France フランス【世界の英語】

France フランス【世界の英語】

英語を話すのは「英語圏の人」だけではありません。「ノン・ネイティブ」の多種多様な英語を、世界を旅するように楽しみましょう!

今回のスピーカー

Aurelie Le Deleyさん

20代/製品マネージャー

アメリカ滞在歴 約1年

聞き取りの難易度(1:易→5:難) 3

音声を聞いてみよう!

※音声には、インタビュアーの声も含まれています。

※発言されるべき部分で抜けている箇所を( )で、言い間違えている部分で本来の正しい表現を[ ]で、英文中に補足しています。

Q. 出身地について教えてください。

I am from (1)France. I was born in (2)Lyon — it’s in the southeast.

Um, so, the food, because we have a lot of very small restaurant(s), typical for this area, where there is a lot of food made from ham or something like that. Yeah. This town is great because it’s really close to the mountains. If you want just to go to ski for a weekend or even just a day, that’s possible. In the town, there is a lot of museums, a lot of things to do, even some park(s) with a free zoo, something like that. And if you want to go to swim somewhere on the sea, you just have to take your car for two hours and a half, something like that. So, it’s not so bad.

フランス出身で、生まれたのは南東部のリヨンです。
(有名なのは)食べ物です。とても小さなレストランが多いのがこの地域の特徴で、ハムなどを使った料理がたくさんあるんですよ、ええ。この町が素晴らしいのは、山がすぐ近くにあるところです。週末にはスキーに行けるし、日帰りも可能なくらいです。町にはたくさん美術館があって、いろいろなことができます。無料の動物園がある公園などもありますよ。それでどこか海へ泳ぎに行きたい場合も車で2時間半くらいなので、悪くないですよね。

語注

(1)France フランス ★ヨーロッパ大陸西部の共和国で、首都はパリ。 (2)Lyon リヨン ★フランス南東部の都市で人口は約50万人。美食の町としても知られる。 

Q. 時間があるときは何をしますか?

I like to read. I like to look at[watch] TV shows. Either late (night) TV shows, uh, (3)House of Cards or even French TV shows. And I also like (4)knitting to create some, either (a) blanket or a (5)scarf. Everything (I knit is) easy, but I like knitting. That[It] makes me relax(ed).

読書が好きです。テレビを見るのも好きで、深夜番組とか、『ハウス・オブ・カード 野望の階段』や、フランスのテレビ番組も見ます。それと編み物も好きで、ブランケットとかマフラーなどを作ります。どれも簡単なものばかりですが、編むのが好きです。リラックスできるんです。

語注

(3)House of Cards 『ハウス・オブ・カード 野望の階段』 ★2013年にネット配信が開始されたアメリカの人気ドラマシリーズ。 (4)knitting 編み物 (5)scarf スカーフ、マフラー

Q. 仕事について教えてください

I work in a big company, (6)General Electric, and, uh, I am product manager for the (7)workflow and the (8)user interface on the (9)MR, magnetic resonance, system. So, I am based here now, in (10)Waukesha, Wisconsin.

大企業に勤めています。ゼネラル・エレクトリック社で製品マネージャーをしていて、MRという磁気共鳴システムのワークフローとユーザー・インターフェースの担当です。それで、ここウィスコンシン州ウォーキショーが現在の勤務地です。

語注

(6)General Electric ゼネラル・エレクトリック社 ★エネルギーやインフラを提供する、アメリカの複合企業。 (7)workflow ワークフロー、作業の流れ (8)user interface ユーザー・インターフェース(UI) ★コンピューターを扱う際に利用者が接するソフトウェアやハードウェアの総称。 (9)MR (magnetic resonance) 磁気共鳴 ★電子などの粒子に外部から電磁波などを加えると、特定の周波数に対して共鳴を起こし電磁波が吸収される現象。 (10)Waukesha, Wisconsin ウィスコンシン州ウォーキショー ★州の南東部に位置する都市。 

Q. 英語学習で難しいことはありますか?

To me, the grammar is OK because it’s not so far from French, (11)compared to German, I guess, some other kind(s) of languages. But the (12)trickiest part for me is, uh, the vocabulary.

私にとって文法は問題ありません。フランス語とそれほど違わないからです。ドイツ語や、その他の言語と比べると。ただ私の場合、いちばんやっかいなのは語彙ですね。

語注

(11)compare to ~ ~と比較する (12)tricky 意外に難しい、手ごわい

解説:フランス語の特徴がよくわかる英語

流暢(りゅうちょう)ですが、母語のフランス語の特徴がよく聞き取れる発音です。例えば、1音ずつはっきり発音される傾向や、句末でのアクセントや上昇調のイントネーションが多く聞かれること、this、knitting、bigなどでの鋭い/i/、possibleの語尾音節での母音挿入/-bəl/、さらに/æ/がhamでは/hɑːm/に、have、bad、manager、grammarでは/ʌ/になっていること、soclose、goでの二重母音/oʊ/が長母音/ɔː/で発音されているところなどに母語の影響を見て取れます。ほかにもofの/v/が無声化して/f/になったり、companyの語頭母音があいまい母音化して/ə/になったりしています。mountains、other、kindでは発音がそれぞれ/monteɪns/、/oðər/、/keɪnd/と発音されていますので、聞き取りに注意が必要です。

音声解説:里井久輝(さといひさき)

龍谷大学教授。イギリス、リーズ大学大学院修士課程修了。大阪大学大学院言語文化研究科博士後期課程修了、博士(言語文化学)。専門は音声学、言語学、英語教育。著書に『英語で歌おう! スタンダード・ジャズ』『「世界の英語」リスニング』(いずれもアルク)がある。

取材:津吉美沙
翻訳:吉田章子

本記事は『ENGLISH JOURNAL』2019年2月号に掲載された記事を再編集したものです。