対面レッスンより手軽にできて、料金も割安なオンライン英会話。ですが、決まった時間にPCの前にいなければならなかったり、レッスンに手応えを感じられなかったり、継続の難しさを感じている人も多いのではないでしょうか。そんな方々に知ってほしいオンライン英会話である、アメリカ生まれの「Cambly(キャンブリー)」をご紹介します。(ライターT)
Cambly が100万人以上のユーザーに支持される理由
Camblyは、日本を含む世界130か国以上に100万人以上のユーザーがいる、急成長中のオンライン英会話サービス。なぜ、Camblyは多くのユーザーの支持を得ているのか?その理由を同社のカントリーマネージャーである佐藤亜希子さんに伺いました。
(1)独自システムだから可能な、24時間&予約不要のレッスン
佐藤さんによれば、Camblyの最大の特長は、事前の予約なしに、24時間、好きなときにネイティブスピーカーと会話・レッスンができること。
「Camblyの強みは、Skypeではなく、独自に開発したオンデマンドシステムを使うところです。これにより、スマートフォン(スマホ)の専用アプリまたはWebブラウザを開き、そのときオンライン中の講師に予約なしでアクセスすることが可能です。レッスンの事前予約もできますが、忙しい社会人にとって、思い立ったとき、隙間時間を使ってレッスンできることは大きな利点ではないでしょうか」
また、レッスン中に講師とチャットできる機能もCamblyならでは。例えば単語が聞き取れないときは、何度も聞き直すより、講師に文字をタイプしてもらったほうが時間と手間が省けます。
「Camblyには翻訳機能もついているので、先生がタイプした英語を日本語で、自分がタイプした日本語を英語で表示することができます。意味がわからない単語があるときや、どうしても英語でうまく表現できないことがあるときもチャットが役立ちます」
Camblyを実際に体験した私のお気に入りは、全てのレッスンが記録される自動録画機能。自分が英語を話す姿を初めて見たのですが「言葉に詰まるとhmmばかり言っている」「話し方に抑揚がない」といったクセに気付けたほか、レッスンでつい聞き流してしまった単語やフレーズの正解を確認することができました。自分の姿を見るのは恥ずかしいですが、英語力アップのために、動画での振り返りはすごく有効と感じました。
(2)世界に1万人以上いる講師はすべて欧米のネイティブスピーカー
Camblyの講師は世界中に1万人以上おり、全員がアメリカ、イギリス、カナダなどの欧米のネイティブスピーカー。英語教授資格を持つ人はもちろん、会社経営者や医師、元パイロットなど、多彩なバックグラウンドを持つ講師がいます。
「英語の勉強を継続できるか否かは、いかに自分と相性のいい講師を見付けるかにかかっています。そのためには興味のあるトピックについて話ができる講師を選ぶことが重要ですが、1万人以上いれば、かならず該当者が見つかるはずです」
自分が求める講師を見付けるには、講師のプロフィール、自己紹介の動画から、得意分野や話す英語、性格などをチェック。加えて、活用したいのが検索機能です。
「仕事の専門分野、趣味、スポーツなどのワードで検索すると、その分野に長けた講師がリストアップされ、希望に近い講師を見付けやすくなります。また、どうしても緊張してしまう方は、“Japan” “Japanese” で検索し、日本語が話せたり、日本滞在の経験がある講師を選ぶといいですね。日本人の性質や英語のクセをわかっているので、他の講師よりリラックスして会話できると思います」
ちなみに私は “writer” で検索し、リストアップされたうちの一人であるアメリカ人講師にアクセス。互いの国のフリーランス実情について情報交換することができました。これは通常の英会話講師とはできないことで、「いつもより会話が弾んだ!」という手応えがありました。
レッスン後に受講者がつけるレーティング(星の数/5点満点)も、講師選びの大きな目安になります。
「生徒にいい星をつけてもらうために、講師は常に努力することが求められます。さらにCamblyでは、レーティングの高い講師を優先してオンラインに掲載することで、質の高い講師が選ばれやすいシステムを採用しています。もし『この講師とは合わないな』と思っても、担任制ではありませんから、自分に合う講師と出会えるまで、何人とでもレッスンしてみてください」
(3)週1日・15分~からOK! フレキシブルなプランだから続けやすい
さまざまなプランが選べますが、最も手軽なものは、週1日&1回15分で月額2,073円?。各自のニーズに合わせて、1日あたりのレッスン時間は15分・30分・60分・120分、1週間あたりのレッスン日数は1日・3日・5日・7日から選択できます。
「多くのオンライン英会話サービスは月額定額制で、1回数十分のレッスンを無制限で受けられるというプランですが、Camblyでは、使いたい分だけを選べるのでリーズナブルです。
また、選んだプランはいつでも変更できるので、足りなければ15分を30分にアップグレードしたり、仕事が忙しくなったら週3日を週1日にダウングレードしたりと、プランの途中でも自由に変更できます」
トピックを自ら提案する学習態度がさらに大きな成果を
Camblyには英語学習者にとってさまざまな利点がありますが、最大限に活用するには利用する側の心構えも大切だと佐藤さんはいいます。
「Camblyは、新たに英語を勉強する場というよりも、学んできた(もしくは今学んでいる)英語を、ネイティブスピーカー相手にアウトプットする場です。多彩なカリキュラムも用意されており、それに沿って勉強することもできますが、会話力を伸ばすためには、自分でテーマやトピックを決めて講師に提案し、講師からの質問に受け答えする訓練をすることが不可欠です。受け身ではなく、生徒が主導権を握ることが学習効果を上げるコツです」
私も、最初はフリートークをしていましたが、途中から事前にトピックを選び、講師に提案するようにしました。すると、自分が知りたい分野の単語や表現にフォーカスして学べるので、なんとなく会話するよりも充足感があります。今後、力を入れて勉強すべきことも見えてきました。
「講師とメッセージを送り合える機能もあるので、プレゼンやエッセイの課題(文書ファイル)を講師へ送っておき、レッスンでプレゼンの練習をしてもらったり、エッセイの内容を一緒にチェックしたりもできます。Camblyは自分のニーズに合わせてレッスンをカスタマイズできるので、ゴールがはっきり見えている人ほど、強い手応えが感じられます」
Camblyで得られるのは、英語力だけではありません。
「世界のネイティブスピーカーと話をすると、日本とは異なる文化や価値観、考え方などに触れられ、多くの発見、学びがあります。多くの日本人は英語を話すことに恐怖心を抱いていますが、間違えてはじめて学べることがあります。どんどん間違えて多くのことを学び、自分が成長していく過程を、Camblyを通してみなさんに体験いただきたいです」
Camblyのスタートに特別な準備は必要ありません。PCもしくはスマホと、Wi-Fi環境があればOK(注)。
アカウントの登録がすめば自動的に15分の会話時間が付加されるので、無料のトライアルレッスンが行えます。まずは共通項の多いネイティブスピーカーと気軽に話をしてみてはいかがでしょうか。
注:データ通信でもCamblyのサイトは見られますが、ビデオチャットをする場合はWi-Fi環境がベター。また講師の声が聞き取りにくい場合は、イヤホン/ヘッドフォンを使いましょう。
自宅で欧米の教育が受けられる!子ども専用の「Cambly Kids」も人気
Cambly Kids は、4歳~12歳を対象とする1年間のプログラム。年齢と英語レベルに合わせた独自開発のカリキュラムを使い、子どもに英語を教える経験を持つネイティブスピーカーがレッスンを担当。英語を学ぶだけではなく、英語を使ってさまざまな教科を学んだり、自分で考える力や豊かなコミュニケーション力を身につけることができる、インターナショナルスクールと同様の授業を自宅で受けられます。
ENGLISH JOURNAL ONLINE 読者の皆さんへの特典も!
Cambly日本オフィスの皆さん
本記事をお読みの方にCamblyさんからプレゼントが。無料レッスンを受けられる紹介コードと、お好きなプランを10%OFFの料金で購入できるプロモーションコードをご提供いただきました。アルク限定の紹介コードを使って、早速無料体験を受講してみましょう!(Cambly Kids は対象外)
無料レッスンがもらえる紹介コード:アルク体験
こちらのページ から Cambly に登録すると、紹介コードの入力の手間が省けます!アカウントを既にお持ちの方は、メニュー > 紹介コード と進み、「アルク体験」を適用してください。
定額制プランが10%割引になるプロモーションコード:アルク割
継続的に Cambly を利用される方は、サブスクリプション購入画面で、「アルク割」を適用すると、すべてのプランを10%OFFで購入することができます。
※紹介コードは、初回登録時に無料レッスンをもらえるコード。プロモーションコードはサブスクリプション購入時に使える割引コードです。
Cambly 詳細はこちら
取材・文:武田京子/写真(Camblyスタッフの写真):森脇誠
SERIES連載
思わず笑っちゃうような英会話フレーズを、気取らず、ぬるく楽しくお届けする連載。講師は藤代あゆみさん。国際唎酒師として日本酒の魅力を広めたり、日本の漫画の海外への翻訳出版に携わったり。シンガポールでの勤務経験もある国際派の藤代さんと学びましょう!
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