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記録的なヒット曲が誕生!オリヴィア・ロドリゴのデビューシングル「drivers license」

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「今聴いてほしいアーティスト」と関連する楽曲を音楽が伝えるメッセージや社会的・音楽的文脈などと合わせて高橋芳朗さんが解説します。

今月の一曲

Olivia Rodrigoの「drivers license」を紹介します。

drivers license [Explicit]

drivers license [Explicit]

  • 発売日: 2021/01/08
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

子役として活躍していたオリヴィア・ロドリゴは、「drivers license」の大ヒットで鮮烈な歌手デビューを飾った。テイラー・スウィフトも絶賛するほどの歌唱力と作曲センスを持ち、TikTok上ではこの音源を使用して、失恋に悲しむ様子からイメチェンする変身動画を投稿することがティーンの間でブームになっている。

爆発的ヒット中の女子高生シンガー・ソングライターが紡ぐ失恋ソング

Celebrities attend My Friend’s Place 30th Anniversary Gala at Hollywood Palladium. Featuring: Olivia Rodrigo Where: Los Angeles, California, United States When: 08 Apr 2018

写真:WENN

2013年のロード「Royals」、2019年のビリー・アイリッシュ「bad guy」に続き、またしてもティーンの女性シンガー・ソングライターから記録的なヒット曲が誕生した。1月8日にリリースされたオリヴィア・ロドリゴのデビューシングル「drivers license」が初週から5週連続でアメリカ・イギリスの両チャートを制する快挙を成し遂げたのだ。

ポップミュージックの新ヒロイン、オリヴィア・ロドリゴはカリフォルニア州テメキュラ出身の18歳。Disney+のドラマ「ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル」(2019- )で主役のニニを演じ一躍ブレークを果たした。同作の劇中歌「All I Want」を書き下ろしてソングライターとしても非凡なところを見せつけた彼女は、昨年に音楽レーベルのインタースコープ、ゲフィンと契約。コナン・グレイを手掛けたダン・ニグロの指揮のもと「drivers license」を完成させた。

I got my drivers license last week / Just like we always talked about / ’Cause you were so excited for me / To finally drive up to your house / But today I drove through the suburbs / Crying ’cause you weren’t around

先週運転免許を取った/いつも2人で話していたように/あなたはとても楽しみにしていた/やっとあなたの家まで車で行けるようになるって/でも今日私は郊外を運転した/泣きながら、隣にあなたがいなかったから

自身の実際の失恋体験を見事に曲に落とし込み、ハートをえぐるような悲痛なラブソングを書き上げたオリヴィア。テイラー・スウィフト、ロード、ホールジー、フィービー・ブリジャーズといった女性シンガー・ソングライターからの影響を公言する彼女のポテンシャルは、間違いなく2021年のポップミュージック界最大の焦点になるだろう。まずは「drivers license」がどれだけの記録を塗り替えていくのか、「歴史」が生まれる瞬間をしっかりと見届けていきたい。

ポップミュージック史を彩ったティーンスターの曲4選

今回の記事で紹介している音楽のプレイリストをご紹介します。ティーンの圧倒的支持を集めるスターの曲は、世界の音楽シーンを変えた名曲ぞろい!

  1. Tim McGraw by Taylor Swift
  2. Baby by Justin Bieber
  3. bad guy by Billie Eilish
  4. . . . Baby One More Time by Britney Spears

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「EJ’s Playlist」では、これまで『ENGLISH JOURNAL』の連載「EJ Culture Music」で取り上げてきた楽曲を音楽配信サービスで公開中です。こちらのプレイリストは、Apple Musicでもお楽しみいただけます。次のURLからご利用ください。https://umj.lnk.to/EJplaylist

※本記事は『ENGLISH JOURNAL』2021年5月号に掲載した記事を再編集したものです。

高橋芳朗音楽ジャーナリスト、ラジオパーソナリティ、選曲家。TBSラジオ「ジェーン・スー生活は踊る」にレギュラー出演中。著書に『ディス・イズ・アメリカ「トランプ時代」のポップミュージック』(スモール出版)、『生活が踊る歌』(駒草出版)など。