風邪とインフルエンザの違い、英語で説明できますか?

風邪とインフルエンザの違い、英語で説明できますか?

英語学習誌『ENGLISH JOURNAL(EJ)』の動画連動企画「Lecture」。「英語で学ぶ身近な医学」をテーマとしたレクチャーの第2回目となる5月号は「風邪、インフルエンザ」について、医師のYing Fooさんにレクチャーしてもらいました。動画を見ながら、英語で「身近な病気」について学んでいきましょう!

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Ying Foo(フー ユィーング)シンガポール生まれ。英・中・独・日の4カ国語を話す。イギリスで医師免許を取得し、これまでに特任助教として大学や病院にて医療人材を育成するための「医学英語」の授業を担当。さまざまな国の医療の文化的な違いに興味を持っている。

身近な病気の「風邪とインフルエンザ」

新型コロナウイルスの感染者数は世界全体で185万人を突破し、また死亡者数は11万4000人を超えました。世界で感染拡大が続く新型コロナウイルスですが、その一方でインフルエンザの患者数は前年に比べると減少しています。新型コロナウイルスの感染予防で手洗いやマスク着用などが徹底されたことが功を奏しているそうです。

しかし、インフルエンザや風邪は多くの人が一度はかかったことのある、大変身近な病気といえます。「夏風邪をひきやすい」「インフルエンザに毎年かかってしまう」という人もいるのではないでしょうか。

今回は私たち人間にとって身近な病気である「風邪、インフルエンザ」についてレクチャーしていきます。今タイムリーな話題について英語で話せるように、動画で学んでおきましょう!

どうして風邪をひくの?:(動画03:11~03:36)

The main cause of a common cold is a virus. Viruses come in many shapes and many forms. But the most common cause for the cold is the rhinovirus, RV. How the virus is transmitted from person to person is through contact.

風邪の主な原因はウイルスです。ウイルスはさまざまな形、様態で現れます。しかし、風邪の最も一般的な原因と言えばライノウイルス、RVです。このウイルスがどうやって人から人に感染するかというと、それは接触を通じてです。

風邪がどのように人から人へ感染するか、主な経路は2つ考えられていて、①接触感染(contact infection②飛沫感染(droplet infectionが挙げられます。飛沫感染とは、咳やくしゃみなどに病原微生物が含まれていた場合に起こる感染のことを指します。

風邪そのものを治す薬はない:(動画07:02~07:28)

Unlike bacterial infections, where sometimes you are given antibiotics, for viral illnesses, illnesses which are caused by a virus, we do not usually have specific medication to treat them. Normally, we just treat the symptoms.

抗生物質を処方されることもある細菌感染症とは異なり、ウイルスによる病気、つまりウイルスに由来する病気の場合、それらを治す特定の薬は通常ありません。たいていは、それぞれの症状に対処するしかないのです。

風邪そのものを治す特定の薬はありません。そのため、例えば鼻水(running nose)が出るのなら鼻水を抑える薬が処方され、熱(fever)があるなら熱の薬を、鼻づまり(blocked nose)があるなら充血除去剤を出されます。

世界各地に伝わる風邪の治し方

世界にはさまざまな通説や慣習がありますが、風邪の治し方についてもその土地ならではのユニークなものがあります。

France drink warm wine(温かいワインを飲む)
Japan eat small oranges/mikan(小さなオレンジ[みかん]を食べる)
Southern China/ Southeast Asia drink a very thick syrup made from “biwa,” and other herbs diluted with warm water(ビワやその他のハーブから作った濃いシロップをお湯で薄めて飲む)
India drink turmeric(ウコンを飲む)
Mexico/Spain drink garlic tea(ニンニク茶を飲む)

日本でおなじみの「みかん」のように、世界にはさまざまな風邪の民間療法があることがわかりますね。ただ世界中に共通する考えとして、風邪の症状がある人は、暖かくして、温かいものを飲んで、よく休むということが風邪を治す一番の薬なのだと思います。

風邪、インフルエンザにまつわる語句を要チェック!

「風邪、インフルエンザ」の英語レクチャーはいかがでしたか?動画の中で登場する、風邪とインフルエンザにまつわる表現を下にまとめました。

    • common cold:風邪
    • flu:インフルエンザ ★=influenzaの略
    • vaccination:ワクチン接種、予防接種
    • infection:感染症、伝染病
    • complications:合併症 ★この意味では通例、複数形
    • asthma attack:ぜんそく発作
    • inflammation:炎症
    • sneeze:くしゃみをする
    • incubation period:(ウイルスなどの)潜伏期間
    • blocked nose:鼻づまり
    • runny nose:鼻水
    • malaise:不快感、倦怠感
    • antibiotic:抗生物質

 

自分の症状を説明する表現は、海外で病気にかかるなど、いざというときのために覚えておくと役立ちます。皆さんもぜひ、これらの語句を使って風邪やインフルエンザについて人と話したり、説明したりできるようになりましょう!

この動画の全スクリプトと和訳はENGLISH JOURNAL5月号で!

動画での学習は、視覚情報を伴い、英語でどんな内容を話しているかをより理解しやすくなるため、初級者の方にもおすすめです。レクチャー動画を実際に見ながら、「風邪、インフルエンザ」についてぜひ英語で学んでみてください!

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ENGLISH JOURNAL の連載「Lecture」ではこれまで、ロッシェル・カップさん(経営コンサルタント)による「英語での働き方」、ギャヴィン・ブレアさん(ジャーナリスト)による「Brexit問題」、ソンヤ・デールさんによる「ジェンダー/LGBT」、勝又泰洋さんによる「神話」についてレクチャーしていただきました。ビジネスパーソン必見の動画となっていますので、ぜひこちらも併せてお楽しみください!

写真・動画:田村 充
構成・文:須藤瑠美(ENGLISH JOURNAL編集部)