「ストッキングの詰め物」という英語、いったいどんな意味?

言語が違うとイメージするものも違う。そのずれから生じる勘違いが日本語話者と英語話者の間に起きるのは日常茶飯事です。「ストッキングの詰め物」と聞いて、皆さんは何を想像しますか?

※ 2019年12月21日に公開した記事の内容を更新してお届けしています。

日本人がストッキングと聞いて想像するものは?

ストッキング」。日本人がそう聞いて想像するのは上の写真のようなものではないでしょうか。ですよね?

だから、stocking stuffersという英語を目にしたときに、ストッキングの詰め物?足の形をきれいに見せるための物?足を太く見せるの?そんなわけないよね・・・などと、頭の中に英語話者とは全く違うものが思い浮かぶわけです。

でも英語では、今でこそstockingsといえば、いわゆるストッキングのことですが、昔はsocksのことも指していたのです。クリスマスのプレゼントを入れる靴下のことも(Christmas)stocking(s)。

だから、この季節にstockingという単語を含む記事をたくさん目にするのは、当たり前のこと。つまり「ストッキングの詰め物」と思っていたものは、クリスマスの靴下に入れるプレゼントのことなのです。

ちなみにstuffer単独でも、「クリスマスのプレゼントとしてに靴下に入れるもの」を指すそうです。

「なあんだ、そうなのか」と思ったあなた。仲間です。上の記事のように写真が添えられていたら、きっと勘違いしませんよね。

せっかくなのでクリスマスプレゼントでも探してみましょうか。

こちらはアメリカの男性誌『Esquire』がお薦めするハイセンスなプレゼントを紹介する記事です。英語の記事なので日本では買えない物が多いとは思いますが、何かのご参考にどうぞ。

そしてこちらは獣医師さんが選んだ、かわいいペットに贈りたいギフト。

この記事が紹介するのは「サバイバルグッズ」。アウトドアが好きな人にはいいかもしれませんね。

探せばほかにも面白いおすすめはたくさんありそうです。もうすぐクリスマス、皆さんは誰にどんなプレゼントをあげますか?

Happy Holidays, everyone!

Takahiro Yamamoto
文:山本高裕(ENGLISH JOURNAL 編集部)

高校の英語教師を経て、今は編集者として、ときに写真家として活動中。記事の作成中に、「日本では靴下ではなく長靴にお菓子を詰めて売っていますよね!」と同僚に言われました。確かに。でも、それって固くないとお菓子の運搬に支障が出るからでしょうか?

トップ画像: Michal Jarmoluk from Pixabay

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