SMAP解散の英語ニュースで少しお勉強

オリンピックの話題を吹き飛ばしそうな勢いで報じられたSMAP解散のニュース、せっかくなので英語のニュースをいくつか拾い読みしてみました。(画像は本文にも登場する THE STAR ONLINE のスクリーンショット)

「国民的人気グループ」が「解散」します

まず、国内ニュースだったら「国民的人気グループ」となる枕詞的な説明表現は、こんなものがありました。

Japan pop group SMAP

Japanese boy band SMAP

Top Japan band SMAP

J-pop group

J-pop Icons SMAP

バンドというと、ドラムとかギターとかが入ってないのでしっくりこない気がしますが、英語ではそうでもないのですね。あと、J-pop という言い方は、そのままで通じるようです。芸能ネタにまったく明るくないのでこんなことでもなんだか勉強した気分です。

また、ニュースの見出しを見る限り、解散は、

split ← SMAP announce their split

break-up ← SMAP disappoints fans by announcing break-up

quit ← SMAP calls it quits

ここらへんの表現が定番のようです(私が思いついたのは"dismiss"だったのですが、外した模様)。

まとめコンテンツにも一定の需要が

たくさんの海外のメディアが報じた今回の発表ですが、基本的には共同通信を下敷きにしているものが多いです。そんな中、異彩を放ったのがこちら、straitstimes の記事。

タイトルからもわかる通り、解散を伝える部分は薄めで、「SMAPについて知るべき7つのこと」をまとめています。なんだか馴染みな感じ。

www.straitstimes.com

記事で紹介される7つのトピックは次の通り。SMAP豆知識がコンパクトにまとまってます。straitstimes はSMAPファンの多いアジア(シンガポール)のメディアなので、詳しい記者さんがいるのかもしれませんね。

  1. THE FIVE STARTED OUT AS BACK-UP DANCERS
  2. THEY ARE THE BIGGEST SUCCESS STORY OF TALENT AGENCY JOHNNY & ASSOCIATES
  3. THEIR MUSIC HAS A GLOBAL REACH
  4. SMAP BORN ON A VARIETY SHOW
  5. ALL FIVE MEMBERS ARE MULTI- TALENTED
  6. SMAP ORIGINALLY A SEXTET
  7. BREAK-UP RUMOURS HAVE BEEN CIRCULATING FOR SOME TIME

総理大臣もコメントするほどの人気グループ

各ニュースには、どれだけ人気のあるグループかを説明する表現が登場するのですが、多く用いられるのが、1月の騒動の際に総理大臣がコメントをした、というくだり。たとえばロイターはこんな感じで紹介しています。

SMAP, whose name stands for "Sports Music Assemble People" had averted a break-up in January, leading to a collective sigh of relief, even from Japanese Prime Minister Shinzo Abe.
www.reuters.com

ちょっと印象的だったのが、新聞の一面を飾る「SMAP解散」の見出しを並べた写真で社会的なインパクトを表現した THE STAR ONLINE の記事。色が派手だからか、スポーツ新聞をメインに並べています。

www.thestar.com.my

あの会見は "an unusual television appearance"

1月の騒動とその後については、軽く触れているものが多いのですが、Billboard はちょっと詳しく説明しています。

A possible split was widely rumored in January, until the group's members made an unusual television appearance to say they would stay together and apologized for causing concern among their fans.
例の謝罪シーンは "an unusual television appearance" と表現されています。なるほど。 www.billboard.com

大意はある程度つかめますので、国内の話題についての英語のニュースを読んでみるのは、リーディングの練習にはいい感じ、です。

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