ENGLISH JOURNAL ONLINE

鬼コーチが教える!魂の英語スピーキング上達法【ブックレビュー】

英語スピーキング魂

「今までいろいろやってみたけど、スピーキングだけは苦手で」などとぼやいている方は必読。鬼コーチがびしびし鍛えてくれる、英語スピーキング本の登場です。1冊やり通せば、あなたの中に英語の魂が宿るはず!

鬼コーチによる英語スピーキング本が出た!

こんにちは!ライターの尾野です。

英語学習と言えば、やはりスピーキング。英会話が得意な人が、ペラペラと流ちょうに話す姿は、ホントにカッコいいですよね。

「あんな風になりたい!」と英会話本やアプリ、オンライン英会話など、さまざまなトレーニングに挑戦したけれど、どうも成果が出ない。そんな方に、ぜひ手に取ってほしい本『英語スピーキング魂!』を紹介します。

この本の著者は、学習院女子大学講師で、長年にわたって大学生や社会人にスピーキング指導を行っている冨田三穂(とみた みほ)さん。

彼女が主催するTOEIC スピーキングテスト対策セミナーは、なんと毎回満席。学習者思いの熱い指導から、「鬼Mihoコーチ」とも呼ばれる人気講師です。

鬼と聞けば、「鬼滅の刃」ファンとしては黙っていられません。

どんな鬼も、もともとは人間。英語の鬼になるには、きっと深い事情があったはず。

その謎を解き、ついでに自分のスピーキング力もアップさせたい。というわけで、早速本書を紐解いてみました。

「話す力」を伸ばす3つのトレーニング

そもそも、結構いろいろ頑張っているのに、なぜ私たちは英語を話せないのでしょう?反対に、話せる人たちはどんな練習をしているのでしょうか?

本書によれば、話す力を伸ばすには、次の3つのトレーニングが必要だそう。

INPUT(インプット):情報を入力する

INTAKE(インテイク):情報を取り込み、内在化させる

OUTPUT(アウトプット):情報を固定化させる(自動化を促す)

INPUT」は何となくわかりますよね。「OUTPUT」の「情報を固定化させる」というのは、「入った情報をいつでも取り出せるような情報にする」こと。

このふたつにくらべると「INTAKE」は耳慣れない言葉です。どういうことでしょう?

「入った」=「使える」情報ではありません。インプットの段階で入った情報を、脳内にさらに深く取り込んでいく(インテイクする)ことが必要です。より深い処理を通して、情報を長期記憶に内在化させるということです。(中略)「言えた」「言えなかった」という検証や気付きを伴うような練習がこれに当たります。

スピーキングの練習といえば、音読したり、リピーティングしたり、とにかく声に出すトレーニングをいろいろしてきましたが、そういう視点ではあまり考えたことがなかったかも。

そこそこ頑張っているつもりでしたが、私に欠けていたのはこれかもしれません。よし、この点を特に意識して、本書でのトレーニングを始めることにします!

「7つのメニュー」×「3つの学習モード」

本書は、「スマートに自己紹介する」「仕事相手を出迎える」など、10のUnitが掲載されています。

どのUnitから始めても構わないそうなので、自分が興味を持てそうなものから取り組んでみるとやる気が出そう。

Unitは「7つのメニュー」で構成され、さらにいくつかのSTEPに分かれています。ここは「メニューの順番通りに練習を進めてください」とのこと。赤で下線が引いてあります。鬼コーチがおっしゃることです。言われた通りにしましょう。

しかし、学習モードは自分に合ったものを選べます。

ライトモード:1日1時間

標準モード:1日2時間

チャレンジモード:1日3時間

意外と優しい・・・と思ったら、「ライトモード」でも1日1時間ですか。

でも、本気で話せるようになりたいなら、このくらいはやってみなくては。そしてまた、実際にやってみたら、細切れではありますが1日1時間くらいは学習できました。

お手本の音声は、専用サイトからダウンロードして入手しますが、スマホを使うなら、学習用アプリ「booco」が便利です。

本書のトレーニングでは、自分で話す英語を録音することもあるのでスマホが必須。お手本の音声を「booco」で聞けるようにしておけば、スマホだけで「聞く」「録音する」が完結します。

ぜひ、「booco」をインストールしておくことをおすすめします。

banner4

「Unit1」をやってみた

「理屈が(ほぼ)分かったら実践だ!」というわけで、早速「Unit1 スマートに自己紹介する」に挑戦してみました。

メニュー1 INPUT 全体像をつかむ

「Unit1」のテーマは「スマートに自己紹介する」です。

誌面1

まずは「INPUT」で、全体像をつかむところからスタート。

「STEP1」「STEP2」と、音声を聞いて、会話の内容をチェックします。

自己紹介といえば、スピーキング練習の鉄板中の鉄板。話すことは大体決まっていますよね。これなら何とかなりそうだと思いましたが、いざ聞き始めてみると・・・。

男女二人が話していますが、背景にざわざわした効果音が入っていて聞き取りづらい。人が多いところで話しているみたいです。

会話のスピードも速いし・・・、始めの方は自己紹介ではない!どうやら男性が席を間違えたようで、女性に対して謝っています。

その後、「飛行機の中は狭いですね」みたいなやり取りがあって、シカゴという地名が出てきました。シカゴ行の飛行機なのかしら?

他にもペラペラといろいろしゃべり、やっと最後に名前を名乗って、Nice to meet you. です。

なにこれ、自己紹介までずいぶんあるじゃないか!

ともあれ、「そこは私の席なんですが」とか「仕事です。シカゴに行きます」とかいう会話が聞き取れたので、「STEP1」「STEP2」は答えられました。

まずは本当にざっくりでいいんですね。

誌面2

ばっちり正解!やはり当たっているとうれしいです。

続いて「STEP3」へ。先ほどと同じ会話を聞いて、今度はスクリプトの穴埋めをします。

これがなかなか大変でした。「STEP1」「STEP2」で、ざっくり聞いている分には、そんなに難しい文ではないと思っていましたが、細かく聞き取ろうとすると穴ぽこだらけです。

音声には「Natural」と「Slow」の2種類があり、「Natural」が早いと感じる場合は「Slow」で練習してもいいそうですが、あの・・・残念ながら、私の耳にはあまり変わった感じがしません。

何とか埋めてみましたが・・・。

誌面3

この痛々しい感じを見てください。使ったシャーペンまで調子が悪く、こうなりました。

中盤あたり、よろよろした字で「13」と書いてあるのは、sardinesをthirteenと聞き間違えたから。

私だって、「なんでここで13?」と思いましたが、そう聞こえたのだから仕方ありません。

ちなみに、本書の解説によると、pack ~ like sardines で「~をすし詰めにする」という意味。直訳すると「~を(缶詰の)サーディンのように詰め込む」ということなのだそうです。

そういう知識がなければ、たとえsardinsが聞き取れても戸惑ってしまいそう。

飛行機で隣に乗り合わせた初対面の男女が、「すし詰めですね」と話し合っているシーンなんですね。

穴埋めがすんだら、全訳やキーワードも活用して、会話文全体の意味をしっかり確認します。

女性の名前はKatieで、シカゴへ出張に行くところ。飛行機に乗る機会が多いようです。男性は、シカゴ出身のRay。最近いとこがシカゴへ引っ越したため、手伝いにいくと言っています。

また、何カ所か、単語そのものは簡単ですが、「なんで今そんなこと言うの?」と引っかかったところがありました。これは、キーワードの解説を読んで謎が解けました。

例えば、Katieが突然boyと呼びかけるシーン。

私は「Katieの方がRayより年上ってこと?でも、Rayも声の感じからして大人だと思うけど。それにしても初対面で、『おい若者よ』的なこと言うかな」などとごちゃごちゃ考えていましたが・・・、これは単なる慣用表現でした。

boy まったく、やれやれ

「まったく、やれやれ」ですよ。

また、Katieが座席に座るシーンで、There we go.と言っています。主語がweですから、「Rayもいっしょに、せーの、で席を交代したのかな」などと思っていたら違いました。

There we go. ほらね、これでよし。

も~、そういうこと最初に言っといてくれないと。ともあれ、簡単な単語や文でも、日常会話の中では別のニュアンスになることがあるんですね。これは、たくさんの英語に触れて覚えるしかないかもしれません。

さて、これでやっと「STEP3 空所補充と意味の確認」が終わりました。

続いては「STEP4 リピーティングで、音を脳にインプット」。

スピーキング練習の王道ともいえるリピーティングです。目的は、「音を脳にインプットすること」。

英文の後にポーズ(間)のある音声が用意されているので、このポーズのところで声に出して言う練習です。中学時代からおなじみのあれですね。なんだか懐かしい感じ。

しかし、本書の場合は、目標とするレベルと繰り返す回数が半端ではありません。

コーチからは「音源と同じ発音、リズム、イントネーションで完全リピートできる状態を目指しましょう。」という厳しいお言葉が。

そして、回数は最低でも10回!

練習回数は多ければ多いほどよいですが、まとめてやる必要はありません。(中略)ただ、リピーティングだけは必ず規定の回数行いましょう。全ての基礎となる練習で、競技や筋トレでいうところの最初のストレッチのようなものなのです。やらないとケガしてしまいますよ!

子どもでもやっているあのトレーニング方法が、そんなに大事だったとは・・・。

私もケガはしたくないので、かなり真面目にリピーティングを繰り返しました。発音やイントネーションはもちろん、話し手の声のトーンや表情までまねて練習していたところ、8回目で不思議な変化が起こりました。

お手本の音声が急にゆっくり聞こえるようになったのです。

この本の音声には「Natural」と「Slow」の2種類があり、私は「Natural」で練習していましたが、いつの間にか間違えて「Slow」を再生していたのではないかと思ったほどです。

スマホをチェックしてみましたが、音源はやっぱり「Natural」。

でも、最初のころより確実にゆっくり聞こえます。英語の音に耳が慣れたのでしょうか。聞き取れる音域が広がったような感じです。これはうれしい!

メニュー2 INTAKE 「正確さ」を高める

気分もよくなったところで、さらなる「INTAKE」に挑戦。「正確さ」を高める練習です。

まずは「STEP1 」の音読から。

音声は聞かず、英文を見ながら声に出して読む練習です。

あれ、意外と地味だな・・・と思いませんか。せっかくリピーティングで「私できる」感を味わったので、もっとかっこいい、それっぽいトレーニングをやりたいところなんですが・・・・。

しかし、この音読も、中学生が教室で先生に指名されて、いやいややるアレとは違います。

コーチから、わざわざこのような注意書きが。

・発音、リズム、イントネーションに注意して、登場人物になりきって、自力でセリフを再現するつもりで行いましょう。

おお~、先ほどのリピーティングで、声のトーンまでまねて練習したことが、ここへきて生きてきます。

こちらも、指定されたトレーニングの回数は10回。やっているうちに口が痛くなってきました。

音読を10回やったら、スマホで自分の音声を録音してみます。

ちょっと恥ずかしいのですが、やってみるとやはりいろいろな発見がありますね。

私の場合、お手本と比較すると、発音やイントネーションの違いもありますが、やけに気合が入って明るくハツラツとしている感じです。ちょっと無理しているというか。

お手本はもうちょっと、ぼそぼそ話している感じ。思えば初対面の大人どうし、それもたまたま居合わせた者どうしですから、そんなに和気あいあいとした雰囲気にならないのももっともです。

続いて、「STEP2」。「リード&ルックアップ」に挑戦します。

この「リード&ルックアップ」という練習法、聞いたことはあるような気はしますが、ちゃんとやるのは初めてかもしれません。

1.英文をスラッシュの位置まで声に出して読みます(リード)。

2.読み終わったら英文を記憶し、顔を上げます(ルックアップ)。

3.顔を上げたまま、記憶した内容を発話します。

要するに、英文を記憶して言ってみるわけですね。難しいかなと思いましたが、意外とできます!

これも、リピーティングと音読を、指示通り、きちっとやってきた成果かも。

メニュー3 INTAKE 「流暢さ」につなげる1

INTAKE」の練習は、まだまだ続きます。しかし、練習方法が次々と変わるので、意外と飽きません。

今度は「STEP1」。「 リプロダクション」に取り組みます。やり方はこちら。

1.音声を聞きながら意味を思い浮かべます。そして、それを脳内に一時的にとどめます。

2.ポーズの部分で、1で脳内に一時的に保持した英文の意味を思い浮かべながら、英文を声に出します。

ポイントは「英文を見ない」というところ。音声だけを頼りにする練習法です。

先ほどのリピーティングや音読でも、単語を一つひとつ見ながら声に出していたわけではないのですが、厳密に「英文見ちゃダメ」という状態になると、かなり文字情報に頼っていたんだなと実感します。

実際に会話するときにはもちろんスクリプトはないのですから、音声だけでこなせるようにならないといけませんね。

つまずいたところは音読に戻り、やり直し。口先だけでしゃべるのではなく、ゆっくり自分の頭と体に英文をしみ込ませるように、意識してやってみました。

続いて、「STEP2」で「オーバーラッピング」。

英文を見ながら(英文を見ていいありがたさが身にしみる!)、音源にぴったりと合わせて発話する練習法です。

ときどきはお手本とピタッと重なることもありますが、なかなか難しい。

コーチからのアドバイスはこれです。

・うまく音源に乗れない部分は、リズムの脳内インプットがまだされていないということです。その部分だけリピーティング20回の後、音読20回してみてください。

ひー、この人やっぱり鬼やあ~!

しかし、できなかったところだけやり直せばいいので、リピーティング20回、音読20回をやっても、30分くらいで済みました。

あれこれ文句を言う暇があったら、とにかく声に出してみるべきですね。

メニュー4 INTAKE 「流暢さ」につなげる2

トレーニングはまだまだ続きます。「メニュー4」も「INTAKE」。

ここではまず、英文を見ながら3回シャドーイング。続いて、英文を見ずに(!)シャドーイングします。なんと10回。

このトレーニングにも、大事なコツがあります。

これまでの練習でだんだんと英文を覚えてきてしまいますが、ここでは記憶から出さないことを徹底してください。あくまでも、「聞こえてきたものを再生する」です。「耳で音をキャッチ→意味を同時に理解→脳内に一時保持→少し遅れて再生」を守ることが最も重要です。

最も重要なのか。でも・・・と思ってしまいますが、日本語なら確かにこのくらいの長さの文は覚えられるはず。

耳と口に神経を集中させて取り組みます。眉間にしわが寄って、「鬼の形相」になってきているかも。

最後は「仕上げ練習」です。

英文を見ながら音読して録音し、「メニュー1」のときの比較してみます。やってみると、「我ながら、やっぱり確実に進歩してる」と思えてうれしい!それと同時に「お手本とはまだまだ差があるな」とも感じます。

「仕上げ練習」にはもうひとつ、「ストーリーテリング」があります。

会話の内容を誰かに説明するつもりで、要約して話してみる練習で、時間は10分。

家族や友だちに「この間、電車の中でこんな人がいてね・・・」と話したりすることってありますよね。あの要領です。

日本語なら何でもないことなのに、英語でやろうとするとやはり難しい。

中学生みたい(中学生以下かも)なたどたどしさで、最後は赤面しつつ練習を終えました。10分続けるのはとても無理。5分くらいで終わってしまいました。

「ライトモード」をやり終えて

私が挑戦した「ライトモード」では、練習はここまで。

「これでもほんとにライトですか?」というくらい大変でしたが、「標準モード」「チャレンジモード」だと、さらにロールプラクティスやセリフの一部を入れ替える練習に挑戦します。

大変そうですが、「ライトモード」を終えた実感としては、「やればできるんじゃないかな」という気がします。

これまで、何十回も練習してきたので、自信というほどでもないですが、「たぶんできる」という見込みが立つ感じです。

我こそはと思う人は、ぜひ「標準モード」「チャレンジモード」に挑戦してみてください!

やっぱり「順序と量」が大事

一通りトレーニングを終えてみて思ったのは、トレーニングはやはり「順序」が大事だということです。

まずは、中学生もやっているリピーティングや音読に何十回も取り組み、リズムや発音、イントネーションをしっかり身に付けること。シャドーイングやオーバーラッピングはそのあとです。

シャドーイングやオーバーラッピングは、やってみると楽しいですし、なんだかカッコいい。つい先走ってやりたくなってしまいますが、それは「英語を話せる」という気分を味わっているだけ(私の場合は、です)。

リピーティングや音読が足りないと、先へ進んでも結局戻ってくることになります。

反対に、リズムや発音、イントネーションがしっかり身に付いていれば、難しそうに思えたリプロダクションなども意外とこなすことができました。

さすが、鬼コーチが考え抜いた練習メニュー。順番通りに進んでいくと、同じスクリプトを何十回も繰り返すことになり、英語が身体にしみ込んできます。

この「順序と量」こそ、本書の要かもしれません。

スピーキングは魂だ!

もう一つ、一連のトレーニングをやってみて面白かったのは、何度もスクリプトを繰り返すうちに、だんだん登場人物の気持ちや背景まで思いをはせるようになったこと。

Katieは、出張の多いキャリアウーマンかな?ちょっと疲れている感じもします。飛行機に乗り込んでほっとしたら、自分の席に人が座っている・・・。

国民性や個人の性格による違いもあると思いますが、どんな人でも一瞬、「どう声を掛けようか」と考えるのではないでしょうか。

もう一方のRayも、のん気に座席に座っていたら、席を間違えていると指摘されたのです。ドキッとしますよね。

彼も「しまった」「恥ずかしい」など、一瞬のうちにいろいろ考えたはず。相手は怒っていないようですが、気を遣うでしょう。Rayのセリフに、umとか、uhとかが多いのは、そのせいではないでしょうか。「えーっとあの・・・」と、何とか言葉をつないでいるのだと思います。

Katieもその気持ちが分かったのか、There we go.(ほらね)、You can say that again.(分かります)と、フランクな感じで会話を続けます。

うー、あー、と言いよどんだり、「あの」「ほらねぇ」と言葉をつないだりする、そういう何気ないところに、その人の気持ちや個性があらわれている。言葉そのものには大した意味はなくても、二人がお互いに会話を続けようとしているところに大きな意味があるんだと思えてきました。

本書では、何気ないつぶやきも含め、とにかく聞こえてくる音をそのまま声に出すことを求められますが、そのトレーニングの意義も分かった気がします。

こういう、いわばおまけのような部分こそ、その人の個性や感情を伝えるもの。それなくしては会話は成り立たない。「しゃべる」というのは、文と文ではなくて、人間と人間がしゃべっているんだ。人間と人間の魂がしゃべっているんだ。

ちょっと大げさかもしれませんが、そんな気持ちになりました。

まさに本書のタイトルの通り、「スピーキングは魂なんだ!」と思いました。

まとめ

最後にもう一つ。

この本のトレーニング法のよいところは、とにかくやるしかないし、やれば必ず、やっただけの変化があるところです。

頭のよしあしや、「できる、できない」、「分かる、分からない」は関係ありません。とにかく「やる」。これのみです。「やらない」という選択肢はないのです。・・・ちょっとコーチの影響を受けて鬼化してきたかもしれませんが。

仕事などで忙しいときでも、なんとか時間を見つけて、ひとまずやってみる。すると、「英語を聞くこと」「声に出すこと」に集中するので、仕事に関する煩わしいことを一時忘れることができ、却ってスッキリしました。

これまでのスピーキング練習で、今ひとつ成果を感じられなかった人。仕事や家事などで忙しく、なかなかトレーニングができない人。そんな人にこそ、チャレンジしてほしい本です。

「鬼Mihoコーチ」は、やっぱり、スピーキングへの熱意にあふれた、優しく頼りになる鬼でした。

 

banner2

ENGLISH JOURNAL ONLINE 編集部

尾野七青子都内某所で働く初老のOL兼ライター。