英語で「大変だったね、お疲れさま」と伝えるときのフレーズは?【スティーブ・ソレイシィ】 

英語で「お疲れ様」と伝えるときのフレーズは?【スティーブ・ソレイシィ】

明日、2020年4月10日に、スティーブ・ソレイシィさんの大ベストセラー『英会話なるほどフレーズ100』が発売20周年を迎えます。本連載では、累計発行部数90万超、Amazonでベストセラー1位を記録した「なるほどフレーズ」シリーズから、最も使える英会話表現を紹介。皆さんの「英語の得意表現」を増やしていきましょう。第20回は「お疲れさま」の英語表現と、スティーブ・ソレイシィさんからのメッセージをお届けします。

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「お疲れさま」にピッタリ合う英語フレーズ

日本語の「お疲れさま」と同じタイミング、同じフィーリングで使える英語フレーズは1つではありませんが、場面に応じてピッタリ合う表現があります。

  • 感謝や褒めるときの「お疲れさまでした」を伝える「Good/Great job.
  • 出会いがしらのあいさつ「お疲れまさでーす」は「Hi+相手の名前
  • 気遣いが伝わる「それはお疲れさま」のThat sounds tough.と「Long+~

これらが代表的な表現ですが、その使い方を詳しく見ていきましょう。

Good job.を上手に使おう!

Good job!

お疲れさま!

Good job.は、ひと仕事終えた人に対して言う「お疲れさまでした」や「ご苦労さま」にぴったりの表現です。もともとのYou did a good job. が短縮された形ですので、頑張った「成果」や「活躍」に対して使われます。

例えば、「彼の活躍を期待しています」ならI hope he does a good job. と言い、「彼女は大活躍でした」ならShe did a great job.と言います。直接本人に言うならGreat job!のように短縮形で言います。これらの表現はスポーツ選手に対しても使えます。

また、Good job.は上から目線になりかねないという見方をする人もいるようですが、相手の活躍に対して使うのは不自然ではなく、問題ありません。

具体的に「やってくれたこと」「上手に仕上げたこと」について相手を褒めるときに、最もよく使われる表現はGood job with ~. です。仕事や行事を締めくくる感謝の言葉として使われる、感じのいい定番表現です。

Good job with the decorations!

飾り付けお疲れさま(でした)!

Good job with everything.

いろいろとお疲れさまでした。

出会いがしらの「お疲れさま」はHi+名前

Good job.は日本語の「お疲れさまです」ほど多くの場面で使われるわけではありません。例えば、職場で同僚とすれ違うときに「お疲れさま」と言い合ったり、社内メールに「お疲れさまです」と書いたりしますよね。このようにあいさつとして言う「お疲れさま」なら、Hi +名前になります。

A:  Hi Bob.

B:  Hi Mary.

A:  お疲れさま、ボブ。

B:  お疲れ、メアリ。

相手に寄り添う気持ちが伝わる「それは大変でしたね。お疲れさま」

人の苦労話を聞いたときに、「それは大変でしたね。お疲れさま」と相づちを打つ簡単な表現にThat sounds tough.があります。直訳すると「つらそうですね」ですが、感じのいい「ま、お疲れさま」のニュアンスで相手に寄り添う気持ちが表現できます。

また、「お疲れっ!」「お疲れさーん」のように自分からフレンドリーに声を掛けたい場合の表現に、「Long +名詞」があります。「長い~だったね、お疲れさま」というニュアンスがあり、さまざまな場面で使えます。例えば、Long week.(1週間お疲れさま)、Long test.(テストお疲れさま)、Long flight.(長時間のフライトお疲れさま)などのように言って、相手に寄り添う気持ちを表現しましょう。

今日の英会話

A: Thanks for coming today.

B: Great job with the party. Thanks for organizing it.

A:  今日は来てくれてありがとうございました。

B:  パーティー、本当にお疲れさまでした。幹事をしてくれてありがとうございました。

EXERCISES

次の日本語を英語で言ってみましょう。

  学園祭、本当にお疲れさまでした。

  皆さん本当にお疲れさまでした! 運動会にご協力いただきありがとうございました。

※ 本記事は『英会話きちんとフレーズ100』の内容をもとに構成しています。

20周年おめでとう!『英会話なるほどフレーズ100』

20周年おめでとう!『英会話なるほどフレーズ100』

2020年4月10日、大人気『英会話なるほどフレーズ100』は発売20周年を迎えます。これまで20年間ご愛読いただいた皆さんに、スティーブ・ソレイシィさんから読者の皆さんへの感謝のメッセージをお届けします。

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Here is a picture from about 20 years ago with my mom in Tokyo, Japan.
So many things have changed over 20 years ... I remember composing this book with my mom and our editor, Sさん in our house in Suginami, Tokyo. Our little neighborhood school was called 英会話リバーサイド(神田川沿いだから:)We had students old and young, working and retired. By being in the classroom, I learned about the phrases people who speak Japanese really need. This book has connected with people thanks to those students, as well. Also, I had just started my 1st NHK Eikaiwa program called “Hajimeyo Eikaiwa! Standard 40” This book and that TV program took several new approaches.
At that time, phrase books offered “native phrases”. And lots of them!!! Over 1,000 of phrases in one book. Publishers back then thought that “More is better”. But in our classroom I saw that people needed more carefully selected phrases for speaking. And not just fewer phrases, but the phrases that people WANTED to use. Now people write to me that they are USING these select phrases, not just reading them. That’s the happiest thing for me to hear. Not just OMOSHIROI, but TAME NI NARU. That means so much to me.
Well, Robin has moved back to Florida from Japan. I now have a radio show with NHK called Time Trial.
But people still need speaking skills today. I hope in the next 20 years more people will do 使う訓練. Maybe practice at home with the RENSHUCHO for this book or by connecting with online Eikaiwa. And try to find these phrases by watching US TV shows on Netflix or others. As we connect in new ways over the internet, keep USING the phrases and advice in this book. And if you know someone who really wants to USE English, tell them about this book too. 本当に英語を使えるようになりたい人は、本書で紹介している、厳選した使い勝手がいい基本表現を学ぶことからスタートしましょう。そして、これからも一人一人の頑張りで、次世代の日本に向けて「英語を使える国」を一緒に目指しましょう。

日本語訳:

これは、20年前に母と一緒に東京に来たときの写真です。この20年間、さまざまな変化がありました。母と編集者のSさんと一緒に、東京の杉並区にある家で『英会話なるほどフレーズ100』を制作したときのことを思い出します。近所にあった私たちの英会話スクールは「英会話リバーサイド」と呼ばれていました(神田川沿いだから^^)。生徒さんには年配の方や若い方、仕事をしている方や定年退職した方がいました。教室で私は、日本語を話す人たちが本当に必要としているフレーズを学びました。本書が皆さんに届いていることを、当時の生徒さんたちに感謝しています。

また、私にとって初めてのNHK番組は「はじめよう英会話!スタンダード40表現」でした。本書と、そのNHKのテレビ番組ではいくつかの新しい試みをしました。当時のフレーズ集は、ネイティブスピーカーのフレーズであふれていました。1冊の中に1000以上のフレーズが掲載されていました。当時の出版社は、フレーズの数が多いほどよいと思っていたのです。しかし、私の教室の生徒たちは、もっと会話に使える表現を選びたがっていました。しかも、フレーズの数を減らすだけではなく、本当に使いたいフレーズです。その人たちは、その厳選されたフレーズを読むだけではなく、実際に使っていると知らせてくれます。それは私にとってうれしい限りです。ただ単に面白いだけではなく、「ためになる」という言葉が何よりうれしいです。

母のロビンはフロリダに帰りました。現在私は「英会話タイムトライアル」というNHKのラジオ番組を持っています。人々はまだスピーキング力を必要としています。今後20年間でたくさんの人が、本書の『練習帳』やオンライン英会話で、自宅で英語を使う訓練を継続していただきたいです。

そして、アメリカのテレビ番組をNextlixなどで見て、学習したフレーズを探してください。インターネットで私たちが新しい方法でつながる今、この本にあるフレーズやアドバイスを使い続けてください。そして、誰か本当に英語を使いたいと思っている人がいたら、ぜひこの本を紹介してください!

『英会話きちんとフレーズ100』ってどんな本?

前刊の『英会話なるほどフレーズ100』の続編に当たる『英会話きちんとフレーズ100』では、日本人の心「和マインド」をきちんと伝えられる表現トップ100をそろえました。シンプルで、自然で、日本語の感覚にきちんとマッチした表現を身に付けて、自分を表現する言葉として使えるようになります。

CD付 ネイティブなら日本のきちんとした表現をこう言う 英会話きちんとフレーズ100 (スティーブ・ソレイシィの英会話シリーズ)

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EXERCISESの解答例

(You did a) Great job with the school festival.

Great job, everyone! Thanks for helping with Sports Day.

* You did a really good job with/on the school festival. も正解です。

Steve Soreisi

スティーブ・ソレイシィ(Steve Soreisi )
アメリカ・フロリダ州出身。1990年英語指導助として岐阜県に初来日。1998年早稲田大学大学院政治経済学部でマスコミュニケーション理論を学び同大学院修士課程を修了。2009年青山学院大学大学院国際政治学研究科博士課程を修了。拓殖大学、東洋英和女学院大学の専任講師を経て、2011年ソレイシィ研究所(株)を設立。現在、同研究所の代表として日本の「英語が使える国の仲間入り」を目指した英語教材の企画開発、英語教授法の研究と人材育成、英会話コーチ、セミナー、公演などを行っている。BBT大学教授。NHKラジオ第2放送「英会話タイムトライアル」講師(2012年4月~現在)。