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英語学習におすすめのアニメ作品はこれ!自分に合った方法で楽しく学ぼう

英語学習におすすめのアニメ作品はこれ!自分に合った方法で楽しく学ぼう

子どもの頃に、そして今も親しんでいるアニメは、英語学習に利用するのにうってつけ!実際にアニメを見ながら楽しく学ぶ方法を、おすすめ作品と一緒にご紹介します。

アニメはなぜ英語学習に向いている?

前回の記事はこちら!

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では、学習を始めてみましょう!

ここではあえて、英語上達を最優先に追求した場合のおすすめの学習方法を紹介します。大きなコンセプトとしては、1話分のアニメから絞り取れるだけ吸収してしまうのがおすすめです。次の手順を軸に、自分に合ったやり方(楽しく続けられることも大事!)に調整していくのがよいと思います。

英語のみで繰り返し見る!

何度も繰り返し見ましょう。英語音声と英語字幕が付いている前提ですが、まず、英語音声のみで1回見てみましょう。内容を知っているものであれば、音声のみでもかなり付いていけるはずです。

なぜ最初に最もハードルの高い、英語音声のみで視聴するかというと、最初から英語音声+英語字幕にすると、どうしても字幕が音声に勝ってしまうからです。どういうことかというと、アニメを見ているとき、字幕を目で追いながら「うんうん、聞こえるぞ」と思っても、試しに字幕をオフにしてみると・・・、字幕が表示されているときは聞き取れていると思うのですが、消した瞬間、「あれ?なんかゴニャゴニャ速くて聞こえないぞ?」となってしまいます。これは目で認識した情報を耳で認識したと、脳が勘違いをしている状態だからです。というわけで、音声のみで1、2回、しっかり音に意識を向けてアニメを楽しみましょう。

発音をまねしてみる!

次は英語音声を英語字幕で確認です。「うっそ、こんなこと言ってたの?」というところは止め、発音をまねしてみましょう(前述しましたが、通常の英語字幕はオリジナルの音声を読める分量で翻訳しているため、英語の吹き替えとは一致しないことがほとんどです。できればクローズドキャプションを使いたいところです)。

さて、アニメのキャラクターと同じように感情を重ねて言うと、発音も上手にできたりします。イントネーションや緩急、英語独自の音などは、感情を込めることで自然と表現できるからです。ぜひ自身の声を録音して、同じ雰囲気で言えているかを確認してみましょう。すらすら言えるようになった箇所は、次からしっかり聞き取れるようにもはずです。

自分語録を作る!

最後に、使えそうなフレーズは欠かさずメモして、自分語録を作ります。いつでも復習に使えるようにしておきましょう!

以上は「がっつり学習」が目的の場合です。嫌になってしまったら元も子もないので、時には難しく考えず、とにかくガンガン見るのもよし、です。「アニメで楽しく勉強しよう」が本来の目的。気負いすぎて楽しさを失わないように!

リチャードさんのおすすめ

見たいものを見るべし!

結局は、自分がいちばん見たいもの、楽しんで見られるものが最適です。ここまでの内容を踏まえて3作品を紹介します。

賭ケグルイ-Kakegurui(2017)

ギャンブルの強さがモノをいう学園が舞台。やや現実離れした展開でありながら、お金の話だったり、イカサマの仕組みだったり、ビジネスにも通じるような表現や言い回しがたくさん出てきます(ビジネスとイカサマを一緒にしては駄目ですが)。英語レベルは高めですが、英語はロジックを説明するのに最適な言語のため、体系立てた物事の説明の仕方も学べます。そして本作は今まさにとても勢いのある作品なので、話題としてトレンドに乗りたい人もぜひ見ておきたい作品です。Netflixで配信中。

ワンピース-ONE PIECE(1999-)

海賊王を目指すルフィが主人公の海洋冒険ロマン。誰もが名前は知っている国民的、世界的アニメ。元気いっぱい、笑いありのストーリーで楽しく見られる一方、ジーンと心に響く名セリフが多いです。リーダーシップあふれる主人公とそれをサポートする仲間たちは、会社経営に例えられることも多く、現実世界になぞらえても勉強になること多数。単行本は日本国内で累計4億冊以上発行されていて、読んでいる人は内容を把握した上で英語表現に専念できるのが二重丸です。Amazon.co.jpなどで海外版を購入可。

おさるのジョージ-Curious George(2006-)

ほかの多くのアニメ作品と毛色が違い(おさるだけに)申し訳ないのですが、これはおすすめです。子ども向けの海外アニメのため、最初に覚えるべき、生活に欠かせない単語や表現がたくさん出てきます。大人が使うには表現が幼稚過ぎる?そんなことはありません。このアニメは英語のタイトルどおり、curious(好奇心旺盛)なジョージが、人間社会でいろいろなことに首を突っ込んで社会勉強をしていく話のため、毎話バリエーションに富んだシチュエーションがうまく盛り込まれています。さらにジョージはおさるなので話せません。身ぶり手ぶりで人とコミュニケーションを図る姿から、コミュニケーションに最も大切な「伝えようとする姿勢」が学べます。「英語が通じなかったらどうしよう」などという不安も、ジョージを見ると一気に解消してしまうでしょう。NHK Eテレで放送中。

※本記事は『ENGLISH JOURNAL』2021年8月号特集の内容を再構成したものです。 

リチャード川口

リチャード川口RK English School 校長。カナダ生まれ。オーストラリア、アメリカ、日本育ち。 学校の運営をはじめ、企業での研修、テレビやラジオのメディア出演、番組制作、小学校から大学など、さまざまな教育機関とのコラボを通じて英語学習に新しい風を起こす。 著書に『 CD BOOK バンクーバー 発音の鬼が日本人のためにまとめた ネイティブ発音のコツ33 』(明日香出版社)、『 MP3 CD付き バンクーバー発!発音の鬼が日本人のためにまとめた ネイティブ発音のコツ〈話せる編〉』(明日香出版社)、『 MP3 CD付き バンクーバー発!英語の鬼が教える 本気でイケてる英語表現33 』(明日香出版社)、『 発音記号キャラ辞典 』(KADOKAWA)がある。
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