「おなかいっぱい」は英語でなんて言う?【ネイティブ英会話講師に聞きました!】

オンライン英会話の先生に「こんなとき英語でなんて言う?」と聞いてみました。今回のテーマは「おなかいっぱい」。 “I’m full”でももちろんいいですが、それ以外の表現も学んでみましょう。

【穴埋めクイズ】「おなかいっぱい」を英語で言うと?

次の会話の(    )に入る英文はなんでしょうか?和訳を見ながら考えてみてください。

A: That was so much food.
すごい量だったね。
B: Yeah. (         ).
本当に。おなかいっぱいだよ。

解答例

「おなかいっぱい」にはいろいろな表現があります。

I’m stuffed.

“ stuff”の基本的な意味は、動詞で「~に詰め込む」です。“stuffed”は“stuff”の受身形で、直訳すると「詰め込まれた」という意味。「食べ物がおなかに詰め込まれた」状態をイメージすると、“I’m stuffed.”で「おなかいっぱい」という意味になるのが腑(ふ)に落ちるのはないでしょうか?

「おなかいっぱい」を意味する、その他の表現

「おなかいっぱい」には、上で紹介したもの以外にもいろいろな表現がありますので、併せてご紹介。英会話の先生が教えてくれました 。

Tamara先生

  • I’m full.
  • I’m as full as a tick.
“I’m stuffed”は、口語的な表現で、“I’m full”と同じ意味です。“I’m full as a tick”は日常会話では、あまり使われないイディオムです。(Tamara先生)

原文:“Stuffed” means the same as “full”. This is a colloquial expression, whereas to be “full as a tick” is an idiom that is not used very often in everyday conversation.

Steffi先生

  • I’m filled up.
  • I’ve had enough.
“I’m filled up”は砕けた表現で、「おなかがいっぱいになるくらい食べた」という意味です。“I’ve had enough”は“I have had enough”を短縮した表現で、「たくさん食べて満足した」という意味です。(Steffi先生)

原文:“I’m filled up” is an informal expressions that means that a person has eaten enough to fill up the stomach. “I’ve had enough” is the short version of “I have had enough” and it means that the person has eaten enough food to feel comfortable.

Tracy先生

  • I’m very full.
  • I’m going to explode.
  • I’m ready to burst.
“I’m very full"、“I’m going to explode”、“I’m ready to burst”は、おなかが本当にいっぱいであることを表現するフレーズです。おなかいっぱいでこれ以上食べられないというニュアンスがあります。(Tracy先生)

原文:We are telling people that we are very full, so we can use “I’m very full”, “I’m going to explode” or “I’m ready to burst”. These all imply that our stomachs are full and we couldn't eat anything more.

まとめ

招待されたパーティーやホームステイ先などでもっと食べるよう勧められたけど、おなかいっぱいで食べられない・・・といった状況のとき、“I’m full”とだけ言って断ってももちろんいいですが、さらに一言二言添えると、感謝の気持ちを伝えつつ、やんわりと断ることができます。

I enjoyed every bit of your food. I’ve had enough.
一口一口味わいました。おなかいっぱいです。

I’m stuffed now. It was so delicious. And I wish I could start over.
おなかいっぱいです。とてもおいしかったです。もう一度食べたいくらい。

相手との距離がぐっと近づくフレーズです。ぜひ使ってみてくださいね。

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