英語学習サイト「Hapa 英会話」を主宰するジュン・セニサックさんは、大人気のブログやポッドキャスト、YouTube 動画などを通じて英語学習者をサポートしています。そんなセニサックさんに、アメリカで育った子供時代のこと、日本に滞在したときのこと、さらには7月に発売になったばかりの新刊『ネイティブが毎日使ってる 万能英会話フレーズ101』のことなどを伺います。
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イメージで言葉をマスターするとは?
自身にとって 4冊目となる新刊「万能英会話フレーズ 101」は、日々の会話で頻繁に使われる句動詞を厳選して集めたもの。使う人の年代や地域が割れてしまうイディオムやスラングとは異なり、句動詞は地域や年代に関わらず広く日常的に使われる「ユニバーサル=万能」な言葉です。イディオムのような目新しい言い回しではなく、ともすれば退屈になってしまう句動詞の攻略方法はイメージを理解すること。
“You are learning the core meaning of the verb, the preposition and the adverb so that when you’re having a conversation with an American person or a native speaker, you should be able to imagine in your head what that word means.”
動詞や前置詞、副詞の核となる意味を学んでいきます。そうすることで、アメリカ人や母国語話者と会話するときに、話されている語句が何を意味するのか、頭の中で想像できるようになるのです。
セニサックさんいわく、そのプロセスは「日本人が読めない漢字の意味を類推する過程と似ている」とのこと。確かに難しい漢字であっても、そのパーツ(漢字のへんやつくり)の意味を知っていると、その漢字自体の意味も想像できます。
単なる暗記ではなく、言葉のイメージを想像して句動詞をマスターすることを目指す新刊には、日本人英語学習者へのセニサックさんの熱い思いと工夫が込められているようです。
間違いを怖がるより楽しもう!
世界中の旅先でも人々との会話を楽しむセニサックさんは、英語は他の人々とつながるための方法にすぎないと強調します。
“English is really nothing more than a way for you to connect with other people. It’s so much fun, and I made so many friends from traveling because I could speak English, and the people there want to speak English with you. So have fun, it’s all about having fun. And that is my message to everybody listening or reading this interview.
英語は他の人とつながる手段の一つに過ぎません。楽しいことがいっぱいで、私は英語を話すことができたので、旅行をすることで多くの友達ができました、現地の人たちはあなたと英語で話したいのです。だから、楽しみましょう、とにかく楽しむことです。
大事なのは英語のレベルではなく、自分が誰であるかを伝えること、間違いを犯すことを恐れずに「楽しむこと」。これらを忘れないことが英語上達のポイント。セニサックさんは、今日も英語の楽しさを世界中の英語学習者に届けています。
Hapa英会話のJun先生が今本当に伝えたい英語！
ネイティブが毎日使っているのに日本人学習者がうまく使いこなせていない英会話フレーズ（Phrasal Verb）101個をご紹介。日常会話からビジネスまで、どんな場面でも使える「万能」英会話フレーズです。多様な意味を持つフレーズ満載で、グッと表現の幅が広がります！
インタビューはHapa英会話Podcastからも聞けます！
Jun 先生が「生きた英語」をお届けする大人気番組『Hapa 英会話』Podcastで、今回のインタビューを音声で聞くことができます！ぜひリンク先からどうぞ！English Journal特別インタビュー「Hapa英会話が生まれた理由」
取材・構成：知夏七未
「英語を学び、英語で学ぶ」学習情報誌『ENGLISH JOURNAL』が、英語学習の「その先」にあるものをお届けします。単なる英語の運用能力にとどまらない、知識や思考力を求め、「まだ見ぬ世界」への一歩を踏み出しましょう！
