さまざまな分野のビジネスシーンで、通訳を介さず自分で直接英語を話さなければならないシーンは増える一方です。そこで今回、スピーキング力を伸ばすことに定評のあるTORAIZ(トライズ)を運営するトライオン株式会社に「英語を話す力を伸ばす秘訣」を伺いました。
徹底的に個別最適化、1000時間の学習がカギ
今回、お話をうかがったのはこのお二人です。
▼三木雄信さん トライオン株式会社代表
▼西牧健太さん 語学研究所所長
お二人は日本人の英語について、こう話します。
自分の仕事に必要な業界用語だと、長いカタカナ語でもすぐ覚えられたりしますよね?人間の脳は、「自分の生命や財産の危険と関係があるもの」は覚える、それ以外は覚えません。ですから、ビジネスで使える英語力を習得したいなら、 自分の仕事に直結する教材を使い、自分の仕事に直結するトレーニングをする 、これに尽きます!
どんなトレーニングをするの?
TORAIZは「徹底的な個別最適化」に基づいたインプット・アウトプットの英語学習を通じ、12カ月で英語を話せるようになるコーチング英会話です。
スピーキング力アップのための3つの秘訣
TORAIZがスピーキング力アップの秘訣と考えているのは次の3つのポイントです。
- 12カ月で 1,000時間 という圧倒的な学習時間
- 優秀な 専属コンサルタント (※)とネイティブコーチ
- 計画・進捗・結果に対する定期的な PDCAサイクル
TORAIZ(12カ月コース)で最も伸びるのは「中学英文法は理解しており基本単語3000語が頭に入っている人」。逆に言えば、その知識さえあれば話せるようになります。TOEICスコアが高くても話せない人は多く、受講生のスコア幅は400点?900点と非常に幅広くなっています。
※中学英文法から復習したい人には「TORAIZやり直し英語プログラム(2カ月?)」がおすすめです。
※ネイティブコーチのレッスンは不要という方には、コンサルティングに特化した、新講座 「InterGrowth(インターグロース、2カ月)」 がおすすめです。
英語習得には、なぜ1,000時間の学習が必要?
「1年1,000時間の英語学習を通じてブレイクスルーを起こす」というTORAIZのスローガンには理由があります。
「アメリカ人が日本語を習得する目安は2,200時間」という米FSI(Foreign Service Institute, アメリカ国務省付属の語学研修機関)のデータがあります。「逆もまた真なり」と解釈し、 日本人は大学卒業までに1,200時間程度は英語学習をしているので、あと1,000時間でブレイクスルーが起こるはず だと考えています。その1,000時間の学習を第二言語習得の理論に基づき、正しくインプットした知識をアウトプットすることで両方のバランスを最適化、各々が目指す英語レベルに達成させます。
受講生のゴールから逆算、最適な学習ロードマップを作成
大前提としてあるのは、 インプットとアウトプットのバランスも含め必要な英語学習は人によって違う ということです。学習者の母語、持っている文化・国民性、人生経験、果ては体質すら、英語学習に影響します。
例えば「シャドーイングをしてみて」というと驚くほど完璧に再現できる人がいます。でも、非常に耳がいいからできるだけで、英語力と直接結びついていなかったりするのです。そういう人には、音読、シンクロリーディング(読みながら口で追いかけていく)、など文字と音を結びつける訓練が必要です。
こうしたことを踏まえ、受講スタート時には日本人の専属コンサルタントが受講生のレベルはもちろん、経験やライフスタイルなどもしっかりヒアリングします。そして、今のレベルからゴールまでをどうつなぐかのロードマップとなる学習計画を立てていきます。 受講生個々人に最適化されたスケジュール、専属コンサルタントによる日々のメールでのサポートや面談もあり、受講継続率は91.7% と高い数値を保っています。コンサルタントは VERSANT スコアの平均が60.2点、TOEICスコアの平均が912.8点(2020年5月時点)と英語力は非常に高いですが、普通の日本の英語教育を受けてきています。自分で工夫しながら英語力を伸ばしてきた経験があるため、受講生の悩みに共感でき、受講生にとってはロールモデルになり得る存在です。
日本人の専属コンサルタントが、受講生のゴールから逆算しインプットとアウトプットのバランスが良いロードマップとなる学習計画を作成
世界中から、その受講生に最適な教材を探して採用
自分の仕事に必要な業界用語だと、初めて聞いたカタカナ語でもすぐ覚えられるということはありませんか?
人間の脳は、 暗記する際「自分の生命や財産の危険とどの程度関わっているか」を判断し、必要度が高いものは覚える 、そうでないものは覚えません。ですので、 学習者の目指す目標に関連する教材を選ぶことが効果を上げるための必須条件 になるのです。
そのためTORAIZでは特定の教材を使うのではなく、学習者のゴールに合わせて、世界中の英語教材から最適なものを選んで採用します。
144回のネイティブレッスンで磨くのは「コミュニケーション・スキル」
受講生はIT系企業で働く人も多く、よく聞かれるのが「プロジェクトにインド人がいて、インド英語が聞き取れないので、インド英語を学んだ方がいいのか」という質問。
でも、正解はインド英語を身につけることではなく、相手の発言が聞き取れなかったりしたときに「こういう意味ですか?」と質問したり「もうちょっとゆっくり話してください」と頼んだりして、 お互いが理解しやすい会話に持っていく力、「コミュニケーション・ストラテジー」 です。それを身につけるためにネイティブコーチと144回のレッスンを行います。
受講生からはレッスン毎に満足度を点数化したフィードバックを受けていますが、5点満点で平均が4.55点。ビジネス経験が豊富で、専門的な仕事の話ができる講師だけを採用していることも満足度につながっていると考えています。
ビジネス経験豊富なネイティブスピーカーが英会話レッスンを実施するため、業務に直接役立つコミュニケーション・スキルを習得できる
受講生×コンサルタント×コーチで、3カ月ごとのPDCAで結果を出す
スタート時に組んだ学習計画が効果を上げているかを把握するため、3カ月に1度、受講生・コンサルタント・ネイティブコーチで面談をして全体を振り返り、必要であれば使用する教材やカリキュラムも見直します。これを 「インテグレーテッドマネジメントシステム(統合型管理システム)」 と呼んでいます。
受講生は毎月の指標としてVERSANTを受験するため、平均的な伸び率に比べて伸び悩んでいるようであれば、テスト結果から原因を分析し、対策を練ります。
第二言語習得論では「こうすれば伸びる」という見解はある程度揃っているにもかかわらず、それを生かしきれていないというのが日本や世界の英語学習における問題です。
TORAIZは「理論×実践=最速の英語学習」と考え、独自の「語学研究所」を設けました。 理論と受講生のライフスタイルや得手不得手を照らし合わせ、受講生に合わせて徹底的に個別最適化したアプローチを見つけ出し、実践 。それにより、受講生の最大実績として、VERSANTスコアをスタート時の23点から12カ月後に56点にアップさせる、という結果につなげています。
3カ月ごとに全体を振り返りPDCAサイクルを回すから、学習を検証して結果を出せる
効果を実感!受講生の声
実際にTORAIZのトレーニングを受講した方から、その効果を実感する声が届いています。
- 外国人を前にすると怖くて"Thank you."も言えなかったのが12カ月の受講でVERSANTスコアが35点から50点にアップ。修了後に起業し、海外展開を視野に入れています。
- 独学で英語を学んできたものの効果が出ず、1年でなんとかしたいと受講。VERSANTスコアは56点まで伸び、社内での英語業務を自分で回せるようになりました。
- 英語の基礎力を上げたくて受講しましたが、担当コンサルタントを信じて1日3時間勉強した結果、2カ月でTOEICテストが485点から680点にアップ。めちゃくちゃ満足しています。
TORAIZとVERSANTを組み合わせて学習
受験のタイミング:受講前後に1回、受講中は毎月、計13回
毎月 VERSANT Speaking Test を受験して客観的に実力チェックするのは本校の大きな特長。受講前は23点だった初心者レベルの受講生が12カ月後に56点(英語で複雑な議論ができるレベル)になったケースも。伸びを数字で確認できると自信になってさらに伸びる循環が生まれます。
※無料カウンセリング予約でVERSANT受験IDをプレゼント!
コンサルティングに特化した新サービス「InterGrowth」
10月より、 コンサルティングに特化した新サービス「InterGrowth(インターグロース)」をスタート しました。コーチング英会話TORAIZと同様、徹底的な個別最適化と優秀な専属コンサルタントによるコンサルティングをベースとしつつ、自由度が高くリーズナブルなサービス設計が可能になっています。
- 学習コンサルティングコース
- TOEIC L&R TEST コンサルティングコース
上記2コースを提供。TOEIC L&R テストのスコアアップはもちろん、日常英会話・ビジネス英会話などに必要な本質的な英語力を養成します。
新サービス「InterGrowth(インターグロース)」の詳細を見る
スクール情報
代表的なサービスと料金プラン ※価格はすべて税込です。
TORAIZ 12カ月コース
月額85,467円?(入会金55,000円、コンサルティング費203,500円)
- コンサルティング
- 毎営業日のメールサポート
- 週3回のネイティブ講師とのレッスン
- フリートーク・グループレッスン受け放題
- 2週に1回の進捗確認面談
- 月1回の進捗確認テスト(VERSANT受験)
- オリジナル学習管理ツールの使用
InterGrowth
- 自学習コンサルティングコース 378,400円(2カ月)
- TOEIC L&R テストコンサルティングコース 383,680円(2カ月)
運営会社:トライオン株式会社
取材・執筆:株式会社 REGION
【トーキングマラソン】話したいなら、話すトレーニング。
語学一筋55年 アルクのキクタン英会話をベースに開発
- スマホ相手に恥ずかしさゼロの英会話
- 制限時間は6秒!瞬間発話力が鍛えられる!
- 英会話教室の【20倍】の発話量で学べる!
SERIES連載
思わず笑っちゃうような英会話フレーズを、気取らず、ぬるく楽しくお届けする連載。講師は藤代あゆみさん。国際唎酒師として日本酒の魅力を広めたり、日本の漫画の海外への翻訳出版に携わったり。シンガポールでの勤務経験もある国際派の藤代さんと学びましょう!
現役の高校英語教師で、書籍『子どもに聞かれて困らない 英文法のキソ』の著者、大竹保幹さんが、「英文法が苦手!」という方を、英語が楽しくてしょうがなくなるパラダイスに案内します。
英語学習を1000時間も続けるのは大変!でも工夫をすれば無理だと思っていたことも楽しみに変わります。そのための秘訣を、「1000時間ヒアリングマラソン」の主任コーチ、松岡昇さんに教えていただきます。