「ブラックジョーク」は絶対NG!使ってはいけない英語フレーズ

間違いを気にせず、英語でどんどん話そう!それは大変いいことですが、ネイティブ・スピーカーから見て「これだけはやめたほうがいい!」という表現も存在します。書籍『英語表現まちがいさがし 日本人のちょっとズレた英語50』から紹介します。

英語表現まちがいさがし ー日本人のちょっとズレた英語50
  • 作者: フォーンクルック幹治
  • 出版社/メーカー: ディーエイチシー
  • 発売日: 2017/11/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

これは絶対、言っちゃダメ!

もしもあなたが場を盛り上げようとして、Let me tell you a black joke. と言ったら、その場にいたネイティブ・スピーカーはあぜんとしてしまうかもしれません。これは「黒人を茶化した冗談を言うね」という意味になるからです。

日本語では、「ブラックジョーク」のほかにも「ブラック企業」という言葉があったり、軽い気持ちで「○○さんて意外とブラックだよね」と言ったりしますね。これらの場合「ブラック」は、「悪徳な、人権を無視した」という意味合いで使われています。

日本語では、良くないことを考えることを「腹黒い」と言ったり、良い悪いをはっきりさせることを「白黒つける」と言ったりするので、「白=善」「黒=悪」というイメージがあるのかもしれません。

ですが英語の black には、「悪」という意味はありません。そして、black には「黒人の」という意味があるので、black joke といったら「黒人をちゃかした冗談」と受け取られ、大変なトラブルに発展してしまうかも。 絶対に使わないようにしましょう!

blackではなくdarkを使おう

では、英語で「ブラックジョーク」と言いたいときは、どう表現すればいいのでしょう。この場合は、black を dark に置き換えてください。

ブラックジョーク ⇒ dark joke

ブラックユーモア ⇒ dark humor 

「ブラックジョークを言うね」と言いたいなら、次のようになります。
Let me tell you a dark joke.

ブラックジョークを言うね。

また、「ブラック企業」は、ピタッと当てはまる英語はありませんが、次のように言うと、意図を理解してもらえます。
That company is exploitative to its employees.

あの会社は社員に対して搾取的だ。

まとめ

よく使う外来語や和製英語の中には、英語だと意外な意味になるものもたくさんあります。せっかく英会話を勉強しているのに、うっかり使ってしまってネイティブ・スピーカーとの関係を台無しにしたら、もったいないですよね。

black joke ではなく、dark joke 。しっかり覚えておきましょう!

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構成・文:GOTCHA!編集部
GOTCHA(ガチャ、g?t??)は、I GOT YOUから生まれた英語の日常表現。「わかっ た!」「やったぜ!」という意味です。英語や仕事、勉強など、さまざまなテー マで、あなたの毎日に「わかった!」をお届けします。

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