英語でwant to ~ といえば、「~したい」という日本語が浮かびませんか?「want to ~」=「~したい」と覚えてしまうとマサカの事態に!?この記事では、Hapa 英会話を主宰する大人気の Jun 先生が、ネイティブが使う言い方をニュアンスの違いと共に解説します。英語の小さな疑問を解決して、英語を発信する力を付けていきましょう!
疑問:
「want to」=「したい」じゃないの?
「want to ~ 」=「~したい」と覚えていてはいけないのでしょうか。英語ネイティブは want to ~ をどのような場面で使うのでしょうか。早速、動画を見てみましょう。
答え:「want to」=「したい」ではありません
「want to」=「したい」という固定概念を持ってしまうと、ネイティブとの日常会話で「言った」「言わない」のすれ違いが生じる可能性があります。それでは、「?したい」だけじゃない、want toの意外な使い方を見ていきましょう。
want toの意外な使い方
多くのアメリカ人は、人に何か頼み事をするときに、 Can you ~? と同じニュアンスで Do you want to ~? と言います。例えば、友達に「ピザを注文してくれない」とお願いをする際、Do you want to order the pizza? と言います。「ピザを注文したいですか?」と尋ねているのではなく、ピザを注文をするようにお願いしているのです。
お願いされていることを知らずに Yes. と返事をしてしまったら、ピザは届けられず、その上、「注文してくれるって言ったじゃん!」と文句を言われてしまうかも。そんな事態にならないように、自分からもお願いするときの言い方を次の文で練習してみましょう。
Do you want to ~?(~してくれない?)
Do you want to order the beers while I find us a table?
私が空いている席を探している間に、ビールを注文しておいてくれない?
Do you want to pick up John? I’ll get Peter.
私はピーターを迎えに行くから、君はジョンを迎えに行ってくれる?
自分から「~しようか」と申し出をするときの言い方
自分から相手に 「私が?しましょうか?」と提案や申し出をするときには、Do you want me to~? と言います。例えば、友達に「ピザを注文しようか?」と尋ねる場合は、Do you want me to order the pizza? になります。多くのネイティブは、Do を省いて You want me to ?? のように言います。
Do you want me to make reservations?
予約を入れようか?
Do you want me to help you?
手伝おうか?
今回の英語の疑問解決はHapa英会話の ブログ で詳しく読めます。次回もお楽しみに!
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Hapa英会話とは
Hapa英会話 は、日米ハーフの Jun 先生が「生きた英語」を Podcast や YouTube を通して伝える英語学習サイト。教科書では教えてくれなかった実践的な会話から、文化を取り入れた多くの表現、知識、ローカル情報を紹介しています。
現在、YouTube にて登録者27万人を超える人気チャンネル「Hapa英会話」を配信し、 Twitter 、 インスタグラム 、メルマガや Podcast など、さまざまなメディアを通して多彩な英語学習コンテンツを提供中。毎年、日本各地で開催する英語セミナーも好評。著書に『Hip Talk LA』(DHC)、『Hapa英会話 ネイティブ感覚で話す英語フレーズ』(DHC)があります。
構成・編集:増尾美恵子
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