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「face the music」ってどういう意味?【ドラマで英語】

「face the music」ってどういう意味?【ドラマで英語】

映画やドラマは生きた英語の宝庫。おすすめ映画・ドラマから、ちょっとおしゃれですぐに使える英語表現を毎回一つ紹介します!今回はドラマ「SUITS」から、「face the music」の使い方について解説します。

今日のおすすめ表現

face the music

今回のフレーズは、直訳すると「音楽に向き合う」。なんとも快適な状況を想像してしまいますよね。

でも実際の意味は、「不快な状況や困難に向き合う」とか、「自分が招いた好ましくない結果をいさぎよく受け入れる」などの意味があるイディオムです。

表現の出どころ

前回は、ドラマ「SUITS」のシーズン1、エピソード1「弁護士の条件/プロボノ 前編」からでした。今回はこの続き、エピソード2「弁護士の条件/プロボノ 後編」から選んだフレーズをご紹介します。

弁護士の条件

弁護士の条件

  • パトリック・J・アダムス
Amazon

「SUITS」は、2011年から2019年までアメリカで放送されていたドラマです。日本では現在、ネットフリックスやHulu、Amazonプライムビデオなど、複数のオンデマンド・サービスでも見ることができます。

イギリスのヘンリー王子と結婚したメーガン妃が、女優だったころにメインキャスト(レイチェル・ゼイン)として出演し、出世作になった作品でもあります。

2017年にヘンリー王子と婚約、2018年に結婚して英国王室のメンバーとなったメーガン妃は、2018年に放送されたシーズン7のエピソード16(同シーズン最終エピソード)を最後に、同番組からも、女優業からも、「卒業」しました。

ちなみにこのドラマ「SUITS」は、日本でも織田裕二主演のリーガル・ドラマ「SUITS/スーツ」としてリメイクされています。ですのでそちらを知っている、という人もいるかもしれませんね!

www.fujitv.co.jp

韓国でもリメイクされたそうですよ。

kandera.jp

表現の使い方

前述のとおり、今回ご紹介するフレーズ「face the music」は、シーズン1、エピソード2「弁護士の条件/プロボノ 後編」からのフレーズです。

マイク(パトリック・J・アダムス)は、ハーバード大学ロースクール卒であると経歴を詐称して、ハーヴィーの下で働いています。

そんなマイクはある日、ハーヴィーを敵対視しているパートナー弁護士のルイス・リット(リック・ホフマン)から、抜き打ちで薬物検査を受けるように言われます。

一緒に検査室に向かう間にルイスはマイクに対し、自分のいとこがハーバードで君と同期のはずだが、いとこは君のことを知らなかったよ、と疑わしそうに話します。

なんとか切り抜けたマイクでしたが、ルイスは薬物検査を受けることを促すように、こう言います。

Time to face the music.
困難に向き合うときが来た。

薬物検査の結果は芳しくないだろうと思っているかのようなこのせりふから、ルイスがいかにマイクを疑っているかがわかります。

実は、ルイスはまったく知らなかったものの、このときマイクが手にしていたブリーフケースには、マリファナがぎっしりと詰まっていたのでした。

まとめ

今回は、「困難に向き合う」や、「自分が招いた好ましくない結果をいさぎよく受け入れる」といった意味のあるフレーズface the musicをご紹介しました。

ちなみに、今回取り上げたドラマ「SUITS」のシーズン1エピソード1とエピソード2のタイトルにある「プロボノ」は、英語でpro bonoとつづり、法律事務所などが社会貢献の一環として無料で請け負う案件のことです。

アメリカ法曹協会(American Bar Association)は、国内の法律事務所に対し「年間50時間を無料の法律相談に費やすべき」と推奨しているため、弁護士が主役のリーガル・ドラマでも、この「プロボノ」という言葉はよく出てきます。覚えてくださいね。

それから、American Bar AssociationにはBarという言葉がありますが、これはお酒が飲めるバーとは関係ありませんのでご注意ください!もともとは法廷内の手すりを指しており、そこから、裁判所や弁護士業を意味するようになりました。

松丸さとみ

松丸さとみフリーランス翻訳者・ライター。学生や日系企業駐在員としてイギリスで計6年強を過ごす。現在は、フリーランスにて時事ネタを中心に翻訳・ライティング(・ときどき通訳)を行っている。訳書に『LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる』(日経BP)、『限界を乗り超える最強の心身』(CCCメディアハウス)、『FULL POWER 科学が証明した自分を変える最強戦略』(サンマーク出版)などがある。
Blog:https://sat-mat.blogspot.jp/
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