雨と湿気でイライラする梅雨も、英語でつぶやけば学習時間に。朝の髪形バクハツから、濡れた傘のヌメヌメ感、クールビズをめぐる攻防まで、英語で話して勉強しちゃおう!
6月ですね。梅雨ですね。イライラしますね・・・というわけで、雨と湿気でいつにもましてイライラとモヤモヤが募るサラリーマン生活を英語でつぶやきます。ああ、もう都会の暮らしは無理。アルプスに帰りたい。おじいさーん!ペーター!!
湿気たっぷりで朝から大変!
しかし、おじいさんは迎えに来てくれません。今日も何とか身なりを整え、会社に向かう我々サラリーマン。湿気の影響がここにも。
My hair doesn’t look very nice today.
(今朝は、ヘアスタイルがきまらない)
湿気が多いと髪の毛がぼわ~っと膨らんで、頭の周りにオーラみたいなやつが出てきますね。そして髪形で手間取っているとほかにも影響が。
I’m having trouble putting in my contact lenses.
(コンタクトがなかなか入らない)
I can’t decide what to wear!
(着ていく服が決まらない!)
うわー、イライラする! 半袖か長袖か、上着は持つか持たないか。もう、だれか決めてー!!
Should I bring a folding umbrella?
(折り畳み傘を持って行ったほうがいいかなあ?)
この場合、持っていくと降らないし、持っていかないと降ります。ホントにねえ。どうすればいいと思います?
満員電車での仁義なき戦い
Oh! My bag’s gotten stuck in the door!
(鞄がドアにはさまっちゃった)
ドアに物がはさまったため、悪天候のため、お客様どうしのトラブルのため・・・。都会の電車はよく遅れます。
そういえば先日、駆け込み乗車をしようとする人に対して、「もう無理です! 乗れません! あきらめてください!」という、実に生々しく切実なアナウンスを聞きました。あれは駅員さんの魂の叫びだったのでしょうか。
ようやく動き出しても・・・。
The train has been coming to a stop quite often today.
(また徐行運転かー)
I’m falling over ; there’s no room for my feet.
(足の置き場がなくて倒れそう~)
そして、この季節特有のこの問題。
That’s gross. A wet umbrella’s stuck against my arm.
(ぬれた傘が腕にくっついて気持ち悪い)
“gross” は会話で「気持ち悪い、ぞっとする」を表す形容詞。また、“clammy” も「ベトベトして気持ち悪い」を意味します。 あのベト~っとした感じは何とも言えない気持ちの悪さ。傘から落ちたしずくが足の甲にポタッとたれたときも震えが来ますね。そしてぬれた体にひときわこたえるのがこれ。
The air conditioner is way too strong. I might catch a cold!
(クーラー効き過ぎ。風邪引いちゃう!)
日本の電車は寒すぎる! やっぱりアルプスに帰りたい~。
職場に着いて第2ラウンド!
「ふ~、やっと会社についた」と思っても、そこはまた新たなリングに過ぎません。そこかしこに潜むロッテンマイヤーさんをうまくかわせるか?
さあ、試合開始。カンカンカンカン!
Who cranked up the air conditioner again? Don’t you know what “Cool Biz” is?
(だれ、また空調強めたの?クールビズだっちゅうの!)
20度にしてる子はいねが~~。ジャケット着てる子はいねが~~。28度うんぬんにつきましては、いろいろと見解があるようですが、冷房の効き過ぎには気をつけたいもの。夏風邪の 原因 にもなりますしね。
I don’t know why but my head is fuzzy today.
(なんか、今日は頭働かない)
それは今日だけではない かもしれない 。
Working on a computer makes my eyes dry.
(パソコンで目が乾燥する)
こんなにジメジメしているのに、目は乾燥するという不思議。 原因 は過労か、加齢か?冷房で結構冷えるのに、じんわり汗をかいていたとみえて、こんなことにも。
My makeup wears off by evening.
(夕方には、化粧が崩れてる。)
“wear off”で「徐々に落ちる、消える」という意味。 前々から不思議なんですが、落ちた化粧はどこへ行くんでしょう? 皮膚に吸収されているのか、異次元へ吸い込まれて溜まっているんでしょうか。
湿気むんむん、マイホーム
仕事を終えてやっと帰宅。しかし、梅雨の 影響 はここにもやってくるのです。
The laundry is piling up.
(洗濯物がたまってきたなあ)
部屋干しすると、例の得も言われぬ「にほひ」がするし・・・と思っていたらキッチンからも!
A nasty odor is coming from the sink strainer in the corner.
(三角コーナーからヘンなにおいがするよ。)
梅雨の時期は物が腐りやすくなりますから、要注意です。せっかく手に入れた白パンもすぐカビが生えますから、おじいさんに持って帰る前にさっさと食べちゃいましょう。
The curry that I left overnight tastes superb !
(一晩寝かせたカレーは絶品だ!)
それ食べちゃダメ! 絶対何か増殖してますから。100度で60分加熱しても死なないやつですから。もうこうなったら、 さっさとお風呂に入って、さっぱりしちゃいましょう。そして風呂上りにはこれ!
Nothing tastes better than a beer after a bath.
(風呂上がりの一杯はおいしいなあ。)
そういえば6月1日からビールが値上がりしたんでしたっけ・・・ああもうホントにやってられない!アルプスに、アルプスに帰ってやる~!!
明けない梅雨はない
というわけで、梅雨の日本のサラリーマン生活は踏んだり蹴ったり。しかし、年によって早かったり、遅かったりはありますが、いずれは明けるのが梅雨というものです。
I’ll go to bed now. It’s no use thinking about it.
(とりあえず今日はもう寝よう、考えても仕方ないし)
そうそう、 明日が来れば、それだけ梅雨明けも近づきますからね。ではまた明日。お休みなさ~い。
おすすめの本
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