「目覚ましが鳴る」は英語でなんて言う?寒さに負けない!朝につぶやく目覚めの英語表現

朝、アラームが鳴ったら止めて二度寝する・・・。寒い朝だとなおさら、掛け布団にもう一度くるまりたい。ダメです!遅刻してしまいます!ところで、「(目覚まし時計の)アラームが鳴る」は英語でなんと言えば?

何が鳴るかで英語はさまざま

日本語は「鳴る」「鳴らす」とほぼ一択のようですが、英語は「何が」によって単語が変わってきます。

(鐘が鳴る)chime
(警笛・クラクションが鳴る)honk
(おなかがグーグー鳴る)rumble
(心臓がどきどき鳴る)thump など

では、「目覚まし時計のアラームが鳴る」はなんと言えば?

答えはgo off。人に使うと「立ち去る」、食べ物に使うと「腐る」、爆弾に使うと「爆発する」というような意味になりますが、目覚まし時計に使うと「(突然)鳴る」となります。

My alarm clock didn’t go off this morning.
今朝、目覚まし時計が鳴りませんでした。

ところで「電話やドアベルが鳴る」の場合、動詞のringが使えます。このringは目覚まし時計にも使えます

The alarm clock is ringing in a room upstairs.
上の階の部屋で目覚まし時計が鳴っている。

「目覚まし時計が鳴って目が覚める」のように言う場合は、英語では「鳴る」を言わずに次のようになります。

I woke up to the alarm before dawn.
夜明け前に目覚ましの音で起きた。

朝に使えるそのほかの表現

まずは、朝にありがちな英単語を幾つか見てみましょう。

1.yawn あくび
2.sleep wrong 寝違える
3.oversleep 寝坊する
4.turn on ~をつける
5.turn off ~を消す
5.zip up ~(コートなど)のファスナーを上げる

それぞれの単語を使った例文を紹介します。

1.I stretched and yawned before getting out of bed, but I still felt sleepy.
ベッドから出る前に伸びをしてあくびをしたけど、まだ眠かった。

2.I have a stiff neck. I might have slept wrong.
首が曲がらない。寝違えたのかも。

stiff は、「(首などが)凝った」とか「こわばった」という意味の形容詞です。

3.Oh, I’ve overslept! Not again.
ああ、寝坊しちゃった!もうイヤ。

「またかよ!」とか「もうイヤ!」ってときに、Not again! 便利な表現ですが、使う機会は少ないに越したことはありませんね。

4.I turn on the TV and watch the weather report every morning.
毎朝、テレビをつけて天気予報を見る。

「つける」はturn on、では反対の「消す」は?

5.I turned the alarm off and went back to sleep.
アラームを切って、また寝た。

そうです、turn offを使います。鳴っているアラームを切るときにも使えます。二度寝は禁止です。

6.Zip up your down jacket. It’s freezing this morning.
ダウンのファスナーを閉め忘れないで。今朝は冷えるよ。

え?紹介されたものに寝覚めの良さそうな表現が少ない?でも、割と皆さんの現実を反映した表現ではないかと想像していますが・・・。いかがでしょう。

おすすめの記事

おすすめの本

「起きてから寝るまで」に使う英語表現をまとめた200万部突破の人気シリーズ、単語編の決定版。生活場面のチャプターごとに、単語、単語を用いたフレーズ、単語が出てくるダイアログを収録。付属のCD-ROMには英語と日本語の意味をすべて音声で収録。それも、「英語→日本語」「日本語→英語」の2パターンが用意されていて、聞くだけでさまざまなタイプの学習ができます。

山本高裕
文:山本高裕(ENGLISH JOURNAL 編集部)

高校の英語教師を経て、今は編集者として、ときに写真家として活動中。朝はそれほど苦手ではないですが、寒い冬より暑い夏の方が好きです。

英文校正:Margaret Stalker

トップ画像:Sarah Richter from Pixabay

語彙力&フレーズ力を磨く、おすすめの本

ネイティブと渡り合える、知的で洗練された英単語力。

本書は、アルクの『月刊ENGLISH JOURNAL』(1971年創刊~2023年休刊)に掲載されたネイティブスピーカーの生のインタビューやスピーチ、約300万語のビッグデータから、使用頻度の高い英単語300個を厳選し、一冊に編んだものです。

すべての英単語は日本語訳、英英定義、例文と共に掲載、無料ダウンロード音声付きで、読んでも聞いても学べる英単語帳です。また、難易度の高い単語をしっかり定着させるため、穴埋め問題やマッチング問題、さらに構文や使用の際に気を付けるべきポイント解説も充実しています。伝えたいことが明確に伝えられる、上級者の英単語力をこの一冊で身に付けましょう!

英語中級者と上級者の違いは、的確で、気の利いたフレーズ力!

50余年の歴史を持つ、アルクの『月刊ENGLISH JOURNAL』(1971年創刊~2023年休刊)に掲載されたインタビューやスピーチ約300万語というビッグデータの中から、頻出する英語フレーズ300個を厳選。日常会話やemail、SNSではよく使われているのに、日本人が言えそうで言えない、こなれたフレーズを例文と英英定義と共に収載しました(全音声付き)。

厳選した300種類の穴埋め問題&マッチング問題を通して、「見てわかる」のレベルから「自分でも使える」ようになるまで、しっかり定着させます。上級者への壁をこの一冊で打ち破りましょう!

難関大を目指す受験生が英単語を「極限まで覚える」ための単語集

大学入試などの語彙の問題は、「知っていれば解ける、知らなければ解けない」ものがほとんど。昨今の大学入試に登場する単語は難化していると言われており、文脈からの推測や消去法では太刀打ちできない「難単語の意味を問う問題」が多数出題されています。こうした問題をモノにして、周囲に差をつけるには、「難単語を知っていること」が何よりのアドバンテージです。

SERIES連載

2024 04
NEW BOOK
おすすめ新刊
観光客を助ける英会話
詳しく見る
メルマガ登録