理屈を考え過ぎてしまい、英語が口から出てこない。英語は学生時代に勉強したっきりです。そんな方も多いのではないのでしょうか。基本文型を徹底練習して、もう一度英語をやり直せる大人のためのドリル、 『21マスで基礎が身につく英語ドリル タテ×ヨコ やりなおし英語編』 。本書の学習メソッドを詳しく紹介します。
「タテ×ヨコ」って何?何が身に付くの?
都立の中高一貫校で英語教師をしている山本崇雄さんが、英文法につまずいてしまう生徒たちを見て、 誰でも簡単に英文法が習得できるドリルをどうにかして作れないかと試行錯誤して作ったのが本書です。
本書では、同じ文構造の英文を、さまざまな語を入れ替えながら素早く読んだり書いたりすることで、 英語の基本的な文法をマスターする ことを目指しています。
「タテ×ヨコ」ドリルのここがすごい!
「タテ」と「ヨコ」が交差する箇所について、 指示 に従い英文を完成させます。「タテ」は基本的には主語、「ヨコ」は置き換える語を示しています。7行×3列=21マスについて、同じ文構造の文を完成させます。視覚的に分かるよう色分けされているので、理屈じゃなく直感的に文を作っていけます。音読→音読しながらライティング→最後に確認、というステップで繰り返し練習するから、しっかり定着します。
やりなおし英語編はこんな方向け!
ドリルのシリーズは全部で3つ。「やりなおし英語編」で扱う英文は353文。英語の基本文型に絞って練習します。「文型?高校で習ったけれどなんだかよく分からなかった」という方も 安心 してください。文法用語を忘れていても、「タテ×ヨコ」の21マスの表なら視覚的に基本の文章の組み立て方が体感でき、英語の語順に慣れることができるので、基礎からやり直したい人にぴったりです。
実践してみよう!5分でできるお試しドリル
今回は、「やりなおし英語編」の問題にチャレンジ!下記の図を見ながら、実際に英文を完成させましょう。
Step 1:声に出して英文を完成させよう
上の図で、空欄に入る英単語が何かわかるかな?空欄を補いながら、実際に声に出して言ってみましょう。左上にある選択語「am」「are」「is」からタテ枠の色と同じものを選べば正しい英文が作れます。
まずは書かずに、言ってみることに注力してね!最後までいえた秒数を計って記録しておきましょう。2回目、3回目と挑戦すると、かかる秒数が短くなってくるはずです。1回目にかかった秒数に0.7を掛けた速さを目標に言えるようになると、かなりスラスラ話せるようになります。
Step 2:音読しながら書いてみよう
ひと通り空欄を埋めて言ったら、今度は音読しながら空欄の語を書いてみよう。いざ書こうとすると意外と書けない?
英文を声に出しながら書く「音読筆写」と呼ばれる練習方法は、文法を体得するのに効果的!脳のトレーニングにもいいですよ!
Step 3:合っているか確認しよう
次のページを開くと、正解の英文入りのマスが掲載されています。正解の英文を確認してみましょう。
付属の「タテ×ヨコシート」で英文を隠しても言えるかトライ!
日本語の文を見てすぐ英文が出てこないときは、「タテ×ヨコシート」を少しずらして正解の英文をちらっと見てから言ってみる「ちら見読み」をしてみよう。
まとめ
STEP1:声に出そう
次回は、「日常英会話編」から問題をチラ見せしますので、チャレンジしてみてくださいね!
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文:左山恵子 イラスト:坂木浩子
構成・編集:末次志帆
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