子どもにとって留学は、その後の人生にも大きな 影響 を及ぼす貴重な体験。親が子どもをしっかりサポートしたいと考えるのは、ごく自然なことといえるでしょう。しかし、留学に関する親世代のイメージは人によって異なり、勘違いもいろいろです。(アルク留学センター + GOTCHA! 編集部)
うちの子一人で飛行機に乗れる?
Q. 留学させたいけど付いていくわけには行かないし、子ども1人で国際線に乗せるなんて不安!
安心 ">アナカンサービス(お子様一人旅サービス)で行き帰りは 安心
子どもに留学体験をさせる場合、受け入れ先がある現地での生活よりも、むしろ飛行機での行き帰りを不安に思われる方が多いようです。どうしても 心配 な方の中には、保護者が送り迎えをしたり、親子留学として同行される方もいます。しかし、多くの方はなかなかそうはいかないのが現状です。実は、そんな方のために、ほとんどの航空会社は「お子様一人旅サービス」を用意しています。
お子様一人旅サービスは、正式にはUNACCOMPANIED MINOR SERVICE (アナカンパニード・マイナー・サービス)。荷物預けや出国 審査 に始まり、乗り継ぎや相手国の入国 審査 、荷物引き取り、そして迎えにきた人に引き会わせるまで、航空会社の担当者がサポートしてくれるサービスです。アナカンサービスと呼ばれることも。
エアバンドなど、独自のハイテクサービスを持つ航空会社も
かなり前からあるサービスですが、最近はデジタル化も進んでいて、たとえば、ニュージーランド航空には「エアバンド」という腕につけたタグで子どもがどこにいるかが随時わかるサービスなどがあります。スマホを持っていれば LINE などでのやりとりも容易なので、移動中にも連絡がとれて 安心 です。
なお、お子様一人旅サービスは航空会社によって対象年齢や料金などが異なるので、目的地に就航している航空会社のサービスを比較してみるとよいでしょう。
お金持ちの家の子に囲まれて苦労する?
Q. 同世代の留学経験者は「良家のおぼっちゃま」ばかり。留学=お金持ちのもの、では?
「海外旅行の延長」という感覚での短期留学も増えている
確かに30年くらい前までは、留学は比較的金銭的に余裕のある家庭の子どもに限られていました。昭和の映画などには、お金持ちのドラ息子が修行と称して留学先で遊んでいるような描写もありましたね。
しかし時代が変わってグローバル化が進み、親はもちろん、子どもたちにも英語を身につけることの重要性が浸透しています。その意味で留学に対しても、かなり「現実的」になってきた印象がありますね。夏休みを利用したサマースクールなど日本の学校の休みの時期を利用して2~3週間程度の海外留学に個人で参加される方も増えてきており、せっかくのお休みにただ楽しいだけではなく+αの冒険をさせてみたいということで、旅行の延長として気軽に子供を海外へ送りだす方も増えてきています。
費用も準備も、昔に比べてずいぶん手軽になった
気になる費用ですが、選択肢が増えたことでリーズナブルな価格設定の留学も増えてきました。たとえば、英語留学といえば米国・英国のイメージでしたが、近年はでオセアニアやアジアなどのラインナップも増えたのに加え、LCCなどの登場で交通費も割安になり、以前より安価に留学ができるようになってきています。但し、大人の旅行と違って安全性の確保など削ることのできない費用もあるので、テレビCMなどで見るオーストラリアXX万円~というような格安旅行よりは費用がかかることは理解しておいた方が良いかもしれません。
また、多くの情報がインターネットで集められ、申し込みや資料請求なども郵送などではなくネットを通じて行えるなど、事前準備が簡便かつスピーディになってきたこともあり、昔ほど準備に時間をかける必要がなくなってきました。
金額面でも 手続き 面でもより身近になった留学について、もしご興味があれば、まずは気軽に相談してみてはいかがでしょうか。ほとんどの留学会社は、短期留学のお申込前の相談は無料で対応しています。
親の目がないと、スマホやゲームばかりに?
Q. スマホに夢中でリアルなコミュニケーションが苦手な息子。留学先でもスマホばかり触って勉強しないのでは?
ITフル活用の学校も増えてます
私自身、イギリスのバークシャーの留学 先に 視察に行って驚いたのが「IT機器のフル活用」です。校内および寮にもWi-Fi環境が整い、ほとんどの子どもがスマホやiPadなどのタブレットなどを持参しているのが当たり前になっていました。
しかし、授業中やアクティビティ中のスマホ利用は原則禁止。例えば寮滞在のプログラムであれば、夜も含め、全員参加のアクティビティに参加するので、忙しいスケジュールの中、スマホだけを相手にしていることはできません。
きっかけ に交流が深まることも">スマホやゲームを きっかけ に交流が深まることも
コミュニケーションの苦手な子どもたちには、スマホが他の子どもたちとのコミュニケーションツールとして役立つこともあります。リアルでは人見知りな子どもが共通のゲームを通じて話が弾んだり、SNOWなど人気のカメラアプリを通じて距離が縮んだり、様々なアプリが外国人同士が仲良くなる きっかけ となるケースも多く見られます。そのためか、学校側もデジタルツールを使ったゲームなどをアクティビティに取り入れて、スマホだけに夢中になってしまう子どもでも、周りと打ち解けやすい環境を上手に作りあげていました。近年は現地校でもコンピューティングを取り入れる 傾向 にあるので、それに親しんでおくのは決して悪いことではないと思います。また、日本に戻ってきてからも、 LINE やSKYPEを通じて、留学先でできた友達と距離を感じず連絡を取り合えることもメリットですね。
また、スマホは日本でわが子の様子が 心配 な親の味方となってもくれます。インターネットが普及する前は、短期留学中に親子で話す機会はほとんどありませんでした。話すとしても、国際電話が高額だったので到着の連絡のために1回話すくらいという程度でした。しかし現在では、インターネット回線を利用して費用を 心配 せずに LINE などのSNSを通じて到着確認はもちろん、毎日のようにFacetimeやSKYPEで親と頻繁に連絡を取り合うこともできるようになっています。
しっかりと相手に向きあう力を養いたい
ただ、せっかく留学という自立の機会に、親が知りすぎて過保護になりがちなケースも見受けられます。例えば、ホームステイをしていた子どもが布団が薄く寒くて眠れないと親に伝えたところ、親から留学会社を通しホームステイに布団を増やして欲しいとリクエストを入れたということがありました。その日のうちに、ファミリーは追加のお布団を貸してくれました。
留学とは本来こういった小さな要望を自分で相手に伝えることで、英語でのコミュニケーションや伝えることの大切さを学ぶ機会でもあると言えます。英語環境の中で子どもが何かを伝えることは、とても勇気のいることですから、「親が伝えてくれる」と思うと、どうしても頼ってしまいます。
言ったのだけどどうしても通じないといった時に助け舟を出すことはもちろん良いのですが、 とりあえず 自分でまずは伝えてみることが、子どもと現地の人達との距離を縮め、それが本人の成長につながります。留学中の子供との連絡頻度などは出発前にルールを決め、ある程度距離を保って接することが、大切なことなのかもしれません。
あえて「Wi-Fiなし」の環境を選ぶ方も
一方で、カナダの大自然の中にある学校など、Wi-Fiがないところをあえて選ばれる方もいらっしゃいます。それはまた新鮮な印象で、授業に集中でき、子どもたちとのコミュニケーションも自然の中で育まれていきます。
中学生や高校生ですでに日本で友達と LINE のやり取りをしている場合、スマホを持って行くことにより日本の友達と毎日連絡をとって日本語三昧、現地の人とのコミュニケーションがおざなりになってしまうなんてことも!
デジタルツールのありなしどちらを選ぶかは、考え方次第。また、お子さんのタイプにもよりますので、ぜひご相談いただければと思います。
すぐに ご相談を!">思いついたら すぐに ご相談を!
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