2017よい仕事おこしフェアレポート

東京オリンピック・パラリンピックまで、いよいよあと3年! 
政府は2020年の訪日外国人観光客の目標人数を4000万人と設定しており、インバウンド事業はもちろん、市民レベルでの「おもてなし活動」も 今後 ますます加速していくでしょう。

本記事では、2017年8月22日、23日に開催された「おもてなし活動」を応援するイベント「2017“よい仕事おこし”フェア」の取材レポートをご紹介します!

“よい仕事おこし”フェアとは?

全国から約430の企業・団体が集まり、城南信用金庫主催の、最新技術や一押しの商品を紹介、展示するイベントで、今回6回目の開催になります。震災被災地の復興応援イベント、全国各地の特産品やグルメの販売、観光PRステージなど、楽しい企画が盛りだくさんで、大盛況でした!

johnanshinkin.jp

アルクも出展いたしました!

アルクは今年、「 おもてなし英語 」をテーマにさまざまな情報を発信しています。
ブースではホテルやレストランなど企業向けの「接客英語」に特化した、研修サービス「SMILE!」をご紹介。

「SMILE!」はショップ編、レストラン編、ホテル編の3つのテキストをベースに、受講生のリクエストをもとにカスタマイズしたロールプレイなどを通じて、現場で使える表現を習得できるプログラムです。

他にも「おもてなし英語」や企業、自治体の 取り組み を特集した、英語学習月刊誌『 ENGLISH JOURNAL 』9月号なども展示しました。

たくさんの方にブースにお立ち寄りいただき、スタッフ一同、 感謝 しています!

編集部厳選!おもてなしが熱い出展ブースをご紹介!

ギョーザだけじゃない!ジャズとカクテルの町、宇都宮

栃木県の宇都宮といえば、ギョーザが有名ですよね。
ところが最近はカクテルとジャズの街に変わりつつあるとこのことです。ブースでは「 宇都宮カクテル 」の試飲、販売、また、ギョーザとジャズ、カクテルの共通割引チケット「宇都宮餃(ぎょうー)ジャ・カ チケット」が、最近人気というお話を伺いました。チケットは市内34の宿泊施設で購入可能だそうです。

ギョーザを食べて帰るだけでなく、ジャズやカクテルも楽しんで、宇都宮にゆっくり泊まってのんびりするのもいいですね。

2020東京五輪のサーフィン会場、千葉県一宮町役場

千葉県一宮町はサーフィンが有名で、2020年東京オリンピックのサーフィンの競技会場に決定したそうです。実は2015年の世界トップレベルのサーフィン大会「Vans US Open Of Surfing 」で日本人として初めて優勝した、一宮町出身の大原洋人選手など有名な選手も輩出している町だそう。

サーファーには人気のスポットで、東京都内まで1時間ちょっとと都内まで通勤可能な距離なので、サーフィンのためにわざわざ移住してくる人も多いとか。

オリンピックに向けて、ますます注目の町です。

サバの水揚げ量6年連続日本一の町、銚子プラザホテル

銚子は実はサバの水揚げ量、6年連続日本一の町。毎年冬に開催の「銚子極上さば料理祭」では1尾700グラム以上の脂の乗った極上さばだけを使った料理祭が今年8回目を迎えます。

この 銚子プラザホテル のお客さまの大半は地元またはビジネス目的の方で、外国人旅行者はほとんどいないようです。ぜひ、極上サバを食べに立ち寄ってほしいですね。

 

三瓶山の大自然に囲まれた、源泉かけ流し温泉: 国民宿舎さんべ荘

島根県大田市の国立公園三瓶山の南麓の高台に建ち、霧の日本海が眺望できる 国民宿舎さんべ荘 は源泉かけ流しの温泉が自慢。また、味の良さで定評のある三瓶町産の特産 原木椎茸を贅沢に使い、さらに国産の「あごだし」を合わせた、美味しい万能和風だし『志学のおだし』を販売中。筆者もブースで試飲した後、購入しました! こちら 、さんべ商店で購入可能です。

近年は、太平山山頂で朝日を見ながら、おいしい朝ごはんを食べる「天空の朝ごはんin三瓶」ツアーを開催。イタリアのカリアーリコーヒー、ドイツパンや季節の三瓶野菜を使ったスープなどが堪能できます。この朝食がインスタ映えすると人気で、「 #天空の朝ごはん 」でインスタグラムで検索すると、素敵な写真がたくさんアップされていますよ。

 

歴史と地酒が魅力、ハリマ酒文化ツーリズム協議会・播磨広域連携協議会

兵庫県の播磨といえば、姫路城。白漆喰(しろしっくい)で塗られた城壁の美しさから白鷺城(しらさぎじょう)と呼ばれていますが、最近、大修復工事があり、さらに白く美しくなりました。旅行クチコミサイトの「トリップアドバイザー」では、「死ぬまでに行ってみたい世界の名城25」の第2位に入っています。

のぼり旗にも描かれているゆるきゃら、「もりりい」のモデルは日本一の酒豪で播磨出身の「母里太兵衛」。酒造好適米の山田錦を使った日本酒は個性豊かで香りもよく、口あたりもまろやかで絶品でした!

 

歴史と地酒が魅力、渋川伊香保温泉観光協会

群馬県の伊香保温泉には毎年1万人もの外国人観光客が訪れるそうで、半数は台湾からの旅行者だそうです。

伊香保の秋はお祭りが目白押しです。9月18日~20日は「 伊香保まつり 」も開催されます。10月24日~11月19日は紅葉のライトアップもされるそうです。秋の温泉旅行にいかがでしょうか?

推進 協議会">福岡へ行ったら、博多うどんを食べよう!福岡県観光 推進 協議会

 訪れる外国人旅行者は現在、韓国や中国からのお客さまが多いとのことで、 今後 、ヨーロッパからのお客様誘致に力を入れたいという福岡県。

アルクの勝手にお国自慢:福岡編 」でご紹介した通り、福岡のソウルフードは豚骨ラーメンでもなく、明太子でもなく、博多うどん!特に、ごぼう天うどんは うわさ 通り絶品とのこと。うどんの発祥の地と言われる、博多でぜひ食べてみたいです。

 

砂むし温泉だけじゃない!鹿児島県指宿市観光協会

以前、GOTCHA!の連載「 アルクの勝手にお国自慢:鹿児島編 」でも紹介させていただきました、筆者の故郷、鹿児島県指宿市のブースも出展されていましたので、立ち寄ってみました。鹿児島弁、懐かしい!

日本一早いマラソン大会「 いぶすき菜の花マラソン 」は2018年1月14日開催!現在参加者募集中です。

会場で遭遇した、ゆるキャラたちをご紹介!

会場内ではご当地キャラも会場を巡回していて、イベントを盛り上げていました。

石川県:ひゃくまんさん

以前、GOTCHA!の「 アルクの勝手にお国自慢:石川県編 」でも紹介した ひゃくまんさん 。おちゃめな動きで、華麗な回転ジャンプを見せてくれたり、想像より動きが機敏でした!

大田区:はねぴょん

区内にある羽田空港から「はね」を取ってこの名前がついた、 はねぴょん 。23区で銭湯の数が最も多い大田区ならではの、風呂桶ポシェットもかわいい!

伊香保温泉:いしだんくん、群馬県:ぐんまちゃん

 先ほど紹介した伊香保温泉の象徴は365段の石段。そこから名前を取ったゆるキャラ いしだんくん と群馬県のマスコット ぐんまちゃん がPRイベントに登場していました。

岐阜県多治見市:うながっぱ

うながっぱ は、「皿を割られたかっぱ様」という多治見の昔話が起源のキャラクター。多治見市の名物であるうなぎを好んで食べたかっぱということから、うなぎとかっぱのハーフのような外見をしています。

奈良県橿原(かしはら)市:さららちゃん

藤原京をつくった持統天皇の幼名「うののさらら」がモチーフの さららちゃん 。3年前にPRキャラクターに任命されたそうです。間近で見るとかなり迫力がありました!

熊本城:ひごまる

熊本城ブースにかわいらしく飾られていた「ひごまる」。今まで、国民的人気の「くまモン」の陰に隠れて、存在が薄かったそうですが、熊本地震後にじわじわと注目を集めているそうです。熊本城は現在、   復興寄附金 を募集しています。

 

オリンピックやワールドカップ関連のブースも多数!

2019年ラグビーワールドカップ組織委員会:日本全国で開催予定!

ラグビーワールドカップ2019は日本全国12カ所で44日間、開催されるそうです。ラグビーの発祥地の英国のお話もたくさん伺いました。伺った方はなんと、アルクの英語学習情報誌 『ENGLISH JOURNAL』 の読者だそう!

2年後に日本で開催されるラグビーワールドカップ。寄付も こちら で募集しているそうです。

PROJECT ">パラリンピックに向けてハンドスタンプを募集中!HAND STAMP ART PROJECT

HAND STAMP ART PROJECT は、病気や障がいを抱える子どもたちと、その子どもたちを応援する人たちの手形や足形を集めて、世界一の大きな絵を描き、2020年の東京パラリンピックに掲げることを目指しています。目標人数は10万人!

中学、大学、病院でのイベントを開催してハンドスタンプを集めています。ハンドスタンプにはサッカー選手なども参加しているそうで、会社のイベントなどにもぜひ活用していただきたいとのこと。

郵送でも参加できるそうなので、興味のある方は こちら からご参加ください!

外国人旅行者の多い飲食店に便利な翻訳サービス

飲食店メニューの多言語表示を可能にするサービス「おたすけ@Easy」

おたすけ@Easy はQRコードで読み込むと、多言語で飲食店のメニューを表示してくれる翻訳サービス。英語、中国の簡体語、繁体語、タイ語、韓国語などに対応。翻訳はネイティブスピーカーが行っているので、自動翻訳のようなおかしな訳ではなくきちんとした実用的なものだそう。英語だけではなく、観光客の多いアジアの旅行者に対応できるのがすばらしいですね!

  

最後に

初めて訪れた「“よい仕事おこし”フェア」。活気に満ちた会場で、たくさんの方に地方の特徴など興味深い話をたくさん伺うことができました。 

特に印象に残っているのは、各ブース担当の方々の抱負な知識。関心のなかった場所でも面白く、どの場所も「ぜひ行ってみたい」と思えるようになりました。 

アルクではGOTCHA!の連載「 アルクの勝手にお国自慢 」や「 おもてなし英語 」で地域活性化のお手伝いができればと思っています。社員の外国語教育スキルの向上でお困りの方はお気軽に こちら までご相談くださいませ。

文・写真・編集:GOTCHA!編集部 伊藤忍

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