「お願いだから〜して」をpleaseを使わずに英語で言うには?【映画で英語】

映画で英語

映画は生きた英語の宝庫。おすすめ映画から、ちょっとおしゃれですぐに使える英語表現を毎回1つ紹介します!

今日のおすすめ表現

Be a dear and …

今回は、pleaseという言葉を使わずに、親しい人にお願いしたいときに使える表現です。“Be a dear and ...”の他にも、“Would you be a dear and ...”という言い方もできます。

“...”の部分には「何をしてほしいか」が入ります。例えば、

Would you be a dear and open the door for me?
お願いだから、ドアを開けてくれない?

という感じです。

表現の出どころ

“Be a dear and ...”という表現は、『クレイジー・リッチ!』(原題:Crazy Rich Asians)で使われています。2018年公開のこの映画は、メインキャスト全員がアジア系。ハリウッド映画でそのような作品は、1993年の『ジョイ・ラック・クラブ』以来初めてだそうです。なんと25年ぶり!

クレイジー・リッチ!(字幕版)

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主人公は、生粋のニューヨーカーであり、大学で経済学を教える中国系アメリカ人のレイチェル(コンスタンス・ウー)と、その恋人のニック(ヘンリー・ゴールディング)。ニックの親友コリンの結婚式に出席するため、2人は初めて、ニックの故郷であるシンガポールへと向かいます。そこで、ニックが実はシンガポールで知らない人はいないほどの大金持ち一家の御曹司だったことを知り、レイチェルはびっくり。

しかし、シンガポールに到着すると、独身でお金持ち、さらにイケメンのニックの恋人ということで、レイチェルは社交界やニックの元カノから嫉妬され、激しい嫌がらせをされます。さらにニックの母親エレノアからも、ニックの恋人として認めてもらえません。2人の恋の行方はどうなるのでしょうか!?

ニックの母親役は、1997年にボンドガールを演じたミシェル・ヨー。相変わらずの美しさです。他にも、アメリカやイギリスで活躍するアジア系スターがたくさん出ているので、キャストの中に「何かの映画/ドラマで見たことある!」という顔ぶれがそろっていると思います。

これまでアジア系俳優はハリウッドで活躍の場が限られており、なかなか役に就けないと言われていたそうです。ところがこの作品の成功のおかげで、出演者たちは仕事がたくさん舞い込むようになったとか。この作品は同時に、他のアジア系俳優にも道を切り開いたと言われています。

表現の使い方

今回の表現は、ニックの母親(エレノア)が使います。

エレノアは コリンの結婚パーティーで 、ニックのいとこアリステアがキティー・ポングと踊っているのを見て、自分のおい(ニックのいとこ)オリバーにこう言います。

Be a dear and take care of that.
お願いだから、あれをなんとかして。

というのも、キティー・ポングはお金目当てにアリステアと付き合っているから、エレノアは2人を別れさせたいのです。このTake care of that.”は、「別れさせろ」を婉曲的に言っています。

“dear”はよく呼び掛けでも使われ、「いとおしい人」「大切な人」などの意味があるのは皆さんご存じの通りです。

“Be a dear”は、そのまま訳せば「私にとって、いとおしい人になって」と言っていることになるのですが、つまり“Be a dear and ...”は、「良い子だから〜をして」ということです。“dear”の他に、“Be a darling and ...”という形で“darling”を使うこともできます。

まとめ

“Be a dear and…”は、pleaseを使わずにお願い事をするときに使える表現です。ただし、基本的に子どもや友達などに対して使うくだけた表現です。会社の上司など目上の人や初対面の人には使わないように気を付けてくださいね!

 

松丸さとみさん

文:松丸さとみ

フリーランス翻訳者・ライター。学生や日系企業駐在員としてイギリスで計6年強を過ごす。現在は、フリーランスにて時事ネタを中心に翻訳・ライティング(・ときどき通訳)を行っている。
Blog:https://sat-mat.blogspot.jp/
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編集:GOTCHA!編集部