海外に行くと、バイリンガルはもちろん、3カ国語や4カ国語を話せる人がたくさんいます。2~3年勉強しただけで日本語ペラペラという方も。一方で、多くの日本人が、熱心に勉強しているのに英語が話せないのはなぜでしょう? この 『捨てる勉強法』 では、捨てたほうがいい考え方や勉強法を詳しく紹介しています。
捨てる 」!">勉強に必要ない気持ちは「 捨てる 」!
英語を勉強するとき、熱心な人ほどできない部分に目が行きがち。でも、この本では、 焦りや不安こそが英語習得には不要なもの だと断言しています。
「うまく話そう、うまくやろう」は真っ 先に 捨ててしまってOK。また、「できなかったらどうしよう」という恐怖心や不安も捨ててしまいましょう。
外国語なのだから、できなくて当たり前! 何も気にすることはないのです。では、英語の4つのスキルごとに、「 捨てる 」べき考え方や勉強法を見ていきましょう。
捨てる ">【1】リスニングでは「ネガティブ音声」を 捨てる
英語学習の中でも特に大切なのがリスニング。相手の話を聞き取ることは、コミュニケーションの基本です。
それだけに、英語を聞いて理解できないと、「いくらやっても聞き取れない」「私って英語のセンスがない」というネガティブな音声が胸の中に浮かんできます。
著者によれば、これらは日本人のクセのようなもの。こうしたネガティブな音声は思い切って捨ててください!
今、聞こうとしているのは外国語ですから、日本語のように聞き取れなくて当然。 忙しい毎日のなか、聞き取る練習を続け、少しでも力をつけようと努力しているだけで十分評価に値するのです。ネガティブ音声に負けないで!
捨てる ">【2】スピーキングでは「上手に話そう」という気持ちを 捨てる
英語を話そうとするとき、「正しい発音で話そう」「上手に話そう」と思っていませんか?
実はこの気持ちこそが、スピーキングにおける最大の敵。余計な緊張感が生まれ、正確さばかりに目が行ってしまうからです。
むしろ、「バカにされてもいいから、これだけは伝えよう」という情熱が大事。 プレゼンやスピーチをする人は、まず「自分が伝えたいものは何か」を 整理 してください。「正しく話さなければ」という思い込みは捨て、あなたが伝えたいことを大切にしましょう。
捨てる ">【3】リーディングでは「理解しなきゃ」を 捨てる
リーディングには、時間をかけられるからこそのプレッシャーがあります。英文の資料やメールを読むことになったとき、辞書を引いたり、何度も読み返したりして、つい「全部理解しなきゃ!」と思ってしまうのではないでしょうか。この気持ちを捨ててしまえば、リーディングはもっと楽しく、ラクになります。
理解できない部分があってもいいので、まずは一通り音読してみましょう 。わからない単語はスルーしてOKです! 音読するうちに自然と、全体の趣旨や断片的な情報が頭に入ってきます。
職場などで英文メールを読むときは、音読はしにくいので、一通りスクロールします。スクロールするだけならできますよね。これでOK。
「理解しなくてはいけない」という 前提 を 捨てる と、英文を読むことへの抵抗感が減り、英語との距離が近くなります。結果として、英語に触れる機会が増えるのです。
捨てる ">【4】ライティングでは、ネットツールを使って「失敗への不安」を 捨てる
ライティングをするとき、「自分の言葉できちんと書く」ことを目指していませんか?
確かにに自分の言葉で書くのは大切ですが、 仕事で使うメールの文章などは、定型文をまねるのが一番。 ネット上でもサンプルは見つかりますし、英文メールを書くための参考書もたくさん出版されているので参考にしてみてください。
それでも 不安な場合は、ネットツールを活用 しましょう。本書のおすすめは、Google翻訳やGoogleの検索機能、コロケーション辞書を活用すること。
例えば「フィードバックください」と言いたい場合、ぱっと思いつくのは “ feedback ” と “please” という単語ですよね。でも、このふたつをつなげるだけでいいの かどうか はわかりません。そんなときはGoogleの検索窓に、“ feedback ” と “please” を入れてみましょう。すると、このふたつの単語を使った例文が表示されます。こうすれば、使いたいフレーズを簡単に見つけられるというわけです。
まとめ
英語学習をするとき、日本人は完璧志向になりがち。ですが、実際に英語学習にかけられるお金や時間には限りがあります。
つい、あれもこれもできるようになりたいと思ってしまいますが、 ひとまず「これは 捨てる 」と 整理する と、気持ちが楽になり、学習を続けやすくなる かもしれません。
本書は、あなたが不安やプレッシャーを 捨てる 手助けをしてくれます。英語が苦手な人、一生懸命勉強しているけれど、ちょっと息切れ気味なという人にもおすすめです。
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構成・文:GOTCHA!編集部
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