ビジネス英会話では、相手に行動を促したり許可を与えたりする際にも、短くて効果的なフレーズが役立ちます。連載「2語で伝えるビジネス英会話」の第2回では、「Go ahead.」を取り上げます。このフレーズは、進むべきときに相手を勇気づけるのに非常に便利です。さまざまな状況での使い方を見ていきましょう。
目次
今日のフレーズ「Go ahead.」
Go ahead.
どうぞ。
Go ahead.は、「どうぞ」という意味で、相手に何かを始める許可を示すか、行動を促す際に用いられます。このフレーズはビジネスシーンに限らず広く使われており、スムーズなコミュニケーションを促します。
「Go ahead.」の使用場面例
Go ahead.は次のようなときに使います。
- 会議で発言を促すとき
- 例えばエレベーターなどで、誰かが先に行くべきとき
- 誰かがあなたより先に行くのを待っているとき
似ているその他の表現との比較
Please proceed.
Go ahead.はカジュアルな状況に適していますが、Please proceed.はもう少しフォーマルな状況に適しています。「どうぞ進めてください」という意味です。
You’re welcome to start.
You’re welcome to start.は控えめな表現で、「始めていただいて構いません」と相手に行動の開始を促します。
その他
エレベーターで先に行くことを促す場合にはAfter you.という表現もよく使われます。また、「お先にどうぞ」というニュアンスではYou can go first.という言い方もあります。
Go ahead.の使い方実践例
Go ahead.の会話での使い方を見てみましょう。
A: Is it OK if I start my presentation now?
B: Sure. Go ahead.
A: 私のプレゼンテーションを始めてもいいですか?
B: もちろん。どうぞ。
A: May I add some comments?
B: Go ahead.
A: コメントを追加してもよろしいですか?
B: どうぞ。
このように、Go ahead.を使うことで、相手に対して行動を促すことができます。
使用上の注意点
Go ahead.は便利な表現ですが、非常にフォーマルなビジネスの場では、Please proceed.など他の表現が適している場合があります。
まとめ
Go ahead.は、ビジネス英会話で他人に行動を促したり、何かをする許可を与えたりする際に使用する簡単で効果的なフレーズです。ビジネスの場面で積極的なコミュニケーションを取りたいときに、このフレーズを活用してみてください。
【トーキングマラソン】話したいなら、話すトレーニング。
語学一筋55年 アルクのキクタン英会話をベースに開発
- スマホ相手に恥ずかしさゼロの英会話
- 制限時間は6秒!瞬間発話力が鍛えられる!
- 英会話教室の【20倍】の発話量で学べる!
SERIES連載
思わず笑っちゃうような英会話フレーズを、気取らず、ぬるく楽しくお届けする連載。講師は藤代あゆみさん。国際唎酒師として日本酒の魅力を広めたり、日本の漫画の海外への翻訳出版に携わったり。シンガポールでの勤務経験もある国際派の藤代さんと学びましょう!
現役の高校英語教師で、書籍『子どもに聞かれて困らない 英文法のキソ』の著者、大竹保幹さんが、「英文法が苦手!」という方を、英語が楽しくてしょうがなくなるパラダイスに案内します。
英語学習を1000時間も続けるのは大変!でも工夫をすれば無理だと思っていたことも楽しみに変わります。そのための秘訣を、「1000時間ヒアリングマラソン」の主任コーチ、松岡昇さんに教えていただきます。