TOEIC900点以上獲得のカギは、朝活と仲間だった

TOEICスコアを伸ばしたい!でもどうやって?そんな悩みを持つ方必見!スコアアップを達成した方々にその秘けつをインタビューします。今回は仕事をしながら目標スコアを達成した辻本雅彦さんの体験談を紹介します。

仲間と朝活がハイスコア獲得のカギ

辻本雅彦さん(会社員)
神戸学院大学法学部卒業。旅行会社を経て、現在ホームセンター勤務。海外に行くたびに英語上達への思いが強まる。TOEICのスコアが思うように伸びず、何度か挫折を経験。仲間と出会ってから学習が軌道に乗り、現在さらなるスコアアップを目指して日々奮闘中。

TOEIC初受験で大打撃

辻本さんがTOEICを初めて受験したのは、20年近く前のこと。大学卒業後、趣味の海外旅行に出掛けるたび、「もっと英語が話せるようになりたい」と思い、帰国後に勉強するものの、長続きはしない……というパターンを繰り返していました。

そんなある日、自分の英語力をチェックする手立てとしてふとTOEIC受験を思い立ったそうです。大学受験までそれなりに勉強していたのに、スコアは360点。あまりにショックで、受験後はしばらく英語学習から遠ざかったそうです。

受験テクニックとの出合い

そんな辻本さんが再びTOEICと向き合ったのは、初受験の約5年後。書店でたまたま目に留まった本が、辻本さんのやる気に火を付けたのです。 その本で「TOEIC受験のテクニック」を徹底的にマスターし、「必要最小限」の語彙を覚えてから臨んだ受験では、約200点のスコアアップを達成。その後も半年間勉強を継続し、スコアは690点まで上がったそうです。 しかし次の受験時には再び500点台に戻ってしまい、やる気が下火になってしまいます。 

同志がいるから頑張れる

学習法を試行錯誤する中で出会ったのが、学習仲間でした。 きっかけ はTOEIC対策本の著者が主催するセミナーに参加したことだったと言います。

「セミナー後の懇親会でいろんな参加者と話をして、ショックや刺激を大いに受けました。ひとつには、900点を超える人はざらにいるということ。そしてそういう人たちの多くが、留学など特に恵まれた環境で英語を勉強してきたわけではなく、ほんの数年前まで600点台、700点台を行ったり来たりしていて、 地道に勉強した結果ハイスコアを手にした 、ということにも驚きました。そこから、自分も頑張って彼らの仲間に入りたい、と強く思うようになったんです」と辻本さん。 今では試験の結果を報告し合ったり、互いに新刊の対策本を薦めたりしながら、切瑳琢磨の日々を送っています。

日々の学習で目的を意識

辻本さんは、出勤前の1時間の勉強時間を死守していて、この習慣はもう20年以上続いているのだそうです。 また、隙間時間も意識し、例えばジムで走りながらリスニング教材の音声を聞き、覚えた内容を今度は入浴中に思い出しながら文法要素を 分析 するなどして、復習しています。

TOEIC受験を何度も経た辻本さんが実感しているのは、 「基礎の勉強」に加えて、問題の『先読み』やタイムマネジメントなどの訓練をするなど、受験のテクニックも身に付けないとスコアアップにつながりにくい ということ。実際に、音声を繰り返し聞きしっかり復習する教材と、時間を図りながら新しい問題をどんどん解いていくための教材とを使い分けているそうです。

さらなるスコアアップを目指しつつ、ゆくゆくは読書や情報収集などに英語力を活用したいと考えている辻本さん。受験や勉強のストレスはないか尋ねると、「TOEICにはスコアで自分の成長過程がわかるという魅力があります。さらに、仲間と一緒にゲーム感覚で楽しめる要素もある。むしろワクワク感のほうが強いんですよ」 と笑顔で答えてくれました。

辻本さんがよく使用した教材

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※本記事は、アルクの情報誌『マガジンアルク』2017年1-2月号に掲載したインタビューを再編集しています。

取材・文 鈴木香織/マガジンアルク編集部
編集:末次志帆

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