最近、人気急上昇中のアプリ「TALKING Marathon(トーキングマラソン)」をご存じですか? 今回、その魅力を紹介するにあたり、編集部員である筆者が自らサービスを体験してみました。
「TALKING Marathon」ってどんなオンライン英会話?
「TOEICでは点数が取れたが、日常会話が苦手」「英会話スクールに行っても、話せる実感がない」
日頃英語を勉強している中で、このように思った経験はありませんか?実は、ただ英語で話す機会を増やしたり、単語を覚えたりするよりも、英語上達の近道となる学習方法を取り入れたアプリがあります。
それが、最新の脳科学理論に基づいたメソッドと、アルクの『キクタン英会話』をベースに開発された英会話の発話トレーニングアプリ「TALKING Marathon」です。
「TALKING Marathon」が大切にしているのは、あらかじめ用意された答えをなぞるような従来の形式ではなく、会話の流れの中で瞬時に答えを発する「瞬間スピーキング力」。「1発話あたり6秒以内に答える」という、いわば加圧トレーニングのようなプレッシャーを掛けることで、学習者の瞬発力を鍛えます。
また、1日5分という短時間から始めることができるので、全ての方にとって継続しやすいモデルです。一般的な英会話スクールやオンライン英会話とは違い、オンラインでの予約や通学の必要はありません。ほかの人に英語を聞かれるのが恥ずかしい方であっても、「TALKING Marathon」ではスマートフォンに話し掛けるので大丈夫です。
TALKING Marathon(トーキングマラソン)の公式サイトへ
「TALKING Marathon」の基本情報
会社概要
- サービス名:TALKING Marathon (トーキングマラソン)
- URL: https://alc.talkingmarathon.com
- 運営会社名:株式会社ユナイト(Younite Inc.)
- 本社所在地:東京都渋谷区幡ヶ谷3丁目39番12号 渋谷ウェストビル1階
- 設立:2016年9月
プラン・料金
- 通常版(2週間無料体験付き):月額3,980円(税込4,378円)
- 書籍付き(2週間無料体験なし):初月6,980円(税込7,678円)、翌月以降月額3,980円(税込4,378円)
「TALKING Marathon」はこんな方におすすめ!
- 普段仕事が忙しくて、まとまった時間が取りづらい方
- 単語や文法の知識はあるが、話す練習ができていない方
- 日常会話における瞬発力を鍛えたい方
「TALKING Marathon」の3つの特長
- 最短ルートで学ぶ3ステップ
- スマホ完結型だから、続けやすい
- 2週間の無料お試し付きで 安心
「TALKING Marathon」をおすすめする5つの理由
1. 最短ルートで学べる3ステップ
「TALKING Marathon」は「スキット」というシチュエーション別の会話から構成されています。そして各スキット3つの学習ステップに分かれており、学習者の定着率アップに役立っています。
STEP1:RUN
まずは話してみることから始めましょう。自分の発話パートが日本語で表示されたら、6秒以内にマイクに向かって話しかけてください。効果的でクイックなレスポンストレーニングが楽しめます。
STEP2:WORK OUT
答えを間違えた、あるいは分からなかった発話は、定着するまで繰り返し練習します。同じ構文であっても、パターンを変えることで、表現の幅が広がっていきます。この部分に関しては後述で詳しく述べていますので参考にしてください。
STEP3:RUN AGAIN
WORK OUTをした後に、再度同じ問題でスピーキングの練習を行います。初見の際はわからなかったものも、 RUN AGAINの段階では自信を持って答えられるのではないでしょうか。全てのステップが終わると、音声認識で判別した結果が可視化されます。スキットを通して自分の成長具合が数字でわかるため、継続するモチベーションにもつながります。
2. 海外在住者と同じ「英語の触れ方」を実現
英語圏で生活をしている人の方が、英語をマスターしやすいというのは感覚的にわかると思います。その要因は「英語に触れる機会が、日本にいる時よりもずっと多いから」なのですが、もう少し深めて考えてみましょう。
海外にいる日本人は、一日の中で「あれ、これって英語でなんて言うんだっけ・・・?あ、こう言えばいいのか!」という体験を、何度も何度もしています。会話相手や周囲が喋るのを聞きながら覚えて、それを真似してみたり、あるいは「〇〇って英語ではなんていうんだろう?」と自分で調べたりしながら、実際に使ってみる。こうした体験を繰り返していくことが、英語習得にとって大きな鍵となるのです。
「TALKING Marathon」では、インプット→アウトプットの繰り返しを日本にいながらにして実現することができる「クイックレスポンス」という学習法を採用しています。豊富に用意された会話バリエーションの中で、素早いレスポンスを心掛けることによって、実際に英語を使う時も、ぱっと口から出てくるようになるのです。
3. スマホ完結型だから続けやすい
「TALKING Marathon」は、スマホのみのサービスです。教室にわざわざ通う必要もなく、アプリを起動した瞬間から、そこがあなたの英会話教室に早変わりします。また、英会話といっても、話しかける相手は人ではなくスマートフォンになります。自分の英語を聞かれることに抵抗がある人にとっても安心です。
4. 75,000語、520フレーズの発話量
英会話の勉強法において勝負を決めるのは、「発話の量」です。文法ミスが嫌だからという理由で単語や文法を学び続けたり、恥ずかしさから躊躇(ちゅうちょ)して会話ができないというようでは、残念ながらいつまでたっても英語は話せません。公式ホームページによると、「TALKING Marathon」は、週1回の英会話スクールよりも、およそ20倍もの発話トレーニングを行うことができます。
- 週1回45分 5人1グループレッスンの場合:3,600語/月
- 週2回30分 個人レッスンの場合:30,000語/月
- 週5回30分 TALKING Marathonの場合:75,000語/月
また、毎月新しい会話スキットが追加されていくため、長期間にわたって飽きることなくトレーニングを積み重ねていくことが可能です。
5. 迷ったらまずは2週間の無料お試しへ!
メールアドレスとパスワード、そしてニックネームを入力すると、そのアドレスに確認メールが送られてきます。あとはアプリをダウンロードするだけ。クレジットカード情報を入力しますが、使った日から数えて14日以内にキャンセル手続きを行えば、料金は引き落とされません。
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体験レポート:1スキット5分で簡単なのに、達成感あり!
「TALKING Marathon」では、2週間の無料お試し期間が設けられています。そこで今回紹介するにあたり、編集部員である筆者が自らサービスを体験してみました。これまで様々な英語学習サービスを体験し、自らも英語を使う仕事に携わる筆者だからこその視点で、レポートをお届けします。
実際に会話している雰囲気を味わえる
RUN
・WORKOUT
・RUN AGAINという3つの学習ステップに分かれており、まずは初見の状態で自分がどれくらい発話できるかを確認します。私が最初にトライしたスキットは「夕食後、何をして余暇を過ごす?」というものでした。初めに、以下の画面で女性の音声が流れます。
Well, what shall we do?(ねぇ、私たち何しようか?)
そして2、3秒ほどしてから、次の画面に移りました。「トランプしようよ。」という日本語が出てくるので、音声で入力をします。カウントダウンされているため、緊張感がありました。「あれ、トランプするって英語でなんて言うんだっけ!」考えていたら5秒間の沈黙のうちに、終わってしまいました。次の画面で正解が出されます。ちなみにここでの正解はLet’s play cards.でした。
実際の会話でも、あまりに沈黙が長すぎるとスムーズになりません。「TALKING Marathon」は、本物の会話に近い状況で学ぶことを大切にしていると感じました。このように会話形式で、1スキットで約5個のフレーズを学びます。
同じ構文が何回も出てきて、定着しやすい
「RUN」が終わると、次は「WORK OUT」に移ります。このセクションでは、頻出文法を学習します。例えば、あるスキットのテーマはCan I come, too?(私も行っていい?)という表現で、WORK OUTでは以下のような英作文が出されました。
- Can I keep this? (これ、もらっていい?)
- Can I say something? (発言しても話してもいい?)
- Can I ask you a favour? (1つお願いしてもいい?)
- Can I borrow your umbrella? (傘を借りてもいい?)
1つのスキットは5分程でサクッと終わる
「WORK OUT」が終わると、最後は「RUN AGAIN」です。最初にスキットに出てきた表現を復習します。最初は答えられなかった表現も、さすがに2、3回復習すればわかるようになり、サクサク進めることができました。すべてのステップが終わってから、以下のように結果が表示されます。
筆者の結果は・・・
恥ずかしながら、最初は「16%」と全くできていませんでしたが、最後には「89%」にまで正答率が上がりました。それぞれのフレーズは5段階で評価されます。体験した感覚では、おおよそ以下のような基準だと考えられます。
- Excellent! 一言一句、間違わず言えた
- Great! 1ワード足りない程で、ほぼ正解
- Good! 意味は伝わるレベル
- You Can Do It. 次、頑張ろう(実質、不正解)
- Speak Up. 何か話そう(沈黙だった時など)
電車の中ではできない
こちらは「TALKING Marathon」のデメリットになってしまいますが、音声学習に特化したアプリゆえに、周りに人がいる状況では使うことがはばかられます。通勤時間などは、一番のスキマ時間ですが、アプリの性質上、学習することはできないでしょう。絶対に使えないわけではないですが、やはりやりづらさを感じてしまうと思います。
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まとめ:一度試してみる価値、大いにあり!
会話形式でフレーズを勉強する「TALKING Marathon」は、会話の中に実際に自分がいるような、引き込まれる感覚が楽しかったです。そして1回のパートが5分もかからずに終わるのが最大の特徴だと感じました。どんなに忙しい人であっても、1日5分を捻出することはできます。レベルも難しすぎず簡単すぎず、中学生から大学生、また社会人まで、幅広いニーズに対応していることがわかりました。
また、「TALKING Marathon」をスピーキング学習として使いながら、語彙力やリスニング力を別のもので補うという方法もあります。当アプリでは、いわゆる文法や構文の解説は一切ありません。従って、文法などの知識がない状態の人は、文法を学べる教材などを横に置きながら取り組むとよいでしょう。
新感覚英会話アプリの「TALKING Marathon」。気になった方は、ぜひ一度無料体験で勉強してみてください!
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