イギリスやアメリカで人気のペットの名前って??在日外国人3人の動物対談【音声付き】

世界で動物保護活動が活発化する中、日本でも動物や環境に配慮した「エシカル」な行動を意識する人や企業が増えています。『ENGLISH JOURNAL』6月号の特集では、公益財団法人動物環境・福祉協会Eva理事長の杉本 彩さんへのインタビューや、海外での動物に関するトレンド、ヴィーガンについて紹介します。本記事ではその中から、在日外国人3人による動物に関する対談の一部を音声付きでご紹介します。

今回対談する3人は全員動物が大好き!

【写真左】 Nadia McKechnie(ナディア・マケックニー): イギリス、ロンドン出身。ナレーター(NHK、CM等)や英会話教材作家(著書多数)として20年以上のキャリアを持つ。近年は本業の他に、「東京ヴィーガン」のボランティア・オーガナイザーとして、イベント、SNS、トークゲストなどを通して、日本のヴィーガンムーブメントを促すプロジェクトに取り組んでいる。ヴィーガン団体と企業、政治家が集まる「ベジ議連」にも積極的に参加。イギリスヴィーガン協会の認証マークの発行代理や、新プロジェクト「ヴィーガン・マーケット・ジャパン」の共同設立者としても活躍中。Instagram: @plantpoweredintokyo

【写真中】 Alex Derycz(アレックス・デレチ): アメリカとフランス、ウクライナのミックス。5カ国語(英・仏・西・日・独)を話す。アメリカのUCLAで日本語を学び、卒業後にヴィーガンを広める活動をするため来日。モデル、タレントとして活動しながら「ビーガン王子」としてヴィーガンの商品、お店、ライフスタイルなどの情報を発信中。DMM.Plant-based のストラテジストに就任後、2020年に「ビーガン王子株式会社」を設立し、プラントベースの分野における商品開発、コンサルティングやPR活動を行う。ELLEスタイルインサイダー。Instagram: @alex_derycz   ビーガン王子  https://veganoji.jp/

【写真右】 Ruzha Todorova(ルージャ・トドロヴァ): ブルガリア出身。17歳から7年間のアメリカ滞在中と、その後10 年間のスウェーデン滞在中に、Djurrattsalliansen(The Animal Rights Alliance)という動物愛護団体のメンバーとして、ヴィーガンへの働き掛けやデモ、イベントの企画、動物実験施設や農場の覆面調査などに従事。来日してからは「東京ヴィーガン」の一員として、さまざまなイベントやマーケットを開催している。ヴィーガンフレンドリーなレストランを紹介する世界最大のサイト「HappyCow」の東京アンバサダーも務めている。

たくさんの動物に囲まれた生活

Nadia: We had loads of animals when I was growing up. We had a dog. Actually, he was a rescue dog. We got him when his old owners couldn’t look after him anymore. We had a couple of cats. Again, we got the cats when the neighbour’s cats had babies. We had lots of little animals. I feel quite sorry for them, actually, ’cause we probably didn’t take care of them as well as we could have knowing now, like with gerbils, birds, fish, hamsters.

And then, in Japan, I’ve been here quite a long time, but about I guess almost 20 years ago, we got a dog. We suddenly got the dog. Our elderly neighbours were unable to take care of their Shih Tzu, their Shih Tzu anymore. And so we suddenly got a rescue dog. And I think he really opened my eyes again to living with a(n) animal and how wonderful it is . His name was Poppy. And then we’ve had various other pets. Poppy actually died last year. We were so heartbroken. But he died of a(n) age-related illness.

ナディア:私が子供の頃、私たち家族はいろいろな動物を飼っていました。イヌが1匹いました。実は彼は保護犬でした。彼の年老いた飼い主がもう世話をできなくなって、私たちが引き取ったんです。ネコは2匹いました。ネコの場合も、近所のネコが赤ちゃんを産んだときに引き取りました。小動物はたくさん飼っていました。実はその動物たちにはとても申し訳なく思っています、スナネズミや鳥、魚、ハムスターなどに対して、今の知識があればできるくらいには、恐らくその頃は世話をしていなかったので。

それから日本では、かなり長い間こちらにいますが、20年ほど前でしょうか、イヌを飼いました。急にそのイヌを引き取ったのです。近所のご老人がシーズーをそれ以上世話できなくなりました。そこで私たちが急に保護犬として引き取りました。 動物と暮らすことがどんなに素晴らしいことかを、改めて彼が私に気付かせてくれたと思います。彼の名前はポピーでした。それから、他にもさまざまなペットを飼ってきました。ポピーは実は昨年亡くなりました。私たちは心から悲しみました。でも彼は加齢に伴う病気で亡くなったんです。

海外では皮肉を込めたペットの名前が人気!?

Nadia: I think dogs used to be called things like Rex and Rover. But, but I think now people quite like ironic names. So you might call your little, teeny, little Chihuahua, you might call him, like, T-Rex or Jaws or, you know, like, like Thrasher or something, I don’t know, ha-ha.

Ruzha: Or you would call, like, a big German Shepherd, Tiny.

Nadia: Tiny, or, or Sugar or something, yeah, ha-ha. Yeah, I think, just basically, I think these days anything goes. People try to use creative names that other people haven’t got, yeah?

Alex: Yeah, yeah.

Ruzha: I find something very interesting and funny when people name their pets human names. I know some people like to name? For example, the owner may be called Steven and they would name their dog also Steve. So they would just say dog Steven or human Steve. I find that kind of funny.

ナディア:イヌはレックスやローバーのような名前でよく呼ばれていたと思います。でも今は、皮肉を込めた名前がかなり好まれているようです。とても小さなチワワを呼ぶのに、ティーレックスやジョーズとかね、あるいはスラッシャーなんて呼んだりします、よく知らないけど、ハハハ。

ルージャ:あるいは、大きなジャーマン・シェパードなんかを、タイニーって呼んだり。

ナディア:タイニーとか、シュガーとかね、そう、ハハハ。ええ、基本的にこの頃はなんでもありだと思います。 他の人が付けていないような独創的な名前を使おうとしますよね?

アレックス:そう、そう。

ルージャ:ペットに人間の名前を付けているのはなんだかとても興味深く、面白いと思います。私が知っているのは―例えば、飼い主がスティーブンと呼ばれていて、イヌにもスティーブという名前を付けるような人がいます。だから、「イヌのスティーブン」とか「人間のスティーブ」とか言ったりして。なんだかおかしいですね。

英語も学べるおすすめ動物映画&YouTube動画

Nadia: How about Charlotte’s Web? That’s a good movie about a pig. Or Babe, Babe is a good movie. Okja, Babe, Free Willy , ha-ha, about the orca. That’s a good movie to watch. And My Octopus Teacher is very good. Have you seen My Octopus Teacher ?

Alex: Oh, yeah, yeah, yeah, yeah.

Ruzha: On Netflix.

Nadia: On Netflix. And Netflix has loads of great documentaries about which is . . . When we think animals, we think vegan in the same breath, don’t we? So, for example, Dominion, is that on Netflix?

Ruzha: Dominion is not on Netflix, but Cowspiracy, which is not meant to be an animal rights movie. It’s about the environment and animal agriculture.

Alex: I would also recommend Ryuji-san, from “Peace By Vegan,” ’cause he’s taught me how to look more really at animals like more as individuals, right, that I should approach with more, a lot more consideration for their own, you know, emotions, feelings and thoughts, and less as possessions.

Ruzha: For the English speaking, YouTube, of course, “Earthling Ed.”

Nadia: “Earthling Ed,” yeah. “Still a Vegan” has quite a few of his videos with subtitles on, in case anybody wants to watch. “Earthling Ed” is probably the most influential, haha, vegan in the world. He’s lovely. Really nice.

ナディア:『シャーロットのおくりもの』 はどうですか?ブタに関する良い映画です。あるいは『ベイブ』、『ベイブ』は良い映画です。『オクジャ』、『ベイブ』、『フリー・ウィリー』は、ハハハ、シャチについてです。それも見るといい映画です。それから、『オクトパスの神秘:海の賢者は語る』はとても良いです。『オクトパスの神秘:海の賢者は語る』は見たことがありますか?

アレックス:ああ、はい、はい、はい、はい。

ルージャ:Netflixで。

ナディア:Netflixで。Netflix には素晴らしいドキュメンタリーがたくさんあります……。私たちは動物について考えるとき、ヴィーガンについても同時に考えていますよね? だから例えば、『Dominion』はNetflixにありましたっけ?

ルージャ:『Dominion』はNetflixにはありませんが、『Cowspiracy』はあって、動物の権利についての映画ではないですね。環境と畜産農業についてです。

アレックス:僕は「Peace By Vegan」のRyujiさんもおすすめしたいです 、というのも彼は、僕に動物をもっと個々の存在として見るように、所有物としてではなく、彼ら自身の感性や感情、思いに対してもっともっと深く配慮しながら接するべきだと教えてくれたからです。

ルージャ:英語に関して言うと、YouTubeではもちろん「Earthling Ed」がありますね。

ナディア:「Earthling Ed」、そうね。「Still a Vegan」にも字幕付きの彼の動画がたくさんあるので、ご覧になりたい方はどうぞ。「Earthling Ed」は恐らく世界で最も影響力のある、ハハハ、ヴィーガンです。彼は素晴らしいです。本当にすごいです。

EJ6月号で「アニマルウェルフェア」について考える

EJ6月号では3人の対談全文を音声付きで読むことができます。さらに、3人が来日して驚いた動物のあれこれや動物への話しかけ方、日本の動物保護指数などについてお話ししています。本誌では語注もついているので、英語の勉強をしながら動物保護について学びたい人におすすめです。ぜひご覧ください。

翻訳:片桐恵里 写真(1枚目):山本高裕

『ENGLISH JOURNAL BOOK 2』発売。テーマは「テクノロジー」

現在、ChatGPTをはじめとする生成AIが驚異的な成長を見せていますが、EJは、PCの黎明れいめい期からITの隆盛期まで、その進化を伝えてきました。EJに掲載されたパイオニアたちの言葉を通して、テクノロジーの歴史と現在、そして、未来に目を向けましょう。

日本人インタビューにはメディアアーティストの落合陽一さんが登場し、デジタルの時代に生きる英語学習者にメッセージを届けます。伝説の作家カート・ヴォネガットのスピーチ(柴田元幸訳)、ノーベル生理学・医学賞受賞のカタリン・カリコ、そして、『GRIT グリット やり抜く力』のアンジェラ・ダックワースとインタビューも充実。どうぞお聴き逃しなく!

【特集】PC、IT、そして、ChatGPT・・・パイオニアたちの英語で見聞する、テクノロジーの現在・過去・未来
【国境なきニッポン人】落合陽一(メディアアーティスト)
【スピーチ&インタビュー】カート・ヴォネガット(作家/柴田元幸訳)、ケヴィン・ケリー(『WIRED』創刊編集長、未来学者)、レイ・カーツワイル(発明家、思想家、未来学者)、ジミー・ウェールズ(ウィキペディア創設者)、アンジェラ・ダックワース(心理学者、大学教授)、【エッセイ】佐藤良明

詳細・ご購入はこちらからどうぞ!

Amazon.co.jp
楽天ブックス

SERIES連載

2024 03
NEW BOOK
おすすめ新刊
英会話は直訳をやめるとうまくいく!
詳しく見る
メルマガ登録