Q.TOEICの試験中2時間ずっと集中するには、どうすればよいでしょうか?
TOEICの試験時間は2時間ですが、最後まで集中して解けたことがありません……。途中で頭がボーッとしてきてリスニング音声を聞き逃したり、Part 7の長文では眠くなってきて何度も同じ文章を読み直したりしています。高得点を取れる人は、どうやって2時間ずっと集中しているのですか? 集中力を持続させるためのコツを教えてください!
A.2時間は誰だって辛い! 集中力を最大限引き出すための工夫が必要。
こんにちは、TOEIC講師の岡本美希です。2時間ずっと集中するのって、実はTOEIC900点を越えていても難しいことです……。途中で頭はボーッとしてきますし、長文が頭に入ってこなくなる時もあります。それでも、しっかり準備して「2時間集中」に慣れておくことで、ある程度は解決できます。最大限に集中力を発揮するための5つのコツをご紹介します!
1.2時間ぶっ通しの模試演習は必須!
2時間集中して解くために、 本番と同じ形での模試演習は必須 です。2時間通してTOEICの問題を解く練習をしておきましょう。
2.週に1、2回は2時間の勉強時間を確保する
模試演習以外にも、 英語の勉強を2時間し続けることによって、集中力を養う ことができます。学校やお仕事がある日はまとまった勉強時間をとるのが難しいかもしれませんが、休日などに2時間通しで勉強するのがオススメ。
2時間ぶっ通しで勉強するときは、途中でスマホをいじったりするのはNG。2時間ずっと英語に触れることに慣れておけば、本番でも集中力が高まるようになります。
3.試験本番にピークをもってこれる生活リズムにしておく
TOEICの試験は、通常13:00から開始されますよね。試験直前期には、 この時間に集中力のピークを持ってこれる生活リズムにしておきましょう 。
私の場合、12:00ごろにガッツリお昼ごはんを食べてしまうと、13:00からの試験で眠くなってしまいます……。ですから、当日のお昼ご飯はちょっと早めに、しかも満腹にならない程度に食べるようにしています。
睡眠時間も大事です。自分にとって十分な睡眠をとってから試験に臨めば、眠くなる確率は低くなります。試験本番の13:00~15:00に集中力のピークを持ってこれるよう、 事前に 調整しておきましょう!
4.試験中の集中力には緩急をつける
試験本番において、さすがに2時間ずっと100%の集中力を保つのは難しいです。私の場合、以下のようなところで集中力を少し緩めることにしています。自分なりに緩急をつけることで、集中力がプツっと切れてしまうことを防ぎましょう!
(1) リスニングPart 1のディレクション
この時、先読みなどはまったくしていません。耳を音声に慣らすことだけを意識しています。集中力は60%ぐらい。
(2) リスニングとリーディングの境目
一瞬ではありますが、ページをめくる瞬間は一息つくようにしています。いったん集中力をグッと下げて、リセットするイメージです、
(3) Part 5の穴埋め問題
ここは集中する かどうか よりも、知識がある かどうか が問われる問題です。文章からヒントを得なければならないので集中はしていますが、集中力は80%ぐらいのイメージです。
5.どうしても眠い!そんな時は深呼吸とストレッチ
試験中、どうしても眠くなったり疲れてきたりしたときは、 「深呼吸」や「ストレッチ」がオススメ 。いったん問題から目を逸らして、大きく息を吸って、ゆっくり吐きます。新しい空気を身体の中に取り入れてリフレッシュすれば、身体も目覚めます。
ストレッチについては、あまり大きくやってしまうと周りの受験者に迷惑がかかります。 背筋を伸ばして肩を小さくまわしたり、首を横に倒したり、手を前で組んで腕をグッと伸ばしたり しましょう。
私も疲れてきたときは、ストレッチをして身体を動かしています。「ストレッチをする時間がもったいない」と思う人もいるかもしれませんが、頭がボーッとしたまま問題を解く方が時間がもったいないので、ストレッチのために少しだけ時間を取ってみてください!
まとめ
2時間ずっと英語の問題を解くことは簡単ではないからこそ、「集中して解き切れる人」と「そうでない人」にはスコアの差がつくという側面もあると思います。 2時間集中できる かどうか は、事前の準備や練習にかかっています 。ぜひ今回ご紹介した方法を実践して、試験本番で最高のパフォーマンスが出せるようにしておきましょう!
岡本 美希 https://miki-english.jimdo.com/
TOEIC講師 兼 フリーライター。留学経験なし&独学にてTOEICスコア900オーバーを達成した経験を生かし、英語関連のコラムを多数のメディアに寄稿。マンツーマンのTOEICレッスンも開講中。
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