犬や猫に関する英語表現を紹介する連載第4回。今回は、極上のユーモアとカジュアルな英語表現の宝庫、インターネットのイヌ・ネコ「面白ネタ」を取り上げます。
目次
カジュアルな英語表現の宝庫「インターネット・ミーム」
お手軽に英語に触れられる場と言えば、やはりインターネットですね。「インターネット・ミーム」という言葉を、皆さんも耳にしたことがあるのではないでしょうか。
【インターネット・ミーム(Internet meme)】
インターネットを通じて人から人へ広がってゆく文化・行動。ネットミーム。
(出典:デジタル大辞泉)
例えば、YouTubeなどで目にする人気のペット動画、SNSで拡散されている面白ペット画像などがその例です。
検索エンジンで「dog memes」または「cat memes」と検索すると、そういったペットの「面白ネタ」が大量にヒットします。「Images(画像)」、「Videos(動画)」とさらに絞り込むこともできます。
英語の動画なら、それを見ている時間がイコール「英語に触れる時間」になりますね。1本の動画に、タイトル、説明、コメントなど、結構な情報量の英語があります。しかもそういう場で使われているのは、口語表現やスラングなどを含むネイティブの「素」の英語、学校では教えてくれない生きた英語です。(もちろん、それゆえの難しさというのもありますが・・・)
イヌ・ネコの「面白ネタ」がもっと楽しくなるネットスラング
イヌ編
英語のネットスラングをインプットしておくと、海外のイヌ・ネコのコンテンツを見る楽しさがさらにアップしますよ。イヌに関するものなら、例えば……
doggo:イヌ
(狭義で中型・大型の成犬を指すこともある。)
doge:イヌ
(狭義で柴犬を指すこともある。)
日本語でもネット上でイヌのことを「イッヌ」、ネコのことを「ぬこ」とか、独特の表記を使う方たちがいますが、あんなニュアンスでしょうか。
他にも、
pupper:(doggoよりも小さい)イヌ、子イヌ
(パグやチワワなどの小型犬によく使われる。)例)My doggo may look like a doggo, but he's a 6-month-old pupper.
うちのワンコは成犬に見えるかもしれないけど、生後6カ月の子イヌなんだ。
などなど。ネットスラングは辞書などに載っていないものも多いですが、ネット上に手掛かりや答えがあることも多いんです。知らない英語表現に出合ったら、 検索エンジンで「○○○○(表現)+半角スペース+meaning」 と調べてみましょう。
ネコ編
ネコの場合、doggoに当たるのはコレでしょうか・・・。
catto:ネコ
kitter:子猫
(見目麗しいネコ、愛らしいネコを意味することも。)
kitteh
(kitty「子猫、ネコちゃん」のつづりをいじったもの。発音は同じ。)
「つづり」と言えば、 hooman や hoomin というネットスラングをご存じでしょうか。その設定が、なんともキュート!
hooman / hoomin:人間
ネコやイヌが「human」の意味で使う、という設定なんです。音を頼りに当て字したのか、つづりが微妙に間違っているのがポイント。
例えば動画のタイトルや面白写真のキャプションだったら、こんな風に使われるでしょう。
Hooman, where's my breakfast?
人間、俺様の朝飯はどうなってんだ?
とか、
Pet me, hooman.
俺様をなでるがいい、人間。
なんて具合です。
ふてぶてしい・・・でもかわいくてたまらない・・・抗えない・・・!
ちなみに、hooman / hoomin はネコ専用というわけではなく、イヌ関連のインターネット・ミームでもよく使われていますよ~。
ぜひ、たのしいイヌ・ネコ英語時間をお過ごしください!
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