ニュースなどを通じて知ってはいましたが、子ども(東京都の小学校1年生)の授業参観ではじめて、小学生が英語を勉強している姿を目にして、「最近の英語教育事情」に急に興味がわいてきました。
知りたいことはいろいろありますが、まずは、小学校で英語を教えている「先生」について、アルクの講座のご紹介も兼ね、簡単にまとめてみます。(アルク編集部、泉)
1. 急ピッチで変化する子どもの英語教育
2011年度より全国の公立小学校では、5年生、6年生で「外国語活動」が必修科目になりました。2020年度からは、新しい学習指導要領が全面 実施 となり、子どもの英語教育はさらに大きく変わります。
新しい学習指導要領では、外国語活動(小学校英語活動)が小学校の3年生、4年生でスタート。また、5年生、6年生では英語が正式な教科になります。
大学入試などでは英語の「4技能」が大きな話題になっていますし、英検も4技能化への 取り組み を進めています。また、保育園や幼稚園、民間の塾や各種スクールでも、英語のカリキュラムに工夫を凝らしているところは増えています。
www.chuman.co.jp2. 教える側の準備が大きな課題
英語教育の重要性は、多くの方が認めるところですし、また、英語での学習やアクティビティを楽しむ子どもたちの姿を見ていると、いい時代になったものだなぁと素直に思えてきます。
ただ、今までよりも多くの子どもたちが、今までよりも多くの時間、英語を学ぶためには、英語を教える人も多く必要になってきます。もちろん、人数だけではなく、きちんと教えることができないと困ります。
英語教育の環境 整備 については、いろいろな方面からの 取り組み がなされていますが、例えば、40万人を超える小学校の先生方の大部分が、英語を教えることに不安を感じている、という見解もあるようです。
benesse.jp3. 小学生に英語を教えるには、どんなスキルが必要か
発音、文法、語彙力などの基本的な英語力はもちろんですが、大人ではなく子どもを対象とした授業を、中長期にわたって指導する力が求められます。そのため、英語力以外にも次のような知識・スキルを身につけることが必要だそうです。
- 児童心理学、言語習得論などの体系的・理論的な知識
- 指導力、指導計画(レッスンプラン)の立案など実践的なスキル
4. J-SHINEとは?
上で説明したような、子どもに英語を教えるのに必要なスキルを体系化し、また、その能力を持つ人を適正に認定する活動を行っているのが、J-SHINEという団体。
正式名称は「特定非営利活動法人 小学校英語指導者認定協議会」といいます。
www.j-shine.org2003年に発足し、これまでに38,000人の資格者を認定しています(2016年3月現在)。そして、J-SHINE資格を 取得 された方々が、小学校の英語教育の現場で活躍しているそうです。
J-SHINEが認定する資格は次の4種類。
- 小学校英語準認定指導者
- 小学校英語指導者
- 小学校英語上級指導者
- 英語指導者育成トレーナー
取得 するための通信講座(アルク)">5. 準認定資格を 取得 するための通信講座(アルク)
準認定資格を 取得 するためのスクールなどは、J-SHINEのサイトで探すことができます。語学学校や大学、NPOなど数十の団体が、J-SHINE規定のカリキュラムに準拠して、指導者の養成を行っているそうです。
GOTCHA!を運営するアルクもそのひとつ。
他と比べて珍しいのは通学することなく準認定を 取得 できる通信講座を設けている点でしょうか。アルクのJ-SHINE 通信講座は23年間続いている、人気講座です。
ec.alc.co.上でご紹介している「コンプリートコース」は、基本的な学習のための通信講座と、資格 取得 に直結するDVD講座がセットになった期間限定(申し込みの締切:2017年1月25日)のコースです。
ちょっと気になる。。。という方はぜひ、詳細をご覧くださいね!
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