんが、「日本人がよく間違える」英語の表現を解説するコラム。知っているようで意外と知らない英語の表現を楽しく学びましょう。

失敗は成功のもと

外国語を勉強している間、たくさんミスをすると思います。もちろん、できれば間違えたくないと思いますが、失敗を通して成長すると私は思うバイ。日本にも、「失敗は成功のもと」ということわざがあるやろう?

ちなみに 英語に訳すと、 Failure is the root of success. になります。

前回の記事 に、私がしてしまった日本語のミスについてたくさん書いたけれど、もう1つ失敗 事例 があります。

ある日、そのとき習いたてだった「よっぽど」という単語を使ってみようと思いました。すぐ使わないと忘れると思ったからです。

その頃、私が通っていた教会では毎週金曜日にコーヒータイムがあったので、カフェで働く友達に、「あなたのカフェのコーヒーは、教会のコーヒーよりよっぽど美味しい!」と使ってみたところ、友達は「それバリ失礼やろ(笑)」と言いました。

私は、「よっぽど」の意味を単純に「~より」の意味だと思っていたけど、コーヒーの専門店であるカフェのコーヒーの方が、教会のコーヒーよりおいしいのは当たり前なので、そんなときには使わないことを学びました。

ミスをして恥ずかしかったけど、私は死ぬまで絶対に「よっぽど」の正しい使い方を忘れないでしょう。それでは今回も、日本の学生がよくする、ミスについて書きたいと思っています。さて、始めよう!

[-ed] と[-ing] 気をつけて!

よく日本人と英語でしているとき、こういう文を耳にします。

I am boring.I am confusing .I am exciting.
日本に来て18年もたったから、言いたいことはわかります。しかし、英語圏で言ってしまったら、笑われるかもしれません。

なぜだかわかりますか?見てみましょう。

I am boring. (私は、バリバリ退屈な人だよ。)I am confusing . (私は、人を混乱させる人間です。)I am exciting. (私は、めちゃくちゃ楽しい人だ。)
こんなニュアンスになってしまうからです。

本当に言いたいことは、

I am bored. (私は退屈している。)I am confused . (私は混乱している。)I am excited.(私は楽しみにしている。)
ですよね?

[-ed] と、[-ing]を間違えて使うと、本来言いたかったことと違う意味になってしまいます。

[-ed] と [-ing] の使い分け方

いろいろなバリ難しい説明と文法用語があるけれど、私は簡単に説明したいと思います。

  • [-ed] は、誰かの気持ちや思いを表したいときに使う。
  • [-ing] は、何かの物事を説明したいときに使う。
 

これだけです。

えば、

I am so excited to study English every day! (私の気持ち)私は、毎日英語を勉強することにとても興奮しています!

Studying English every day is so exciting! (物事=studying English)
毎日英語を勉強することは、とてもエキサイティングです!

My brother is so confused .(弟の気持ち)弟は、混乱している。

English class is confusing . (物事=english class)
英語の授業は、私を混乱させる。

I am interested in Korean dramas. (私の気持ち)私は韓国ドラマに興味がある。

Korean dramas are so interesting. (物事=Korean dramas)
韓国ドラマは相当面白い。

I am tired.(私の気持ち)私は疲れている。

My job is tiring .(物事=my job)
私の仕事は疲れる。

ちょっとわかったかな?

よく使う単語

tired(疲れている)
tiring (疲れさせる)

excited (楽しみにしている)
exciting(楽しい)

confused (混乱している)
confusing (混乱させる)

interested(興味がある)
interesting(面白い)

bored (退屈している)
boring(つまらない)

これらは、ペアのようによく出てくるのでぜひ覚えておいてくださいね!

まとめ

誰かの気持ちや思いは、[-ed]

I am tir ed .
私は疲れている。

何かの説明は、[-ing]

My job is tir ing .
私の仕事は疲れる。

多くの文法ミスは、コミュニケーションを取る上ではそんなに大したことではないと思っています。間違えていても、言いたいことが伝わるからです。「伝わること」は、外国語の勉強のゴールですよね?あなたが言いたいことが相手に伝わることが重要なのです。

多くの文法ミスは大したことないと言ったけど、今日話したことくらいは間違えてほしくないです。だから取り上げてみたバイ。私も、いつも日本語のミスのおかげで勉強になるけど、もちろんミスをしたい!とは思っていません。

だから一番良いのは、ミスをしないようにしっかり英語を勉強すること!そして、もしそれでもミスをしたら、そのミスから新しいこと学んで、次は同じような間違いをしないように頑張ることだと思います!

失敗は成功のもと!でもやっぱり、I am boring. とは言いたくないよね!

勉強頑張ってね!応援しています!

 

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私たちの日常は、一見英語っぽいけれど実は英語ではない「カタカナ英語」であふれていますが、果たしてそれらの単語はネイティブスピーカーに通じるのでしょうか?カタカナ英語を「通じる」英語で言うにはどうしたらいいの?

普段から特によく使う言葉「○○アップ」や「マイ○○」など、12個ピックアップして読みやすくまとめました。英語が得意な方もそうでない方にも楽しく読んでいただけます。

文:アン・クレシーニ Facebook
アメリカ生まれ。福岡県宗像市に住み、北九州市立大学で和製英語と外来語について研究している。自身で発見した日本の面白いことを、博多弁と英語で綴る「 アンちゃんから見るニッポン 」も 更新 中!

編集:末次志帆

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