こんにちは、TOEIC講師の岡本美希です。
TOEIC Speaking & Writing Testsの対策問題集、何を買えばよいのか悩みますよね。TOEIC L&Rほどメジャーではないため、対策本もそれほど多くないし、対策方法に関する情報も少なめ……。そこで今回は、初めて受験する方のためにS&W対策の問題集の選び方から、おすすめの問題集とその使い方、そのほかのおすすめ対策法などをまとめてご紹介します!
TOEIC S&W対策の問題集の選び方
初めてS&Wテストを受験する場合、以下の3点が含まれた対策問題集を選ぶのがおすすめです。
それぞれの問題の傾向や、スコア獲得のためのポイント、解答のコツが載っているものを選びましょう。
また、問題ごとに演習するのと、スピーキング全問からライティング全問を通して解くのでは、解く感覚やスピード感が変わってきます。事前に試験本番のような練習をするために、模試付きの問題集がおすすめです。
そのうえで「自分にとって読みやすいかどうか」も重視して、自分が快適に問題演習できるものを選びましょう!
上記のポイントを踏まえて、今回は『TOEICテストスピーキング/ライティング総合対策』というコチラの問題集をチョイスしました。
最初の1冊としては全体のボリュームがちょうどよく、本もそれほど厚くありません。S&Wの試験1カ月前から解き始めるのがおすすめです。
おすすめ問題集の効果的な使い方
上でおすすめした問題集『TOEICテストスピーキング/ライティング総合対策』を、どのように解いていけば効果的に対策ができるのか、活用例をご紹介いたします!
(1)読んで演習しつつ、S&Wテストの流れをつかむ
この問題集の良いところは、問題ごとに意識すべきポイントを把握したうえでトレーニング問題を演習できるところです。スピーキングとライティングの問題別攻略法を、それぞれ最初から読み進めていきましょう。
(2)S&Wテスト直前に模擬テスト実施
問題別攻略法を読んで全体の傾向と対策を把握したら、最後に模擬テストを演習しましょう。採点をするのは自分なのでスコアは把握できませんが、スピーキング20分、ライティング60分がどのような感覚で進むのかを把握することができます。
補足:必要があれば「発信力強化トレーニング」を読もう!
『TOEICテストスピーキング/ライティング総合対策』の巻末には、「発信力強化トレーニング」というものが5日分掲載されています。文法、スピーキング力の強化方法、タイピング速度を上げる方法などが説明されています。
特に「スピーキング力の強化方法」には、日本人が苦手な /th/ の発音や /r/ と /l/ の発音の違いなどが書かれており、スピーキングのスコアアップにも役立つでしょう。
効果的なそのほかの対策方法
さらに余裕があれば、次の2つの対策も追加することで、さらなるスコアアップが期待できます。
TOEICの公式サンプル問題を実践しておこう!
公式サイトには、S&Wテストのサンプル問題が掲載されています。実際の試験もパソコンで受験するので、パソコンでサンプル問題を演習するのがおすすめです。画面の表示のされ方や、進め方などの感覚をつかむことができます。
TOEIC Speaking & Writing Tests Sample|TOEIC Speaking & Writing Tests|TOEIC Program|IIBC
スピーキングテストをさらに極めるなら、この問題集がおすすめ!
先ほどご紹介した『TOEICテストスピーキング/ライティング総合対策』はスピーキングとライティング全体を総合的に対策できる問題集ですが、瞬時の判断が必要なスピーキングテストに関しては、さらにもう少し問題演習しておくのがよいと思います。スピーキングに特化した対策を追加するなら、コチラの問題集がおすすめです。
それぞれの問題について、解答のポイントを含めかなり詳しく解説されています。スピーキングスキルを高めるためには日ごろから英会話を実践練習する必要がありますが、スピーキングテストのコツをつかむことで、スコアは上がりやすくなるでしょう。
まとめ
自分のスピーキングとライティングのレベル感を、スコアで把握することのできるS&Wテスト。スキルは日ごろの英語学習で伸ばす必要がありますが、テストの傾向を知って慣れておくことで、自分のレベルに適正なスコアが出せるようになります。しっかり対策して、S&Wテストに臨んでくださいね!