「英語多読ニュース」(10月23日号)で取り上げるのは「寿命」の話題。考え過ぎると寿命が縮むって本当なんでしょうか。
なーんにも考えない人が長生きするんですかねえ
「あのときああすればよかった」「あんなこと言うんじゃなかった」・・・。人生は後悔の連続なんて言いますが、夜、ベッドに入るといろいろな後悔の念が頭をよぎってすっかり目が覚めてしまった!なんていう方もいると思います。
でも、気を付けましょう!考え過ぎると寿命が縮むんだとか。科学的に証明されたそうです。
調査を行ったのはハーバードメディカルスクールです。60、70歳代の人たちの脳を100歳以上生きた人の脳と比較したそうです。
The results showed study that those who died at younger ages had significantly lower levels of a protein called REST (RE-1 Silencing Transcription), which quietens brain activity . In short, excessive thinking causes excessive brain activity , leading to a depletion in the protein REST .結果から分かったことは、比較的若い年齢でなくなった人たちの REST (RE-1転写抑制因子)と呼ばれる、脳の活動を沈静化するタンパク質のレベルが極めて低かったということだ。つまり、考え過ぎにより脳の活動が過度に活発化し、それにより REST タンパク質が減少するのだ。me.mashable.com
この REST というタンパク質は、アルツハイマー病を抑制することでも知られているようです。ということは、考え過ぎ → REST の減少 → 病気発症という流れもあるということでしょうか。
記事は次のように結ばれています。
So there’s something extra to think about while you're replaying arguments from five years ago in your head tonight.つまり、今夜、あなたが5年前の議論を思い出しながら頭の中で考えることには、予期せぬおまけが付いてくるということだ。そんなおまけ、要りません!ただ、何も考えないで人生を過ごす・・・というわけにはいきませんから、「考えても仕方がないことは考えない」ということですね。今日初めて知った「 REST タンパク質」を無駄使いしないようにしましょう!
文:山本高裕(GOTCHA! 編集部)
高校の英語教師を経て、今は編集者として、ときに写真家として活動中。考えなくてもいいのに、ついつい考えてしまうあんなことやこんなこと。今日から全部忘れることにします。
SERIES連載
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