同じ言葉を話しているはずなのに、お互いが思い浮かべているのは別のもの。そんなことは日本人同士の会話でも起こります。所変われば英語も変わる。同じ英語を話すアメリカとイギリスでも、そんな誤解はよくあります。
まずはイギリス人のオリバーとアメリカ人のメアリーの会話を見てみましょう。jelly(ゼリー)の話をしているようです。
Oliver (UK): Who wants some jelly?
Mary (US): I’d love some. I will go ahead and make some toast. Do you have peanut butter, too?
Oliver (UK): Jelly and peanut butter on your toast? Seriously?
ほんと、オリバーのように Seriously?(マジで?)と言いたくなります。ゼリーってあのプルンプルンとした透明の食べ物ですよね。お母さんによく作ってもらったって人も多いのでは。
今度は日本語でやり取りを見てみましょう。
オリバー(英):「jelly」食べたい人?
メアリー(米):欲しいわ。少しトーストを焼こうかしら。ピーナッツバターもある?
オリバー(英):パンに「jelly」とピーナッツバターを載せる?マジで?
※ 会話はすべてフィクションです。
それにしてもメアリー、ゼリーをパンに載せるなんて…。でも、メアリーは変わった人ではないみたいです。
その真相はというと…ジャジャ~ン♪
アメリカ人はジャムのことを jelly と呼ぶから!
実は、私たちがよく知る、あのプルプルする jelly はイギリス英語だったのです。一方それは、アメリカ英語ではフルーツジャムのこと。
なるほど!それならパンに載せて食べたいメアリーの気持ちも分かります。
でも、パンにゼリーを載せて食べてみたい!って思った人もいるかもしれませんね。え、プリンがいい?感想をお待ちしています!
原案:データベース編集部
文:山本高裕(GOTCHA! 編集部)
GOTCHA(ガチャ、gάtʃə)は、I GOT YOUから生まれた英語の日常表現。「わかっ た!」「やったぜ!」という意味です。英語や仕事、勉強など、さまざまなテー マで、あなたの毎日に「わかった!」をお届けします。