『ENGLISH JOURNAL』の最新号を見ながら勝手に英語と日本語でトークするポッドキャスト番組 「勝手にENGLISH JOURNAL!」 。今回は番組で紹介した『異文化理解力』から発展して、アメリカの「タスクベース」が垣間見える映画を3本紹介します。 かかってこいや!
タスクベースの文化って?
『2017年10月号(1) 世界で話題の「カルチャーマップ」で自己分析』 ではエリン・メイヤー著『異文化理解力』をもとに職場における信頼醸成プロセスの日米差について話しました。
ビジネスパーソン必携だそうですよ
- 作者: エリン・メイヤー,田岡恵,樋口武志
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- メディア: 単行本
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英語で読むとリーディングの練習にもなりますよ
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「関係ベース」の文化では飲み会などの個人的付き合いが重視される一方、「タスクベース」の文化では業務外の行動や人間関係は評価に関係しません。
なるほど!言われてみれば ハリウッド大作では「馴れ合わないヤツら」のストーリーが多いかも??
ということで今回はUSの「タスクベース」文化の片鱗が味わえる凸凹チーム映画をあげてみたいと思います。
ちなみに 、凸凹の溝が深いほど、チームがまとまったときのカタルシスは半端ありません!
グランド・イリュージョン
『ENGLISH JOURNAL』2017年10月号 の表紙を飾るダニエル・ラドクリフさんが悪役をつとめた同シリーズ。
凸凹度: ★☆☆
謎の人物に選ばれた4人のマジシャンに、極秘ミッションが下される。彼らは「フォー・ホースメン」として、パリの銀行から金を奪い・・・。
すぐに チーム仲がよくなってしまう(ように見える)ので★1つですが、 4人の連携による圧倒的なマジックシーンは必見 です!
ダニエル・ラドクリフが出ているのはシリーズの2作目
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ハクソー・リッジ
『ENGLISH JOURNAL』2017年7月号 のインタビューに登場したアンドリュー・ガーフィールドが主演を務めた戦争映画。
凸凹度: ★★☆
個性あふれる腕っ節の持ち主たちが、鬼教官にしごかれながらチームとしてまとまっていくシーンは、もはや戦争映画の定番といえるでしょう。
特に『ハクソー・リッジ』では主人公が軍隊にいながらにして銃を持つことを拒否するため(良心的兵役拒否)、なかなか仲間の信頼を得ることができません。しかし物語の終盤、主人公の衛生兵としての活躍がチームの命と信頼をがっちりつかんでいくシーンは、涙腺決壊必至です。
『ハクソー・リッジ』の物語はノンフィクションでもあり、 「仕事ができる奴は、信仰や信念の違いを越えて信頼される」というUS文化の圧倒的 事例 といえるでしょう。
こちらの記事でも詳しく紹介してますよ
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シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ
『ENGLISH JOURNAL』2017年9月号 で取り上げられていた「スパイダーマン : ホームカミング」の前のお話。
凸凹度: ★★★
本作では、アベンジャーズシリーズを牽引してきた2大ヒーローであるアイアンマンとキャプテンが決裂します。もはや凸凹チームすら超越するということで★3つ!
決裂の理由の1つは、アイアンマンが自分の両親を殺した犯人を許せないことなのですが、 アイアンマンが真剣に葛藤する様子に、逆にUSのワリキリ文化の根強さを感じます 。
いやーそこは許せなくてもプロフェッショナルとして恥ずかしくないと思うよ!
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「アメリカのタスクベース文化」についてPodcastで聞いてみよう! 英語で!
アルクの月刊誌『ENGLISH JOURNAL』について「勝手に」トークをするPodcast番組「勝手にENGLISH JOURNAL!」では、この記事で紹介した「アメリカのタスクベース文化」についてのトークを聞くことができます。
「勝手にENGLISH JOURNAL!」では、パーソナリティーのジュンが日本語で、相方のネイティブスピーカーが英語でトークを繰り広げているので、英語リスニングにもぴったりです。
聞いていると、思わずニヤリとしてしまう「勝手にENGLISH JOURNAL!」は Podcast または、 Youtube でお聞きください!
「勝手にENGLISH JOURNAL」で紹介している書籍はこちら
ENGLISH JOURNAL 2017年10月号
特集企画は「ハリー・ポッター」。第1作の出版から20周年!これを記念して、「ハリポタ」シリーズをあらためて振り返りました。もちろんインタビューはダニエル・ラドクリフです。また特別付録が2冊も付いていてお得ですよ!
文:「勝手にENGLISH JOURNAL!」編集チーム
「勝手にENGLISH JOURNAL!」は、アルク、 b わたしの英会話 、 音読アプリ「リピートーク」 が共同でお送りする日英バイリンガルトーク番組。ENGLISH JOURNALの最新刊について勝手に話します。 Podcast 好評配信中!
『ENGLISH JOURNAL BOOK 2』発売。テーマは「テクノロジー」
現在、ChatGPTをはじめとする生成AIが驚異的な成長を見せていますが、EJは、PCの黎明期からITの隆盛期まで、その進化を伝えてきました。EJに掲載されたパイオニアたちの言葉を通して、テクノロジーの歴史と現在、そして、未来に目を向けましょう。
日本人インタビューにはメディアアーティストの落合陽一さんが登場し、デジタルの時代に生きる英語学習者にメッセージを届けます。伝説の作家カート・ヴォネガットのスピーチ(柴田元幸訳)、ノーベル生理学・医学賞受賞のカタリン・カリコ、そして、『GRIT グリット やり抜く力』のアンジェラ・ダックワースとインタビューも充実。どうぞお聴き逃しなく!
【特集】PC、IT、そして、ChatGPT・・・パイオニアたちの英語で見聞する、テクノロジーの現在・過去・未来
【国境なきニッポン人】落合陽一(メディアアーティスト)
【スピーチ&インタビュー】カート・ヴォネガット(作家/柴田元幸訳)、ケヴィン・ケリー(『WIRED』創刊編集長、未来学者)、レイ・カーツワイル(発明家、思想家、未来学者)、ジミー・ウェールズ(ウィキペディア創設者)、アンジェラ・ダックワース(心理学者、大学教授)、【エッセイ】佐藤良明