みなさんは普段、電子書籍を使っていますか?
「雑誌や漫画を読むときは使う」という方も多いですが、実は、電子書籍を使って、英語学習がとてもスムーズにできるんです。とくに「復習」に便利な機能が多いので、覚えたことを定着させたい試験前の仕上げなどには本当に便利。
今回は Kindleアプリ(iOS版)で効果的に英語を学ぶコツをご紹介します!基本的な機能も紹介しますが、全部使っている人は案外 少ない のでは?
Kindle は復習に最適!6つのおススメ機能
(1)マーカー =「ハイライト」
気になる単語や文章には「ハイライト」を引くことができます。教科書や参考書にマーカーや赤鉛筆で線をひくのと一緒ですね。
ただし 、Kindleでは、ハイライトを引いた部分は「マイノート」に全て記録されるので、復習がとても簡単です。
ハイライトの色もそのつど選べるので、「派生語を確認したい単語」「意味がわからない単語」など、目的別で色を使い分けるとさらに便利。
(2)しおり・付箋=「ブックマーク」
気になるページを「ブックマーク」すると、これも「マイノート」に記録されていきます。紙の本を読むときに使う、しおりや付箋(ふせん)のイメージですね。
紙の本だと、いくつも付箋を貼ることになってゴチャゴチャしてしまいますが、こちらは画面の右上をポンとタップするだけなのでとてもスマート。あとでページごと読み返せるので便利です。
図01:気になる箇所をハイライト(左)し、マイノート(右)などを利用して学習
(3)もちろんその場で「メモ」をとるのもOK
気になった部分を選んで、そこに自分で「メモ」を付け加えることができます。こちらも、すべて「マイノート」に記録されていきます。
たとえば「この単語の反意語を確認!」とメモをしておけば、あとでまとめて調べることができます。
(4)クリップボードにコピペできる
気になった部分はクリップボードにコピペが可能なので、スマホ内のメモ帳にためておくことができます。また、Dropboxと連携して、コピペしたメモ帳をクラウドにおいておくことも可能です。プリンタと接続しておけば印刷もできる優れた機能です。
(5)必要なページごとキャプチャを保存
必要なページごとキャプチャしておけば、あとからページごと見直せます。特に、ハイライトをいれた部分を全体像として見直したいときなどに便利です。また、画像を Drop boxなどでクラウドにアップしておくと、端末を変えたときにも見ることができます。
(6)フラッシュカードを作ろう
ハイライトやメモで保存した内容を使って「フラッシュカード」を作ることもできます。
紙で単語帳を作るのは大変ですが、Kindleアプリだとチェックした文や単語で簡単に単語帳が作れます。
また、フラッシュカードに登録した内容を覚えている かどうか をテストできる機能もあり、全て答えるとそのたびに正答率を出してくれます。
図02:ハイライトやメモの内容で単語帳を作成。テストの機能で確認も
サクサク読む! 英文読解に便利な3つの機能
(7)辞書機能
わからない単語があれな、タップして すぐに 辞書で引くことができます。単語の意味は画面の下部分に出てくるので、ページをいちいち切り替える必要もなく、とても見やすい 仕様 になっています。
(8)翻訳・解説
こちらは選んだ部分を翻訳できる機能です。気になる文章をまるごと翻訳できるので、単語の訳をひとつひとつ繋げて考える手間を省けます。また、Wikipediaに載っている説明を検索できる機能もあります。
(9)検索
左のバーから「検索」を選択し、検索ボックスに調べたい単語を入力すれば、その本の中にでてくるお目当ての言葉を一気に串刺し検索できます。紙の本のように目視で探す必要がないので、とても便利です。
図03:辞書(左)や検索(右)など、読解に便利な機能もそろっている
そのほかにもこんな機能が便利です!
(10)共有機能
Kindleには、気になった部分を選択してSNSでシェアしたり、メールを送ったりする機能が搭載されています。英語学習仲間とのSNSで「きのうTOEICで出てた単語!」というようにシェアしたり、「この本で勉強しています!」「この表現がよくわからないので教えてください!」と問いかけしたり。
勉強する楽しみが増え、モチベーションアップに繋がる機能ですね。
(11)X-ray
電子書籍のなかには、X-rayという機能に対応しているものもあります。これは、書籍に登場する「言葉」がどのページにでてくるか、どれくらいの頻度で出てくるかをグラフで確認できるという機能。その言葉が登場するページへジャンプすることも可能です。
勉強の息抜きなどに小説を楽しむとき、便利かもしれません。
電子書籍での英語学習を効率アップ
いかがでしたか?
英文を読んでいてその場で意味を調べられたり、単語帳が作成できたりなど、よく知られていない機能が実は電子書籍にはたくさんあります。場所を問わず、かさばることなく勉強ができるので、英語学習者にとってかなりのお役立ちツールです。
「電子書籍をいまいち活用できていない」という方は是非、今回紹介した使い方を試してみてくださいね!
ちなみに 今回の記事(のスクリーンショット)で登場する本はこちら。TOEIC受験予定の方はぜひご覧ください!
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