今後 、中学校における英語の授業はますます「コミュニケーション重視」となっていきます。学校の授業も英語で行われるため、英会話に慣れていない子どもにとってはハードルが高く、英語嫌いになってしまう 可能性 もありますよね。
また、中学生くらいになると「将来、英語を話して世界で活躍したい」「洋楽を聞くようになって、英語をきれいに、スラスラ話せるようになりたい!」など本人がやりたい!と思う気持ちも前面に出てきます。
そこでおすすめなのが、自宅で気軽に学習できるオンライン英会話です。好きな時間に英語で話す機会を増やすことができ、もちろん学校の授業の予習・復習に充てることもできるので、部活で忙しい中学生にもってこいです。
今回は、中学生向けのコースを設けているオンライン英会話を3つご紹介したいと思います。
中学生にも英会話が求められる時代
少し前までは、中学生と言うと初めて英語の学習を始める時代で、基礎的なことが学べていれば(受験にさえ通れば)問題ありませんでした。授業の進め方も、アルファベットから始まって文法から単語、簡単な文章を読む段階までで、会話は「添え物」といった程度でした。
しかし、少しずつに英語を話せることに重きが置かれるようになり、また「日本人は英語が話せない」という自己認識もあって、授業でもコミュニケーション重視の方向へ変化していきました。
2018年に新指導要領の先行 実施 が可能となり、小学校3年から外国語活動が、5年からは教科としての「英語」がスタートします。中学生の授業は英語で行われることになっており、実践的な英語力がないと授業にさえ対応できない(何を授業で言われているのかさえ理解できない) 可能性 があります。
学校だけでは無理?
では、学校の授業だけで英語のリスニング・スピーキングができるようになるのでしょうか。もちろん、先生の教え方がうまく、授業も少人数できっちりコントロールされていれば、「スムーズに英語が話せる」子どもの数は増えることでしょう。
しかし、授業の質の良い学校、教え方の上手な先生に当たるとは限りません。そうでない学校や先生に当たってしまうと、中学校3年間が大きな機会損失にしかならない 可能性 があります。
また、どうしても先生1人に対して生徒複数という授業形態にならざるを得ませんから、実際にはそれほど英語を話さなければいけない状況に置かれるケースは多くないとも考えられます。
文部科学省や財界、政治家の鼻息は荒くても、実際には、学校だけで英語能力のすべてを担うのは無理があるのです。
オンライン英会話で英語の「練習試合」を
学校だけでは 厳しい となると、学校外で家庭がサポートする必要があります。
その際に 有効 なのが、オンライン英会話です。
パソコン越しに講師と英語でやり取りしますから、日常的に英語のリスニング・スピーキングを行う機会を持つことができます。毎月の料金も数千円からとなっており、変に学習塾に通わせるよりもよほどリーズナブルに英語を学ばせることができます。
英語しか話せない講師と会話をすることは、かけがえのないほど貴重な「英語の練習試合」の機会になるはずです。レッスン時間は短いもので20分程度と、それほど長くありません。しかし、多くのオンライン英会話は1対1ですから、学校とは違って話す時間も十分にありますよ。
中学生におすすめオンライン英会話
中学生向けのコースを設けているオンライン英会話を3つご紹介します。高校生以降にもスムーズに移行できますから、できれば長く続けたいですね。
今回ご紹介するのは、次の3つです。
- レアジョブ英会話
- リップルキッズパーク
- TalkingTime
レアジョブ英会話
レアジョブ英会話の特徴
- 中学生のレッスン向けにトレーニングを受けた講師陣
- 英検の二次試験対策もバッチリ
- 大学入試で求められる4技能(聞く・話す・読む・書く)の 強化
バランスよく4技能を向上させることが可能
レアジョブ英会話は、オンライン英会話業界の中でも最大手に属します。幅広い年齢層にサービスを提供しており、高い人気を誇ります。
中学生に必要な要素がそつなく組み込まれています。高校生や大学生になっても、スムーズに継続できる「懐の深さ」も魅力ですよ。
リップルキッズパーク
リップルキッズパークの特徴
- レベルが9段階と細かく分かれ、英検対策もあるので中学生にもうってつけ
- レッスンごとに要望を伝えられるので、文章の添削やテスト対策など柔軟に対応可能
- きょうだいで一緒にレッスンを受けられる(月謝は1人分)
カスタマイズにも柔軟に対応
リップルキッズパークは、日本で初めて子どもだけを対象にオンライン英会話サービスを提供したブランドです。フィリピン人講師を大量に採用することで、格安で英会話レッスンを提供することに成功しました。
決められたカリキュラムに沿って進むのが基本ですが、要望は可能なので、自分に合うようにレッスンをカスタマイズするのがおすすめです。宿題を見てもらったり、テスト対策してもらったりするのもよいでしょう。
TalkingTime
TalkingTimeの特徴
- レッスン内容が学習指導要領に沿っている。学校の予習・復習に最適
- 英語教授資格TESOLを 取得 した講師陣
- 受講予約は15分前までOKでキャンセル料もなし
学研グループが運営。学習指導要領に対応
学研のグループ会社が運営しているオンライン英会話です。中学生向けの教材やサービス提供で有名な学研が絡んでいるということで、信頼感が持てますよね。
質のそろった講師陣と、忙しい中学生に合わせられた授業システムがおすすめの理由となります。オンライン英会話の中で、ここまで中学生のことを考えてくれているところはそれほど多くありませんよ。
中学生におすすめのオンライン英会話[まとめ]
中学生が英語のリスニング力やスピーキング力を鍛えるためには、英語で直接人と話す機会を設けることが重要です。しかも、教科書に書いてある会話を「お勉強」の場で覚えて使うような機会ではなく、自分の意志を伝え、相手の意志を聞き取ってやり取りする生の機会が必要なのです。
そんな機会は、知り合いにネイティブがいなければ、なかなか生まれるものではありません。だからこそ、オンライン英会話をおすすめします。
インターネットの発達の恩恵を生かして、パソコン越しではありますが日常的に英語を使う機会を与えられます。講師は日本語が全くできない、あるいは片言程度のケースも多いですから、何かあれば必死になって英語で意志を伝えなければなりません。
この「必死」の経験を、子どもにどれくらい提供することができるか。実践的な英語力を身につけさせるには、こうした経験の量が鍵となるでしょう。
今回ご紹介したオンライン英会話サービスは、子どもが本当の意味で英語によるコミュニケーションをする、いい きっかけ になりますよ。
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GOTCHA! 編集部では30以上あるオンライン英会話を徹底的にレポートしています。選び方のポイントや各ジャンルでの代表的なサービスなどをまとめたこちらの記事をぜひご覧ください。
gotcha.alc.co.jp編集:GOTCHA!編集部 協力 : オンライン英会話ソムリエ