さて、今回は最終回スペシャルの後半戦。テーマはずばり、「伊達武将隊の2017年」です。結成8年目となる来年、伊達武将隊として、個人として、皆様はどんな覚悟で駆け抜けられるのでしょうか。来年のことを言うと鬼が笑うとは言いますが、あなたもぜひ、武将隊の皆様と一緒に、2017年の目標を立ててみませんか?
なお、ラストには「サムライENGLISH」でしか見られないスペシャルバージョン動画もありますので、最後までどうぞお楽しみに♪
政宗様から順に、円形を意識しながら寝転がっていきます。重綱様:「今、ゴツンと音がしましたが(笑)。」段々とスペースが狭くなるため、各所で頭ごっつんこ事故が発生している模様。
撮った写真を皆様でチェック。景綱様は「政宗様と重綱は小顔過ぎる!!間に挟まれるわしの気持ちがわかるかーっ!?(号泣)」と訴え続けていらっしゃいました。
【サムライ、2017年を考える①】 来年の抱負は、ずばりこれじゃ!
ひと足早く、2017年気分で大宣言!
What’s your New Year’s resolution?
(新年の抱負は何か?)
もちろん、「What are your New Year’s resolutions? 」と複数形もOK。大抵は年明けに使うフレーズです。
My resolution is to〜.
(我が抱負は~である。)
上記「What’s your~?」に対する返答です。こちらも複数形の場合は「My resolutions are~」で答えましょう。 「to〜」以下の例としては、「quit smoking(たばこをやめる)」「lose weight(やせる)」「be more active(もっと積極的になる)」などでしょうか。
Next year, I swear I am going to ~.
(来年こそは~するのじゃ!)
強調したい時の表現です。「swear」(誓う)を使えば、より強い決心を伝えられます。
わしの抱負は「曇りなき心の月で以って、もてなしの道を極めてゆかん」である。来年は、わし伊達政宗の生誕450年。さらなる仙台のPRと、街に住まう民をもっともっと鼓舞して、記念の年にふさわしい盛り上げをしてゆきたいぞ。
さすが殿、素晴らしい…。拙者はですな、「さらに大きく」でござる。来年は伊達武将隊にとって末広がりの八年目。約400年前、政宗公の夢を託されローマへ渡ったこの支倉常長、これからも伊達の交渉人として、武将隊の活動、それに関わる人の輪をさらにさらに広げていきますぞ!
和風を意識し、お相撲さんのように手形色紙を作ってみました。手形がきれいに取れたことに 感謝を捧げているかのような厳かな雰囲気です。(あくまで雰囲気です。)
芭蕉様の色紙はとても可愛いイラスト入り。色紙と着物のお色もベストマッチですね♪
わしは「覇」じゃ!伊達武将隊としても、覇道を行く礎造りの年としたいのう。今後100年の発展を遂げるためにな!
私は「笑顔を届けたい」です。来年も、今年以上に街歩きやバスツアー、インターネット配信と様々な機会で皆様とお会いできれば幸いです。伊達武将隊としましてはですね、「ユーチューバーになる」、これでございますね!
常に人と違う事をしたいという重綱様は、手形も逆に押されました。ちなみに景綱様の頬にちらっと見えるのは、文具店で市販されている片倉小十郎シール。気に入ってずっと付けていらっしゃいました。
わしは「愛すべき故郷、進め東北。前へ前へ」と書いた。個人としてはじゃな、わし成実プレゼンツの企画を持ちたいのう。また、伊達武将隊としても、お客人に仙台や東北を近く感じてもらえるような取り組みをしていきたいと思っておる。
そうじゃな……(しばし熟考ののち)「宮城県をおもてなし日本一へ。共に参ろう」である!政宗様もおっしゃっていたが、生誕450年を迎えられる2017年は、益々、仙台・宮城、そして東北が注目される一年となる。伊達武将隊一丸となり、様々なおもてなしに尽力致して参る所存じゃ!!
読めますでしょうか。私は「伊達武将隊Hybrid重綱化。御屋形様の見目麗しさ、成実様の清らかさ、父上の太刀筋の重さ、幸村殿の語学力、支倉殿の声量、芭蕉殿の観光知識の体得。備中守重綱」と記しましてございます。伊達武将隊としては「洗練」を命題に、選択と集中を以ってして、おもてなし、演武、ツアーを洗練されたものにしてまいります。
重綱様の大作、ぜひ拡大版でご覧ください!どこか梵字や曼荼羅を彷彿とさせる一枚です。それにしても、色紙一枚一枚に皆様の個性があふれ出ていますね。
【サムライ、2017年を考える②】 軍議を一部、実況中継!お題は「一番○○な人」
何やらコンビ感の溢れる常長様と芭蕉様。お隣では、幸村様がおひげの手入れに余念がありません。(そういえば、今期は武将隊内のおひげ人口が上昇しました。)
2016年ラストの感謝を伝えたい!
Oh, it‘s already the end of the year. Time flies.
(今年ももう終わるのう…時が過ぎるのは早いものじゃ。)
Thank you for all your help this year.
(大変お世話になり申した。)
We hope the New Year finds you in good health and excellent spirits!
(来年がおぬしにとって幸福で素晴らしい年になるよう祈っておるぞ!)
さて、楽しい宴も終わりましたね。ここからは拙者が司会を務めてまいりましょう。まずは、今年もあと僅かですし、良い機会ですので、感謝と労いを込め、「今年、特に頑張った!褒めてあげたい」という方をお一人ずつ伺ってみましょうか。それでは、成実様から順にどうぞ。
双璧として支えてくれた小十郎景綱じゃ。今年蘇ったばかりのわしの身の回りのことを色々と世話してくれた。
支倉殿。毎週のラジオに支倉ナイト、仙台市博物館での公演台本など多岐にわたって武将隊を陰からも表からも支えている。
そうですね。台湾で私がドリアンを買った時、嫌な顔ひとつせずに美味しいと言って食べてくれた成実様、景綱様です。ありがとうございました~!
政宗様から「伊達武将隊一優しい」と認定された芭蕉様と重綱様。理由は「どんなに言いにくいことも臆せず相手に伝えられるのは、愛があるからこそ。相手のことを真剣に思っていなければ、決してできないことじゃ。」とのこと。
あ。拙者ですね。拙者は、くの一の畑ちゃんです!くの一だけに陰日向に伊達武将隊の活動を支えていました。まさに縁の下の力持ちです!(※)
やはり我らが御屋形様。常に伊達武将隊の顔として大きな責任を抱えながら、国内外を休みことなく奔走しておられます。ただただ、「いつもお疲れ様にござります」と申し上げたき次第…!
う~ん。わしはラジオ番組「仙台DATEMON」を通して、伊達武将隊の更なる飛躍を担った伊達政宗様、支倉常長に一票じゃ!
わしが最後か。わしは何と言っても成実と重綱じゃな。今年蘇ったばかりなのに、直後からおもてなしに奔走し、どんどん成長した。尚且つ、常に前に出ようとする姿勢が非常に素晴らしかった。
※畑さんはくノ一として城下でのお勤めが多いので、遭遇できるチャンスは少ないかもしれません。第5回の仙台七夕まつりの回に出ていただけたのはとてもレアなのです☆(編集部)
最終的には政宗様に決まりましたが、最後まで「武将隊一のジェントルマン」の称号を競っていたお三方。幸村様と成実様は「一番子供に人気がある」部門でもデットヒートを繰り広げていました。(こちらは幸村様が栄冠をゲット!)
成実様は本当に器の大きな方。自分の損得ではなく、つねに相手の立場に立って行動でき、心から尊敬しております。
これを聞いた成実様、みるみるお顔が赤くなってしまいました。(照れ屋さんでいらっしゃるようです。)
全員一致で「一番のきれい好き」の称号を得た重綱様(「優しい」部門に続き二冠です!)。幸村様いわく「おもてなし時の身だしなみに気を使うのはもちろん、何事に対しても整合性が取れているかどうかを常に考えておる」とのこと。また、日々新しい可能性を模索し、ご自身らしく道を究めようと前進するお姿には、成実様も感嘆されていました。
それでは、もう一つ。せっかくですので、これだけはどうしても言っておきたい!ということがある方がいらっしゃいましたら挙手をお願いいたします。
東北楽天ゴールデンイーグルスが日本一を掴むのじゃ……!!(拳を強く高く上に掲げながら)
阿梅(おうめ)をかくまったのは私です!父上ではありません!!(※)
アルクの英語は、日々の仕事やもてなしに役立つこと間違いなしじゃ!
それから、英語も歴史も「興味を持つと学ぶことが楽しく、習得も早まる」ということである。日々おもてなししておると、よく「歴史の授業もこんなだったら良かったのに」と言われる。試験勉強として年号や言葉を暗記するばかりで、歴史が嫌いだった者もおろう。だが、我らが色々な出来事を当時の背景や人々の状況などを交えて話すと、ドラマのように物語性を感じて、大変興味を持ってくれるのじゃ。歴史は決して過去の事ではなく、人々の営みの積み重ねである。我らを通してそれを体感すると、さらに知りたい、学びたいと思うようになるのであろう。英語もそうじゃ。この「サムライENGLISH」のように、好きなことを英語で学べば、理解も体得も早かろう。そうやって世界を広めていくとよいぞ。
実際に足を運んでみなければ分からぬことがある。そなた、ぜひ来年は宮城・東北へ参られよ!
来年も、拙者・常長が主催する歴史講座「支倉ないと」を開講いたします。毎週水曜日の夜18時半より19時半です。詳細は伊達武将隊公式ホームページをご覧あれ!予告編動画も掲載しておりますので、そちらもご覧くだされ~! それでは、僭越ながら私が締めさせていただきます。皆様!元気に、楽しく、気楽に、程よく、来年も楽しい年にいたしましょう!
※大坂夏の陣の際、真田幸村の遺児を託されたのは史実では片倉小十郎重綱ですが、大河ドラマ「真田丸」では父の小十郎景綱という演出になっていました。この史実については「サムライENGLISH」第16回で重綱様が解説くださっています。(編集部)
景綱様は、政宗様の鶴の一声で「武将隊一の男前」に決定です!(景綱様は照れ隠しに、手足をじたばたさせるのみ。) また今回の軍議では、政宗様と成実様を絶賛される声があちこちから飛んでいました。さすが、伊達一門!他を静かに圧するほどの威厳と、すべてを受け止めるような慈愛や包容力をあわせ持つ、最強の伊達男お二人です。
【サムライ、最後に思いを伝える】 今年もまことにありがとうござった!
仙台・宮城、そして東北はたくさんの魅力あふれる地域です。少しでも関心を持ったら、まずは出かけてみませんか? 美味しいものや美しい自然、名所、素敵な温泉、可愛いモフモフ達。そして、伊達武将隊があなたがいらっしゃるのを楽しみに待っています。東北で過ごす日々の楽しさは、きっと伊達武将隊が保証してくれるはずです! さあ、今年もいよいよあと僅か。あなたにとって2017年が素晴らしい年となりますように。 そして、来年も、再来年も伊達武将隊の皆様と「ともに前へ!」
取材協力
「サムライENGLISH」過去のアーカイブはこちらからご覧いただけます。
奥州仙台おもてなし集団・伊達武将隊(The Oshu Sendai Welcome Squad Date Busho-tai)
杜の都・仙台の魅力を広めるため、 仙台藩祖である伊達政宗公と家臣団などで結成。 仙台城跡を拠点に、日本国内から海外まで、仙台をPRするために日夜出陣中。 最新情報は公式サイトやTwitterにて随時配信。また、週2回の英語更新があるFacebookや、今すぐ仙台に行きたくなる美麗なInstagramも要チェック!
企画・構成:理桜
ご先祖は東北武士。今は東京女子。GOTCHA!プランナー