世界を相手にビジネスを行うためには、英語力だけでなく、多様な文化を受け入れるグローバルマインドセット、つまり視野の広いもののとらえ方が必要となります。本コラムでは、経営コンサルタントのロッシェル・カップさんにグローバルマインドセット獲得のヒントを教えていただきます。
部下が質問するなんて生意気だ!

あなたにはオランダ人の部下がいます。
彼に仕事を依頼したところ、「この仕事をやらなければならないのはなぜですか?」と尋ねてきました。あなたはどのような反応をするでしょうか?
そのため、上記のケースのように、依頼した部下から根本を疑うように見える質問が返ってくると、それを生意気と感じることが多いようです。
そのような考え方は、日本の強い縦社会意識に由来していると思われます。しかし、日本以外の文化でもそのような考え方が共有されているとは限りません。下記のチャートを見てみましょう。
平等か、縦社会か

左の方の文化では平等が強く重んじられていて、誰もが同じように扱われるべきだと考えられています。そのため職場では、地位の違いが強調されません。例えば、会社のトップも一般社員も同じようなデスクやロッカーを使ったり、地位に関係なく皆がお互いをファーストネームで呼び合ったりします。
一方、右の方の文化では、縦社会の意識が強く見られます。地位によって扱われ方に差異があるのは当然だと思われています。そのため、地位を示すもの(例えば肩書き)に注意を払っています。自分より地位が高い人と接するときは特に、マナーや言葉遣いに気を付けます。
権力に対する考え方にはギャップがある
日本は右側に位置します。実は世界の文化のほとんどが右よりで、左の方の文化はごく少数です。その一方、両極端のギャップは非常に大きいです。
このケースのオランダは、典型的な左側の文化です。オランダ人は、上司との地位の違いをあまり意識せず、上司に対して反対意見や質問を自由に話してよいと考える 傾向 があります。このケースのように、相手が左側の文化的背景を持つ場合、適切な対応は【b】と【c】の両方です。 平等が重視される文化の人が望むのは、一方的に言われることではなく、パートナーとして対等に扱われること です。依頼した理由や背景などの詳しい情報を提供することによって、相手と良いパートナーシップを築くことができます。そうすれば、仕事もスムーズに進むはずです。
こちらもおすすめ!
ロッシェル・カップさんの本

- 作者: ロッシェルカップ,大野和基
- 出版社/メーカー: 集英社インターナショナル
- 発売日: 2017/08/07
- メディア: 新書
反省しないアメリカ人をあつかう方法34 (アルク はたらく×英語シリーズ)- 作者: ロッシェル・カップ
- 出版社/メーカー: アルク
- 発売日: 2015/12/24
- メディア: 単行本
日本企業がシリコンバレーのスピードを身につける方法- 作者: ロッシェル・カップ,到津守男,スティーブ・マギー
- 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
- 発売日: 2017/07/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
日本企業の社員は、なぜこんなにもモチベーションが低いのか?- 作者: ロッシェル・カップ
- 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
- 発売日: 2015/01/30
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (2件) を見る
編集:GOTCHA!編集部![]()
執筆:ロッシェル・カップ
ジャパン・インターカルチュラル・コンサルティング社 社長。
異文化コミュニケーションと人事管理を専門とする経営コンサルタントとして、日本の多国籍企業の海外進出とグローバル人材育成を支援している。イェール大学歴史学部卒業、シガゴ大学経営学院卒業。日本語が堪能で、『 反省しないアメリカ人をあつかう方法34 』(アルク)、 『英語の品格』 (集英社) をはじめ、著書は多数。朝日新聞等にコラムも連載している。【1000時間ヒアリングマラソン】 ネイティブの生英語を聞き取る実践トレーニング!
![]()
英語を聞き取る力を、じっくり、着実に。1000時間ヒアリングマラソン
1982年の開講以来、約120万人が学んだアルクの「ヒアリングマラソン」。長年培ってきたリスニング学習のノウハウを、スマートフォンで手軽に実践できるのが、アプリ版「1000時間ヒアリングマラソン」です。
日常会話やビジネス英語、ニュース、ドラマなど、さまざまなジャンルの英語に触れながら、聞き取る力を鍛えます。英語を聞くだけでなく、シャドーイングやディクテーションなどのトレーニングを通して、実践的な英語力を身に付けることを目指します。
「聞こえる」を「分かる」に変える、充実のトレーニング
教科書だけでは学べない、生きた英語
ネイティブスピーカー同士の自然な会話や、さまざまな国の英語話者によるフリートーク、ニュース、ドラマなど、幅広い英語を収録。話すスピードや発音、表現の違いに触れながら、実際のコミュニケーションに役立つリスニング力を養います。
英語を音から理解する学習メソッド
聞き取れない英文も、段階的なトレーニングを重ねることで、少しずつ理解できるようになります。ディクテーション(書き取り)やシャドーイングなどに取り組み、音声を繰り返し聞くことで、文字に頼らず英語を理解する力を鍛えます。
自分のレベルや目的に合わせて学べる
英語の音の仕組みを学ぶ基礎的な教材から、ビジネス英語やニュース英語まで、多彩なシリーズを用意。自分のレベルや興味に合った教材を選び、無理なく学習を進められます。学習時間の記録や実力を試すコンテンツも、継続的な学びをサポートします。
まずは7日間、無料で体験!
「1000時間ヒアリングマラソン」では、初回限定で7日間の無料トライアルを提供しています。アルクが長年磨いてきたリスニング学習を、ぜひアプリで体験してみてください。
※無料トライアル終了後は、解約しない限り選択した有料プランに自動更新されます。




