![英会話は直訳をやめるとうまくいく!― 「脱・直訳」のコツ④ sayをうまく使う](https://image-ej.alc.co.jp/images/o5EplNRVlAUjwfWtCzcDS3IU.webp)
なぜ、英語で言いたいことがパッと言えないのでしょうか? その大きな原因の一つは、日本語に合わせようとするから。日本語をそのまま英語にしようとする、つまり「直訳」しようとすると、うまくいかないことが多いのです。では、どうすればいいのでしょう?
難しそうな日本語でも、英語の発想に合わせると、実は超簡単な英語で表せる場合がたくさんあります。
たとえば「断る」と言いたいときに「refuse?」「reject?」「turn down?」といろいろ迷ってしまう人が多いですけど、ダントツで一番よく使う「断る」の英語は「say no」です。
断った。
は
I said no.
と言います。
「say no」は読めばわかるし、「この表現を覚えなきゃ!」とはわざわざ思わないですよね?
それでも、「say no」を動詞のカタマリとして覚えることをお勧めします。じゃないと、あとで「断る」と言いたいときに、また「refuse?」「reject?」「turn down?」などと迷ってしまうからです。
では、「断る」の逆の「応じる」「許可する」はどうでしょう?
応じた(許可した)。
は、そう
I said yes.
でいいのです。
sayでもっと言える
「謝る」は「apologize」も正解ですけど、より一般的なのは「say sorry」。「挨拶する」は「greet」じゃなくて「say hello」。「別れの挨拶をする」は「say goodbye」でいいんですよ。
謝りなさい。
は
Say sorry.
ユキさんに挨拶しなさい。
は
Say hello to Yuki.
彼女に断られたらどうしよう。
は
What if she says no?
上司が許可してくれるといいな。
は
I hope he says yes.
彼女は挨拶せずに帰った。
は
She went home without saying goodbye.
このように、日本語を英語に無理に訳すよりも、英語の発想に従ったほうがずっと楽なのです。
sayをうまく使う練習
次の日本語を英語にしてください。
コツ:「say no」「say yes」などのかたまりを1つの動詞として考える。
- 彼は断った。
- 彼女に断られた。
- 彼が応じてくれるはず。
- 謝るつもりはない。
答え
- He said no.
- She said no.
- He’s going to say yes.
- I’m not going to say sorry.
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