「お年玉」を英語で説明すると?【日本紹介ハンドブック】

明けましておめでとうございます。お正月といえばお年玉ですが、皆さんはもらう側ですか?それとも、あげる側?日本独特のこの「お年玉」の習慣は、英語ではどのように説明すれば伝わるのか見てみましょう。

「お年玉」を英語で説明すると・・・

この記事では、アルクの書籍『改訂版 英語で日本紹介ハンドブック』の内容をもとに、日本にやってきた外国人が疑問に思うこと、質問したいと思うことを紹介します。

今回取り上げるのは「お年玉」。英語圏にない習慣のため、当たり前ですが直訳できる英語は存在しません。意味をそのまま英語にするなら、a New Year’s gift(新年の贈り物)、a New Year’s allowance (新年のお小遣い)などと言えるかもしれません。

確かにその通りなのですが、そのような習慣を持たない国の人は、「なんで新年にお小遣いをあげるの?」などと不思議に思うかもしれません。

そんな疑問を解消するためにも、英語で「お年玉とはこういうものですよ」と説明してあげましょう。「ハンドブック」の説明を見ると、日本人の私たちでも「なるほど!」と思う説明が含まれていることがあって勉強になります。

During the New Year’s season, Japanese children are given small envelops containing money called "otoshidama" by their parents and relatives making their first visit of the New Year.
正月の時期、子どもたちは両親や年始の挨拶で訪問し合った親戚などから、小さな袋に入ったお年玉をもらいます。

This custom descended from the practice of distributing rice cakes which were offered to deities and given among relatives as a token of blessing for the New Year. After the Meiji era, gifts of money became more prevalent.
元は神に捧げた餅を新年の祝いの印として親戚に配ったことから始まった習慣ですが、明治時代以降、お金の贈り物の方が普及しました。

Sometimes children have more money than their parents during this period.
この時期、子どもたちの方が、親たちより金持ちになることもあります。

  • containing:~が入った
  • descend(ed) from:~から始まる
  • the practice of:~の習慣
  • deity:神
  • as a token of:~の印として
  • prevalent:普及している

ところで、お年玉の相場は、小学校低学年で1,000~3,000円、小学校高学年で3,000~5,000円、中学生は5,000円といわれているそうです。(参照:お年玉の相場はいくら?年齢別の金額とマナー、使い道を紹介 / 東京スター銀行

財布は寒くなっても笑顔は絶やさず、素敵な一年にしましょう!


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ENGLISH JOURNAL編集部
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英語を学び、英語で学ぶための語学情報ウェブサイト「ENGLISH JOURNAL」が、英語学習の「その先」にあるものをお届けします。 単なる英語の運用能力にとどまらない、知識や思考力を求め、「まだ見ぬ世界」への一歩を踏み出しましょう!

  • 作成:2019年12月30日、更新:2025年1月1日

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