各国の友達と出会える短期留学!
カーディガンマウンテン(アメリカ)では、地元の生徒が参加するコースも併設されている
一口に海外留学といっても、プログラムや学校、滞在先などでまったく違います。イメージ先行で安易に選ぶと「こんなはずでは!」と後悔することにもなりかねません。
「行かせて良かった」と思える留学プログラムを選ぶにはどうしたらよいのでしょうか?そのポイントをご紹介します。(アルク GOTCHA! 編集部 + アルク留学センター)
短期留学は貴重な体験。でも、意外な落とし穴も?
海外ならではのユニークなコースやアクティビティも!
タシス・イングランド(イギリス)では「ハリー・ポッターコース」を開催
グローバル化が加速し、英語力向上や異文化理解へのニーズが高まる中、子どもの頃から早めに留学を体験させたいと考えるご家庭が増えています。子ども自身も、テレビやインターネットなどを通じて海外の情報に触れ、ディズニーやハリー・ポッターといったコンテンツに親しむ中から、「海外で生活してみたい!」という憧れを持つことが多いようです。
しかし、映画やドラマのようなキラキラとした海外生活を夢見て留学したものの、想像と異なっていたり、辛い思いをしたりして、「来るんじゃなかった」「もうこりごり」と英語や海外生活にネガティブな印象を持ってしまうことも少なくありません。
せっかく時間とお金をかけて留学したのに逆効果となっては、残念すぎますよね。
たとえば、ホームステイ先で朝食に自分だけインスタントラーメンの食事を与えられ、「差別された」と傷ついてしまったお子さんがいたのですが、よくよく話を聞くと、ホストファミリーは「東洋人は朝食にパンより麺やごはんを好む」と聞いたことがあり、良かれと思ってやったことだったとわかりました。お互いの思い込みによる、コミュニケーションの行き違いだったのです。
もちろん、短期といえども海外での生活では、文化や習慣の違いや英語でのコミュニケーションの難しさなど、越えるべきハードルは山ほどあります。また、そうした経験が、よい刺激となって、子どもたちを大きく成長させます。
しかし、多くの場合「がっかり」の 原因 は、カルチャーギャップとは別のところにあるようです。
留学の体験は「プログラム選び」で大きく変わる
たとえば、人気のプログラムに参加したもののクラスの人数が多く、積極的な他国の生徒に圧倒されてしまい、思うように授業を楽しめなかった、という話も聞きます。
また、運動が苦手な子どもがスポーツアクティビティの多いプログラムを苦痛に感じたり、現地校に入ったものの英語力が足りずに授業を負担に感じたりすることもあります。
これらの 原因 は、留学の目的や子どもの英語力や性格と、選んだプログラムの内容が「大きなミスマッチを起こしていた」ことから生じています。
内気な子どもでも馴染みやすい少人数制を重視していたなら、スポーツではなくアートメインのアクティビティだったら、英語が母国語ではない英語クラスで学んでいたら・・・それぞれが自分に合ったプログラムを選んでいれば、もっと海外体験を楽しめた かもしれない のです。
目的や条件をはっきりと
こうした「ミスマッチ」に陥らないようにするためには、留学する子どもの英語力や目的、条件、状況などを一人ひとり理解し、それらにもとづいて留学プログラムを選ぶことが大切です。
とはいえ、子どもも親も「体験したい留学」のイメージは、漠然としていることの方が多いはず。そのような状態で、多種多様なプログラムの中から、ぴったりなものを選ぶのは至難の業といえるでしょう。
今回の記事では、プログラム選定のポイントをまとめてみましたので、ぜひ参考にしてください。
目的:英語力か? 異文化体験か?
英語コースは、同じレベルのクラスメイトと一緒だから英語に自信が無くても大丈夫!
ウィクリフ・カレッジの英語クラス風景
まずは目的を明確化して、優先順位をつけましょう。 短期のプログラムには、大きく分けて2つの受入れ先があります。
現地の小学校・中学校・高校と年齢にあった地元の学校へ通う「現地校」と、英語を母国語としない生徒が集まる「英語コースを提供する学校」です。
多くの人が「英語力向上」と「異文化体験」の両方を目的とすることから「留学=現地校で英語を学ぶ」と考えがちです。 しかし、現地校で学ぶということは、英語が母国語の生徒に対して行われる数学や理科と言った一般科目の授業に参加することです。たとえば、そこでの「英語」の授業は、日本でいう「国語」の授業に相当するため、日本人の英語学習に合った授業が提供されるわけではありません。
もし、英語力そのものを高めることが留学の目的なのであれば、自分のレベルに合った英語が学べる専門のクラスで学ぶ方が効果的です。逆に、同年代のネイティブ生徒との異文化交流を優先したい、ネイティブの環境で自分の英語力を試してみたいというのであれば、現地校で学ぶのもおすすめです。
また、正規留学の下見だったり、TOEFLやIELTSなどの資格試験の対策だったりなどの明確な目的があるなら、それを重視してプログラムを検討するべきです。
滞在形態:ホームステイか? 寮か?
同年代の友達とずっと一緒に過ごせる寮生活ならホームシックも怖くない!
ビーズ(イギリス)での寮生活のひとコマ
ホームステイも寮にも、メリット&デメリットがあることを理解しておきましょう。
留学=ホームステイ、というイメージを持つ方も多いですが、日本でも各家庭に違いがあるように、海外のホームステイファミリーも、生活時間や食習慣などは大きく異なります。現地の家庭に家族の一員として迎えられ、実際の生活を通して異文化を学べることが、ホームステイの醍醐味。そういった経験は、グローバル社会での柔軟性を養う きっかけ 作りとして最適です。
その反面、ホームステイ先が決定するのが出発1週間前頃になることも多いため、初めての留学や英語力に自信の無い場合は、準備段階から不安が大きくなってしまう場合もあります。
その点、寮滞在は申込み前の段階から滞在先やスケジュールが明確に決まっているため、英語力に不安な場合でも生活のルールを理解しやすく、プロのスタッフが24時間常勤でサポートしてくれるため 安心 です。英語を学びに来たいろいろな国の子供たちと生活を共にするため、臆する事なく、英語でのコミュニケーションに挑戦しやすい環境だといえます。
しかし、スケジュールがしっかり決まっていたり、同室の生徒がいたりすることが多いため、日本の学校の宿題をやるような自由時間はとりにくいと考えておいた方がよいでしょう。
プログラム内容:英語に加えて何を選ぶ?
スポーツだけでなくアートや音楽などの選択肢も!
コレージュ・デュ・レマン(スイス)では、CSI(科学捜査)ラボが選択の一つ
海外生活を充実させる「英語以外のプログラム」も重要なポイントです。
スポーツやゲームなどのアクティビティ、ゴルフや乗馬などのスポーツ、演劇やダンスなどアート系の活動など、さまざまな選択肢がありますが、子どもの性格や興味に合ったものを選ばないと、活動自体が苦痛、ということにも。
なお、数学など、英語以外の教科を学べるプログラムは、将来、正規留学を検討している人におすすめです。
滞在先の国・地域:行きたい国か?やってみたいことがある国か?
短期留学の場合、やってみたいことを実現できるところを求めて、渡航先の国を決める人も少なくないようです。とはいえ、国によっては渡航条件として学習時間によってビザが必要な場合や、参加条件として予防接種が必要な場合もあるので、場所選びの細かなリサーチは必須です。
アルク留学センターでは、近年の一番人気はイギリスです。テニスやサッカー、乗馬、演劇など、イギリスらしいアクティビティで人気が高く、ヨーロッパ圏などさまざまな国から生徒が集まります。
他にも、留学の定番であるアメリカ、自然を満喫するアクティビティが多いカナダ、現地校 × ホームステイ型が多いオセアニアなどがも人気です。
近年は、欧州やアジアなどの英語圏以外のインターナショナルスクールでのプログラムも開催されており、じわじわと人気が高まっています。
なお、プログラムによっては参加する子どもの国籍に偏りが生じることもあります。
ユニークなプログラムを選ぶのもアリ
他にも、英語のレッスンが多い英語集中型や、開催期間が長いもの、同年代のネイティブの子供達が留学生のサポート役として参加するものなど、ユニークな特徴を持つプログラムがあります。そうした「他にないポイント」で選ぶのも一手かもしれません。
いずれにしても留学は、初めての場合はとくに、 安心 して過ごせることが必須です。1度目の留学で自信を獲得し、英語力をある程度高めてから、次の機会にハードルの高いプログラムに挑戦するというのもおすすめです。
アルク留学センターの無料カウンセリング
留学に関する相談先として上手く活用したいのが、留学プログラムを提供する会社の相談窓口です。たとえば、株式会社アルクの留学部門であり、小学生・中学生・高校生専門の留学プログラムを提供する「 アルク留学センター 」では、随時無料で「留学カウンセリング」を 実施 しています。遠方にお住いの方や忙しく来社が難しい方のために、電話やメールでの相談も 受付 けています。
アルク留学センターの特長
提供しているプログラムとしては、海外の高校卒業を目指す「 正規留学 」、1年間・1学期と期間を定めて現地校に入学する「 期間留学 」、夏休みなどの「 短期留学 」、親子で参加できる「 親子留学 」などがあります。
これらのプログラムの選定において、 先に 紹介したような項目はもちろん、子ども一人ひとりの個性や資質、目的などをしっかりと 把握 した上で、最適な留学プログラムを紹介しています。それを可能にしているのは、28年以上に渡る実績の中で培われた7カ国・130以上の海外校との綿密なネットワークと、ノウハウの蓄積があってのこと。
たとえば、留学先のハンドブック1つとっても丁寧な日本語訳をつけるなど、情報収集力やサポート力のきめ細やかさには定評があります。
また、学校選びだけでなく、申し込みや必要書類の作成・送付、入学の 手続き はもちろん、空港への送迎 手配 や留学後のフォローまで、すべてのステップを日本語で対応しています。そのため、留学や英語に不慣れな方でも、 安心 して留学プログラムを利用することができます。
夏期短期留学のオススメはこちら
アルク留学センターが、この夏の夏期短期留学としておすすめしているのが「サマースクール」です。
短期的に英語力や協調性、自主性を育むことができ、特に寮生活では現地のプロのスタッフが常駐する環境で、世界各国の子どもたちと寝食を共にしながら、英語レッスンやアクティビティを楽しみます。夕食後にも日々アクティビティが企画され、また週に数回は遠足に参加するなど盛り沢山の内容で、まさにホームシックになる間もないほど!?
現地校体験では、学校生活とホームステイを通じて、日本とはまったく異なる物事の視点や生活習慣を体感することで、柔軟性やグローバル感覚、積極性を育むことができます。国や学校によって異なる多彩なプログラムが用意されており、最適な1つが見つかること請け合いです。
申し込みは、早いものでは2月からスタート。日本の学校の行事予定が出る4月にピークを迎え、人気のコースは5月中に定員になることもあります。
子どもの留学に関心のある方は、まずは無料カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。
【トーキングマラソン】話したいなら、話すトレーニング。
語学一筋55年 アルクのキクタン英会話をベースに開発
- スマホ相手に恥ずかしさゼロの英会話
- 制限時間は6秒!瞬間発話力が鍛えられる!
- 英会話教室の【20倍】の発話量で学べる!
SERIES連載
思わず笑っちゃうような英会話フレーズを、気取らず、ぬるく楽しくお届けする連載。講師は藤代あゆみさん。国際唎酒師として日本酒の魅力を広めたり、日本の漫画の海外への翻訳出版に携わったり。シンガポールでの勤務経験もある国際派の藤代さんと学びましょう!
現役の高校英語教師で、書籍『子どもに聞かれて困らない 英文法のキソ』の著者、大竹保幹さんが、「英文法が苦手!」という方を、英語が楽しくてしょうがなくなるパラダイスに案内します。
英語学習を1000時間も続けるのは大変!でも工夫をすれば無理だと思っていたことも楽しみに変わります。そのための秘訣を、「1000時間ヒアリングマラソン」の主任コーチ、松岡昇さんに教えていただきます。