写真を描写したりそこから連想できたりする、ちょっと笑えて考えさせられる英文でフレーズを学びましょう。同時通訳者の横山カズ先生が解説する、1カ月毎日更新の記事です。英文を音読するだけでも、スピーキング力が上がりますよ!第17回のお題は「お酒を飲む女性」の写真です。
なんだか今日は酔いやすいかも?
お酒がよく回るなぁ。
仕事で長い一日や1週間を過ごした後は、疲れやリラックスした気持ちと相まって、お酒がよく回るものです。
こんなちょっとした日常にも英語の発想をつかみ取る手掛かりが隠されています。
「お酒が“よく回る”」の「回る」と言えば、go around、circulate、blood circulationといった言葉が思い浮かびがちですが、今回はもっとカジュアルにさらっと言える表現を身に付けましょう。
それは、It goes right up to my head.で、日本語ではお酒により血が巡り、「回る」と言います。でも英語では神経を通って真っすぐダイレクトに頭に届くイメージです。 ここでは、right(一気に、完全に)を追加して意味を強調しています。
また、「お酒」もわざわざdrinkやalcoholなどと言わずに、itで済ますのが気軽にさらっとしゃべれるコツです。
この表現を乾杯した1分後くらいに使うと、ネイティブスピーカーが相手でもリアリティーに満ちた会話を演出できると思います!
ほかの場面でも使ってみよう
キーフレーズ
・it:それ(日本語で無主語になる文「よく回るなぁ」などの場合にも使えます)
・go:行く、進行する、言われる、行われる
It's going smoothly.
万事うまくいってるな。
つつがない。
It shouldn't (can't) go on like this forever!
このままでいいはずがない!
I saw a quote somewhere which goes something like this: The virus is not going anywhere; we are just becoming complacent about it.
こんなことを言ってる人がいたんだ - ウイルスは消えたなんてことはまったくなくて、私たちが慣れていくだけだってね。
2週間無料でお試しできる!プレミアムメンバーシップ
月額980円(税抜)のプレミアムメンバーシップに会員登録をしていただくと、「PREMIUM」エリアに公開されるすべての有料記事へアクセスができます。 ほかにもアルクの電子書籍の購読、イベント優待など、学習のモチベーションを継続させるためのさまざまコンテンツをご用意していく予定です。 まずはぜひ、2週間無料でお試しください。
文:横山カズ @KAZ_TheNatural
関西外国語大学外国語学部スペイン語学科卒。同時通訳者。翻訳家。武蔵野学院大学元実務家教員。 三重海星中・高等学校 英語科特別顧問。学びエイド、リクルート・スタディサプリENGLISH講師。英語を日本国内で独学し、多分野で同時通訳者として活躍中。楽天では英語社内公用語化に貢献する。英語4技能・英語スピーキングのエキスパートとして日本全国で授業と講演を行う。発音テストEPT(R) 100(満点)。ICEE(国際英語コミュニケーション検定)2回優勝。英検1級。著書多数。