アルク創業者:平本 照麿(左)、代表取締役社長:田中 伸明(右)
みなさま、こんにちは!アルク広報チームの河合です。アルクの新刊やサービス、イベントや取り組みなどの情報をお届けする「アルク広報ニュース」。アルクは4月8日に創立50周年を迎えます。これに先立ち、アルクのこれまでをあらためてご紹介させていただくとともに、日ごろのご愛顧へのお礼を申し上げます。
目次
今月のスポットライト
1969年4月8日にアルクは誕生しました。まだ、生きた英語に触れる機会が少なかった時代です。当初から「コミュニケーションのための語学学習」を大切にし、2年後には初の“声の月刊誌”として、英語の実際のスピーチや会話を収録したカセットテープの『The English Journal』(現『ENGLISH JOURNAL』)を創刊しました。
それ以降、聞いて学ぶ教材を刊行し続けるとともに、語学学習者の共創学習の場を提供する会員制度、語学やさまざまな国への興味・関心を広げていただくための情報誌やウェブサイト、効率的・効果的な学習のためのデジタル・ウェブ教材、話す力を測るスピーキングテスト、セミナーや研修、学習アドバイザリー制度など、さまざまな開発を続け、今に至ります。
学ぶ言葉は英語からスタートし、日本語教育、そして中国語、韓国語をはじめとしたマルチリンガルをカバー。対象は胎児からシニアまで、ライフタイムで語学が必要などなたにも、ご活用いただきたいラインナップとなりました。
今日、このような幅広い語学学習のソリューションをご提供させていただけるのは、学習者の方々、語学教育の現場で奔走される先生方、ご担当者のみなさまから数多くの声や成果を伺わせていただきながら歩んでこられたからでございます。誠にありがとうございます。
それでは、アルクの創立者で最高顧問の平本と、代表取締役社長の田中からのごあいさつをお届けします。
[創立50周年、新たな飛躍を目指して!]株式会社アルク 創業者 兼 最高顧問 平本 照麿
1964年のオリンピックが、日本にとって国際化の幕開けとなりました。そして2020年、再び迎えるオリンピックが、日本にとってグローバル社会へ向けて躍進するきっかけになることを期待したいと思います。
アルクは「地球人ネットワークを創る」というスローガンを掲げ、コミュニケーションのための英語学習に特化してきました。生の英語を素材とした月刊『ENGLISH JOURNAL』や「ヒアリングマラソン」をはじめ、数知れない生きた教材を開発してきました。
この50年で社会の構造や国際間のパワーバランスは大きく変わりました。教育のグローバル化対応は、日本が再び国際的な存在感を高めるうえで不可欠な条件です。そのためにも生きた英語の習得は必須となるでしょう。
アルクは教育のグローバル化に大きく貢献して、コミュニケーションのツールとしてだれでも生きた英語が使える社会の実現へ向けて、新たな第一歩を踏み出したいと思います。
これまでのご愛顧に心よりお礼を申し上げます。
引き続きよろしくお願い申し上げます。
[ITで次世代の「地球人ネットワークを創る」]株式会社アルク 代表取締役社長 田中 伸明
アルクが創立から今年でちょうど50年を迎えると認識したのは、昨年の暮れのことでした。
アルクは、昨年の9月に IT企業であるフリービットという会社のグループに加わりました。そのタイミングで私が社長を引き継ぎ一緒に仕事をすることになったわけですが、改めて考えてみると、50年も前に日本人に英語を広めようと考えて、企業理念を「地球人ネットワークを創る」と定めたのは、とても先鋭的で、その後に起こるインターネットの誕生と情報化時代を予見していたかのようです。
そして50年の時を経て、いよいよテクノロジーとコンテンツ、メソッドを融合させた次世代のアルク教育プラットフォームを創る時が来ました。
今までお世話になった学習者の皆様、多くの取引先の皆様に感謝すると同時に、ITの活用でこれまで以上の学習成果を発揮するサービスを創り出すことで、皆様に報いていきたいと考えています。
これから始まる次のアルクにご期待ください。
新刊案内
1.『ENGLISH JOURNAL』2019年4月号(3月6日発売)
今月の特集は、「マインドマップx自己紹介」です。新しい人との出会いも多い4月。自己紹介をする機会も多いのではないでしょうか。そんなとき、まずは自分自身のことについて知り、その情報を整理しておくことが大切です。その上で、性格や外見、経歴などにまつわる英語表現を頭に入れて、相手に気持ちが伝わる自己紹介ができるように準備します。
インタビューは、2011年に鮮烈デビューを飾った、ミュージシャンのエド・シーラン。身一つでロンドンに出て、極貧生活の中ホームレス状態で音楽活動を続けていました。2017年にリリースした最新アルバム『÷(ディバイド)』 への思いと、2カ月滞在したという日本の感想などを語ります。
2.『最強の英語発音ジム』(2月20日発売)
NHK Eテレの英語初級者向け講座「中学英語トレーニング!エイエイGO!」の講師、高山芳樹先生が、番組をベースに最強の英語発音プログラム本を作りました。
従来の発音学習本は日本人が苦手とする“r”や“l”など、個々の正確な発音の仕方の説明が主流となっています。しかし英語の発音やリスニング力を伸ばすのに重要なのは、英語発音のコア(体幹)を鍛え、自己流の通じない発音をマクロに矯正し、より通じやすい発音を習得すること。歪んだ自己流の発音を矯正することで、驚くほどリスニング力を伸ばすことができるのです。体の中に正しい英語の音のデータベースを一つ一つ着実に蓄積していくことが、リスニング力アップの近道です。
本書では、各章でミッションを掲げ、システマティックにトレーニングすることで、「通じる発音」と「聞き取れる耳」を身に付けていただきます。
3.『同時通訳者のここだけの話』(2月20日発売)
英語と日本語を巧みに操る売れっ子同時通訳者――そんなキラキラしたイメージの裏にある、泥臭くてリアルな“通訳男子”の姿を包み隠さずつづった通訳エッセイです。
国際会議で、要人会談で、はたまた法廷で目にし、耳にした、フリー通訳者の立場だからこそ言える現場発の「ここだけ」の話が満載。通訳という仕事のダイナミズムと、言葉を通して人とつながる意義、人と人をつなげる喜びをたっぷり詰め込んだ1冊です。巻末では、プロ通訳者のノート術(メモ取りの方法)を大公開しています。
4.『GTECR過去問題集Basic』『GTECR過去問題集Advanced』(2月28日発売)
「GTEC」は、「本当に使える英語」の力を測ることを目指してベネッセコーポレーションにより開発された、英語4技能検定です。
本書は、GTEC 初の過去問題集です。Basic レベルと Advanced レベルの公式問題を、それぞれ2回分完全収録。本番と同様のクオリティーで演習し、徹底的に復習することができる1冊です。
試験に近い音声や、問題冊子・解答用紙もほぼ同じページレイアウトで、臨場感を味わいながら問題に取り組めるようになっています。2019年度からの新形式にも対応しています。
5.『キクタンGTECR【Basic&Advanced両対応】』(2月28日発売)
リズムに乗って英単語を覚えるベストセラー、「キクタン」シリーズの GTEC 対策版が登場。Basic と Advanced の過去問題と公式問題集を徹底分析しました。
本書は、「GTEC に出る」単語の掲載だけでなく、「実用英語」に対応できる単語力をいかに身に付けてもらうかにこだわっています。見出し語の選定にあたっては、過去問題と公式問題集に加え、最新の語彙研究から生まれたコーパスデータを徹底的に分析。GTEC で高得点を獲得するだけでなく、将来英語を使って世界で活躍するための土台となる単語を選びました。
「『GTEC』に出る」「日常生活で使える」必要語彙が効率的に身に付く1冊です。
ニュース
1. アルクの英会話教室でモバイル型ロボット「RoBoHoN」を採用
アルクが運営する子ども向けの英会話教室「アルク Kiddy CAT英語教室」において、シャープのモバイル型ロボット「RoBoHoN(ロボホン)」を活用したレッスンを、今年5月より順次開始します。
アルクとシャープは、英語学習におけるコミュニケーションロボットの有用性を検証するため、2018年5月から8月までの3カ月間、首都圏のアルクの英会話教室2校にて、ロボホンを活用した実証実験を行いました。その結果、教室に通う生徒に発音や声のトーン、スピードに配慮しながら丁寧に話して伝えようとする意識が芽生えたこと、初回と3カ月後のレッスンを比べると発話回数が約75%増加したことが確認できました。ロボホンが生徒のモチベーションや自発的に学ぶ意欲を向上させるためのツールとして有効であると判断し、このたび正式に採用を決定しました。
将来的には、教室内での利用だけでなく、生徒一人一人の学習状況に応じて予習・復習をサポートする自宅学習ツールとしてロボホンを導入することも検討しています。
2. 第13回 TPS(TTT Prep School)(4/20・21)
2019年最初の TPS は、大人気講師のJayこと早川幸治先生が登壇。かつてないテーマを掲げました。タイトルは「【ボクは嫌だ!】This is TOEICセミナー but 脱対策」。
世に伝わる TOEICR L&R対策は、多岐にわたります。本セミナーは、テクニックを知っているが故に、制限時間内に「終わらない・解けない」となることを防ぐべく、逆の視点から、テクニックの検証と、その脱却法を伝授します。
ある程度テクニックは分かっていて、すでに本試験でも試している方。かつ、そのテクニックが上手く反映できていない、もしくはアンチテクニック志向が強い、真の実力を高めたいという方はぜひご参加ください!
▼お申込み・詳細はこちら▼
https://www.alc.co.jp/seminar/detail/19042021.html
3. 【第7回 ALC Speakers’ Club】(4/27)
英語学習者のための“英語アウトプットにフォーカスした”イベントです。「英語スピーキングを練習したい」「英語で話したい」という方は、どなたでもご参加いただけます。
英語でのコミュニケーションの「コツ」と「知識」が得られ、対話力と発表力アップを図ります。目的は、既に頭にある英語を口にすること。自分の意見を表現する、相手の話を理解して反応返答する、物事を自分の言葉で説明するトレーニングをたくさんご用意しています。
▼お申込み・詳細はこちら▼
https://www.alc.co.jp/seminar/detail/190427.html
4. 小学校の英語教育 これからセミナー(4/28)
子どもに英語を教える先生(その予定がある方を含む)を対象に、指導力アップセミナーとして、定期的に開催している「小学校英語 これからセミナー」。第4回となる今回のテーマは「自信ある授業のために」。
前半は、英語音声学者であり、大人気講師の小川直樹先生が、子どもたちの前で英語をかっこよく、英語らしく発音するコツを分かりやすく、丁寧に解説します。後半は、聖学院大学の東仁美先生が、授業の中で重要な役割を担う「教室英語」のPointを、2020年度からの教科化に向けた視点を踏まえてお話します。
▼お申込み・詳細はこちら▼
https://www.alc.co.jp/seminar/detail/190428.html
それではまた、来月にお会いしましょう!
SERIES連載
思わず笑っちゃうような英会話フレーズを、気取らず、ぬるく楽しくお届けする連載。講師は藤代あゆみさん。国際唎酒師として日本酒の魅力を広めたり、日本の漫画の海外への翻訳出版に携わったり。シンガポールでの勤務経験もある国際派の藤代さんと学びましょう!
現役の高校英語教師で、書籍『子どもに聞かれて困らない 英文法のキソ』の著者、大竹保幹さんが、「英文法が苦手!」という方を、英語が楽しくてしょうがなくなるパラダイスに案内します。
英語学習を1000時間も続けるのは大変!でも工夫をすれば無理だと思っていたことも楽しみに変わります。そのための秘訣を、「1000時間ヒアリングマラソン」の主任コーチ、松岡昇さんに教えていただきます。