900点は取って当たり前?TOEICをめぐる韓国人の熱にやけどしそう

2015年度には日本だけで合計、過去最高の277.9万人もが受験したとされているTOEIC。20年前の6倍近くにまで受験者が増加しました。

【参考】2015年度TOEICR プログラム総受験者数は過去最高の277.9万人に

もはや、TOEICが英語の資格テストとしてすっかり定着した感がありますね。

しかし、実は日本以上にTOEIC熱、英語熱が高いのがお隣の韓国。韓国の英語に対する考え方って、日本人も参考になるところが多いんですよ。

韓国国民の4%が毎年受験するTOEIC

韓国では、この数年200万人前後の人がTOEICを受験したとされています。

【参考】5月から難しくなるTOEIC、韓国で駆け込み受験者が急増|朝鮮日報

日本が約240万人ですから、韓国の方が受験者数は 少ない ですね。しかし、日本の人口が約1億2,000万人であるのに対し、韓国の人口は約5,000万人。日本の半分以下であることを見落としてはいけません。

毎年、全人口の4%にのぼる人々がTOEICを受験していることになります。TOEIC熱の高さがこれだけでも分かりますね。

ちなみに 、最新の統計によれば、2013年に全世界で528万人がTOEICテストを受けたとされています。世界全体の受験者数の8割以上が、日本と韓国のみで占められているのです。

【参考】TOEICテスト Worldwide Report

また、エリート層だけではなく多くの層が受験している にもかかわらず 、韓国人のTOEICの平均点はなんと632点。それに対して、日本は512点。

これだけで「韓国人の英語力は日本人より上!」と結論づけることはできませんが、少なくともTOEICに対する韓国人のモチベーションが高いということは言えるでしょう。

TOEICハイスコアは当然!韓国企業の熱い期待

ただたくさんの人がTOEICを受験しているだけではなく、企業もTOEICの点数がある程度あることを「当然」のものとして採用過程に使用している 傾向 があります。

例えば、TOEIC関連のセミナーで韓国の大学教授が述べたところによれば、韓国では大学の9割以上がTOEICのスコアを卒業の条件として課しています。つまり、TOEICを受験することが大学生にとって必須であるばかりでなく、ある一定以上のスコアを取れなければ卒業できないわけです。

さらに、財閥系を中心とした韓国大手企業では、スコアが高くないと採用の対象にならない、とも述べています。国内市場が小さく、国外に進出しないと企業存続ができないためです。

【参考】TOEIC | IIBCセミナー | 事例発表1:漢陽大学校の国際化と英語教育

韓国人の4%に当たる人々が、毎年TOEICテストを受験している背景には、こうした企業のニーズがあります。

TOEICはオワコン?韓国で受験者が急増する「TOEIC SWテスト」

しかしながら韓国では、従来型のTOEICテストが実際の(ビジネスで要求される)英語力と結びついていないとして、スピーキングを重要視する 傾向 が顕著になっています。

そこで受験者数を増やしているのが、TOEIC SWテストです。スピーキングとライティングの能力が問われるこのテストの受験者数が、韓国では急激に増加しているのです。 日本では2万4,000人(2014年)であるのに対して韓国ではなんと約27万人(2012年)が受験。10倍以上の受験者数となっています。

【参考】TOEIC | TOEIC研究会 | 2012年度TOEIC研究会レポート

大手企業でも、TOEIC SWテストの受験やその点数を人員配置に活用しています。例えば、サムスンではスピーキングテストの評価が7(160~180点)以上でなければ、海外営業要員になれないとのこと。韓国では、TOEICとビジネスとの結びつきが日本以上に強いのです。

TOEICはただの「試験」ではない。本当の英語力を身につける最善の機会だ

日本では、TOEICのような「試験」に対してどこか「点数は点数、ビジネスはビジネスで別物」というようなシニカルなところがあります。

TOEICでも点数が取れれば何となく「英語ができる人」と見なされますが、韓ではそうはいきません。

スピーキング能力の重要性がビジネス的に高まるのに伴い、TOEICでスピーキング能力を問うTOEIC SWテストの受験が一般化しています。 つまり、TOEICを「本当の英語力が試されるテスト」として見ているのです。TOEICに対する真剣さが、日本よりも高くなっています。

実際問題として、日本でもビジネスをグローバルに 展開する 上で英語のスピーキング能力は必要不可欠です。「自分の業務・ビジネスに必要な英語力は何なのか?」を真剣に考え、それを身につけておく時代なのです。

TOEIC対策で真の英語力を身につけるならオンライン英会話

必ずしもTOEIC SWテストを受験する必要もありませんが、TOEICを何となく受けたら勉強しなくなって英語力もさびついていく…というのはちょっともったいないですよね。どうせなら、ビジネスや生活に本当に役に立つTOEIC対策をしたいところです。

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オンライン英会話のおすすめベスト5

ただ、最近は雨後のタケノコのようにオンライン英会話が増えているので、選ぶのが大変というのも事実。ここでは、コスパ重視でおすすめできるオンライン英会話を5つご紹介します。

有限会社グローバル・コミュニケーションズ

最近オンラインでの英会話レッスンを 強化 している英会話スクールです。

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オンライン英会話ベストティーチャー

スピーキングとライティングに特化したオンライン英会話サービスです。当然、TOEIC SWテスト対策もバッチリ行ってくれます。また、TOEIC SW、TOEFL iBT、英検(1級、準1級、2級)、IELTS、TEAP、GTEC CBTまで、ありとあらゆる英語資格試験の対策をやっています。

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ただの熱狂じゃない!TOEICを真の英語力につなげる韓国方式には学ぶところがいっぱい

韓国というと、とかく受験競争の厳しさが取り上げられがちです。しかし、実はTOEICの真の価値や生かし方を最も本気で考えている社会でもあります。就職や転職、昇進のために「TOEICで点数さえ取れればいいや」と考えている人にとっては、学ぶところがいっぱいあるのではないでしょうか?

TOEICで点数を取った後、真の英語力として自分の中に蓄積させるためには、単なる「テスト勉強」とは違った形でアウトプットすることが重要です。今回はオンライン英会話スクールをいくつかご紹介しましたが、点数を取るだけで終わることなく、長い目でTOEIC対策の勉強をビジネスや転職・昇進へ生かす視点をぜひとも持っていただければと思います。

 

編集:GOTCHA!編集部

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