英語速読力が身に付く!音声を活用するリーディング練習法とは?【ブックレビュー】

英語速読力が身に付く!音声を活用するリーディング練習法とは?【ブックレビュー】

英語の文章を、速く、正確に読むにはどうすればいいのでしょう?おすすめは、「聞きながら読む」トレーニング。楽しく取り組めて、モチベーションも上がる1冊を紹介します!

大人向け!読むことに集中できるリーディング本

英語のニュースやペーパーバックを、すらすら読めたらかっこいいですよね!でも、実際にはそうはいかないもの。壁になるのは、やはり「知らない単語」ではないでしょうか。

英文の中に知らない単語が出てくると気になりますし、意味を考えたり調べたりしているうちに、話の筋がわからなくなることも。

かといって、やさしい単語ばかりのものだと、ストーリーまで単純で興味が持続しないことも・・・。大人のリーディング練習に合った教材って、なかなか見つかりませんね。

そこで、おすすめしたいのがこの本『究極の英語リーディング Vol. 1』。英文のテーマは大人向けに厳選されていますが、使われている単語はごく簡単なものばかり。そのため、読んでいる途中で詰まることなく、リーディング練習に集中して取り組めるのです。

「簡単な単語」ってどんなレベル?

「簡単な単語」といっても、どのくらいのレベルなのか?気になりますよね。

本書で使われている単語は、SVLの「LEVEL 1」に相当するもの。SVLとは、アルクが集計・分析した「標準語彙水準SVL12000」(SVL=Standard Vocabulary List)という語彙のデータベースのことです。ネイティブの使用頻度や日本人英語学習者にとっての重要性などを考慮して、1000語ずつ12レベルに区分しています。

LEVEL 1」は、12レベルあるうちの最初の1000語。つまり、基本中の基本といえる単語です。英語が苦手だという人でも、わからない単語はほとんどないはず。

本書でプライマリーテストとして掲載されている英文の冒頭は、こんな感じです。

Some people say dogs are useful, but cats don't do any good. But some cats do a great job.

どうでしょう?このレベルだったら、いちいち単語でつまずくことはなさそうですよね。その分、読むトレーニングに集中できるので、「速く正確に読む力」を磨けます。

さまざまなタイプの英文でトレーニング

「単語が簡単なら、ストーリーも簡単で飽きてしまうのでは?」この本なら、そんな心配も無用です!

本書で取り上げる英文は、物語やエッセイ、ニュース記事などバリエーションが豊か

さらに、広告や契約書、ウェブサイトなど、TOEICでよく目にする形式の英文も登場します。見積もりや取扱説明書まで出てくるところが渋い・・・。

掲載順に取り組むのがおすすめですが、自分の好きなテーマや気になるものを選んで読んでみるというのも、ありだと思います。

リーディング本なのに「音声」付き

本書はレベル別に4つの章に分かれていて、9つずつ、計36題の英文を収録しています。

章ごとに少しずつ取り組み方が違うのですが、第1章を例に説明すると、ざっとこんな感じです。

【ROUND 1】意味のかたまりごとにスラッシュを入れながら読む。1回で英文の概要をつかみ、内容を理解できたか確認するためのクイズに挑戦します。

 

【ROUND 2】【ROUND 1】で入れたスラッシュの位置が合っていたかどうかを確認。また、スラッシュごとに意味を考えます。最後にまたクイズに挑戦。

 

【ROUND 3】音声を聞きながら、同じ速度で英文を読みます。音声が遅いと感じる場合は、「速読用音声」も用意されているので挑戦してみましょう。最後にまた、クイズに挑戦します。

第3章や4章では、時間を計りながら読むことに挑戦します。

「200語程度の英文を2分以内で」というように目安の時間が掲載されているのですが、これが意外と効果的。「それより速く読んでやる!」という気にさせられるんです。

時間を計りながら読むと集中できるという効果もあるし、1回目より2回目、2回目より3回目と読むスピードが上がっていくと、じんわりと静かな喜びがこみ上げてきます。大人になると自分の成長を実感する機会って少ないですからね・・・。

また、注目したいのは【ROUND 3】のトレーニング。本書はリーディングのトレーニング本ですが、朗読した音声が付いているんです。意外な気もしますが、これもかなり役に立ちます。

音声を聞きながら読むことで、気が散りにくくなり集中できるし、自分がつっかかる箇所を把握できるという効果も。また、音声の速さが2種類あるのもいいところです(付属CDには通常音声のみ収録)。

・通常音声:100WPM(1分間に100語程度の速度)

・速読用音声:130WPM(1分間に130語程度の速度)

通常音声を聞いて遅く感じる場合は、「これじゃゆっくり過ぎるな~」などとあえて声に出して言ってから速読用音声に切り替えると、これまた静かな喜びが沸いてきます。小さな喜びを逐一確認するのは、大人が学習意欲をキープする上ではとっても大事だと思うのです。

ついでに、この音声を生かしてリピーティングやシャドーイングにも挑戦すると、すごくモトを取った気がして気分が高揚するので、ぜひやってみてください。

音声を聞くにはアプリがおすすめ

というわけで、本書はリーディング本ではあるものの、音声を活用することが効果とモチベーションを上げるカギになります。

もちろん音声CDも付いていますが、気軽に聞けるスマホアプリのboocoがおすすめ。

当初はiOS版だけでしたが、最近になってAndroid版もリリースされました。万歳!

本書には、Vol. 2、Vol. 3という姉妹編もあるのですが、boocoならすべて無料で音声を聞くことができます。学習目標(リスニングする時間)を設定したり、学習記録を残したりもできるので、さらにモチベーションがアップしそう!

巻を追うごとに単語のレベルが上がりますが、boocoを使えば、無理なく楽しく学習を進められるはず。ぜひ手に取ってみてください!

アプリなら、今すぐ本も音声も♪さらにクイズで総復習!

boocoアイコン

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英語の参考書や問題集をアプリ内で購入し、楽しくかつ徹底的に勉強できる英語学習アプリです。本のまま「読む」モード、音だけ流す「聞く」モード、力試しや復習テストができる「クイズ」モードを搭載。「聞く」モードの音声コンテンツは基本的に全て無料!「読む」や「クイズ」も一部無料で利用できます。まずは気軽に始めてみませんか?

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ENGLISH JOURNAL ONLINE 編集部

尾野七青子都内某所で働く初老のOL兼ライター。