オンライン英会話の先生に「こんなとき英語でなんて言う?」と聞いてみました。今回のテーマは「激怒する」。"angry"を使いがちですが、それ以外の表現を学んでみましょう。
問題
次の会話の( )に入る英文はなんでしょうか?和訳を見ながら考えてみてください。
A: Did you really smash all his plates?
彼の皿を全部たたき割ったってホント?B: Yes, ( )
うん、マジで怒ってたからね。
解答例
「激怒する」にはいろいろな表現がありますが、オンライン英会話「OKpanda」では、こんな表現が学べます。
I was hopping mad.
“mad”は“angry”と同じような意味で使われますが、“angry”と比べると、怒りがより外に現れているニュアンスがあります。つまり心の中に抑えきれないほどの強い怒りを表しています。“hop(ping)”は「ぴょんぴょん飛ぶ」という意味で、“hopping mad”は飛び上がるほど怒っているイメージです。ちなみ“boiling mad”(頭が沸騰しそうなくらい怒っている)という表現もあります。
「激怒する」には、他にもこんな表現が
「激怒する」には、上で紹介したもの以外にも、いろいろな表現がありますので、あわせてご紹介。オンライン英会話「OKpanda」の先生が教えてくれました。
Tamara先生
- I blew a fuse.
- I hit the ceiling.
- I lost my temper.
原文:When you are very angry, you can say that you are “hopping mad”, or that you “blew a fuse” or “hit the ceiling”. When you “lose your temper” that means that you couldn't stay calm anymore and control yourself, so you said something to show how angry you are.
Steffi先生
- I was furious.
- I was annoyed.
- I lost it.
原文:“I was furious.” means that a person was very angry. “I was annoyed.” means that something bothered a person a lot, and the person felt uncomfortable to the point of feeling angry.
Melissa先生
- I was really pissed off/pretty pissed.
- I was feeling hot under the collar.
- I was fuming.
原文:They all have similar nuance. “hot under the collar” and “fuming” have the image of flames. In imagery, we often show angry people with a red face or flames coming from their highs or from around their collar. Smoke might be coming from their ears (fuming).
Tracy先生
- I was so angry / livid.
- I was beside myself.
- I was peeved.
原文:“I was hopping mad.” refers to how angry or livid you are. It refers to emotions that you have. If you are beside yourself with a particular feeling or emotion, it is so strong that it makes you almost out of control. “I was peeved.” is a slang term also referring to being angry.
まとめ
“angry”は怒りを表す汎用性の高い形容詞ですが、「どういう風に怒っているのか」、「どのくらい怒っている」が伝わりにくい単語でもあります。
「怒り」を表す単語やフレーズのニュアンスの違いを知ることで、より細かく相手の気持ちを知ることができます。“I’m~”で表せる「怒り」の表現を少しご紹介します。
upset / offended
気分が悪い程度の怒り
annoyed / bothered / irritated
イライラする怒り
mad / livid / furious/ fuming
爆発するほどの怒り
それぞれのニュアンスの違いを覚えておけば、相手が「どのくらい怒っているのか」を理解することができます!“I’m furious.”や“I’m fuming.”と言っている人がいたら、とにかく近づかないようにしましょう。
最後に、自分が原因で相手を怒らせてしまったときに使える謝罪フレーズも、念のためご紹介します。
I am really / so / genuinely sorry for~.
~ついては本当にすいません。
It is my fault.
すべて私の責任です。
I sincerely apologize for~.
~について心からお詫び申し上げます。
【トーキングマラソン】話したいなら、話すトレーニング。
語学一筋55年 アルクのキクタン英会話をベースに開発
- スマホ相手に恥ずかしさゼロの英会話
- 制限時間は6秒!瞬間発話力が鍛えられる!
- 英会話教室の【20倍】の発話量で学べる!
SERIES連載
思わず笑っちゃうような英会話フレーズを、気取らず、ぬるく楽しくお届けする連載。講師は藤代あゆみさん。国際唎酒師として日本酒の魅力を広めたり、日本の漫画の海外への翻訳出版に携わったり。シンガポールでの勤務経験もある国際派の藤代さんと学びましょう!
現役の高校英語教師で、書籍『子どもに聞かれて困らない 英文法のキソ』の著者、大竹保幹さんが、「英文法が苦手!」という方を、英語が楽しくてしょうがなくなるパラダイスに案内します。
英語学習を1000時間も続けるのは大変!でも工夫をすれば無理だと思っていたことも楽しみに変わります。そのための秘訣を、「1000時間ヒアリングマラソン」の主任コーチ、松岡昇さんに教えていただきます。