英語のスモールトーク上達のために選んだ「トーキングマラソン」

英語を勉強されている方の中には、「読み書きはそれなりにできるけど、海外の方との会話のキャッチボールがなかなかうまくできない・・・」と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?この記事では、仕事で英語を使わざるをえない状況になった原口さんに、英会話トレーニングアプリの「トーキングマラソン」を使った感想や、実際にお仕事で役立ったシチュエーションについてご紹介いただきます!

英検一級でも苦手視する英語のスモールトーク

みなさんこんにちは!わたしは日本のとある広告会社に勤務しているのですが、今から10年ほど前、ひょんなことからヨーロッパのスタートアップとの協業による新規事業の責任者になり、シンガポールやイギリス、フランスにある企業の担当者と、英語を使ってやり取りすることになりました。それまで実務で英語を使う経験がないまま責任者になり、最初は大変苦労しましたが5年ほど経つと、なんとか英語で仕事ができるようになっていました。

それでも、我流で英語を勉強してきたため自信がなく、わたしは自分の英語を「なんちゃって英語」と自虐的に呼んでいました。そんなコンプレックスもあり、英語のビジネスライティングの専門塾に通いながら、2019年に英検準一級、2022年に英検一級を取得しました。

こんな英語歴を持つ私ですが、最後まで課題として立ちはだかったのは、英語のスモールトーク、つまり世間話しや雑談でした。

特にオンラインのミーティングで初めての人と会って、お互い自己紹介をしながら一緒に仕事ができるかどうか個人的な相性を探り合うタイミングというのは、発する言葉、一言一言が意味を持ってきます。直接会えれば、非言語コミュニケーションによって、スモールトークの拙さを補えますが、オンラインではそれができません。ここ数年、コロナ禍にあって、このようなミーティングが本当に増えました。それまで僕は英語を母語としないヨーロッパ人やアジア人と英語でビジネスをする機会が大部分だったのですが、この時期にアメリカ人との出会いが増え、僕からすると超高速で交わされる彼らのスモールトークに、フリーズしてしまうことが多々ありました。
それで、なんとかこの課題を乗り越えないといけないと思ったのです。

仕事の話はある種ワンパターンなので、必要なフレーズを覚えれば問題ありません。しかしランチやディナーを海外の協業相手と共にする場合、気の利いた一言をいう必要がある場面でどうしてもその一言が出てこないのです。当たり前ですよね。英語を母語とする国に住んだこともなければ、留学もしたこともない日本人が、何もせず突然スモールトークができるようになるわけがありません

そもそも、英語圏で生活している日本人が英語をマスターしやすいのはなぜだと思いますか?「英語に触れる機会が多いから」という答えから、もう少し深く考えてみましょう。 彼らは1日の中で「あれ?英語でなんて言うんだっけ? → あ、こう言うのか!」と いう体験を何度もしています。 毎回、会話相手や周囲の人がしゃべるのを聞いて覚え、それを真似したり、 さらには自分で調べたりして「なるほど、こう言えばいいんだ!」と納得し、 すぐ実際にしゃべってみる 。 単に英語に触れるだけでなく、その体験の繰り返しこそが 英語習得の大きなカギだということです。

スモールトークの練習なら「トーキングマラソン」

私のようにビジネスの場での英語力を必要としている人たちは、オンライン英会話でスモールトークを練習している方が多いようでしたが、日々のスキマ時間を使いながらいつでも反復練習できる英会話サービスを探していたわたしにとっては、「トーキングマラソン」がうってつけでした。

トーキングマラソンは、その繰り返しを日本にいながらにして実現する「クイックレスポンス」という学習法。豊富なバリエーションの会話形式の中で素早くレスポンスすることで、日常的に英語がパッと口から出てくるようになるのです。

「トーキングマラソン」では、日常生活によくあるシーンの中で、相手とのやりとりをスマートフォンでトレーニングします。スマートフォンはいつでも手元にあるデバイスなので、外出中突然空いた時間で英会話を練習したい、と思ったときにとても便利です。例えば、近くで公園を見つけて、ベンチに座って10分だけ英会話トレーニングに取り組むといったことができます。

大切なのは、英会話教室やオンライン英会話でありがちな、従来型の”Repeat after me“形式で用意された答えをなぞるのではなく、会話の流れのなかで瞬時に英語を発想する力「瞬間スピーキング力」です。「トーキングマラソン」は、提示された日本語に対応する英語をぱっと浮かべて発話するクイックレスポンス型トレーニングです。6秒というプレッシャーが英語で返せる瞬発力を鍛えるのです

「トーキングマラソン」を使っていると、相手の発話に対する適切な一言が言えずに気まずい思いをした苦い経験が思い出され、「こう言えばよかったんだ」や「あの時の彼は、こういう意図を持ってあのフレーズを言っていたんだ」といった、気づきをくれるレッスンが数多くありました。

私は毎日30分「トーキングマラソン」で勉強することを目標にしています 。普段は朝食前に取り組みますが、朝が忙しい時には夕食後にくつろぎながら練習します。体調の良い時は新しいレッスンに3つ挑戦する、疲れている時は新しいレッスンを1つだけこなし、あとは復習を頑張るというように、自分なりのルールを決めています。

レッスンを続けていくと、過去のレッスンで勉強したフレーズを使うシーンが出てくるため、効果的な復習になります。現在半年ほど続けていますが、その効果は仕事をする上ではっきりと実感できています。必ず雑談からトークが始まる仕事仲間のインド人のMさんと話す時には、彼に求められているであろう一言が自然と出てくるようになってきて、素直に嬉しいです。

それから年に数回来日した際に、一緒に食事に行くアメリカ人のビジネスパートナーとの会話もずいぶん楽になりました。仕事の話だけでなく、潤滑油として会話中にスモールトークをふんだんにいれる方で、以前はそれにうまく対応できず、たじろぐことも多くありました。しかし「トーキングマラソン」を使ってさまざまなシーンの会話フレーズを覚えたことで、ずいぶん改善されて彼との会話も楽しめるようになりました

これを読んでいるみなさんの中には、英会話の上達を望む方が大勢いらっしゃるはずです。私のようにスモールトークのスキル上達を後回しにするのではなく、まずは「トーキングマラソン」を使って、最初から会話練習に取り組んでみてはいかがでしょうか?「トーキングマラソン」で1年間、徹底的にスモールトークを学び、条件反射的に発話できるようにしてみる。そのうえで成果を実感するために、海外の人と話す機会を作ってみたり、英語を母語とする国に旅してみてください。そして、自分の英語が十分伝わったことを実感したら、どんどん次のステップに進んでみましょう。

近年、英語は国際ビジネスの重要な要素となっており、留学経験がなくても円滑なコミュニケーションが求められることが増えています。私が経験したように、英語が必要なビジネスシーンでは効果的にコミュニケーションを図ることが重要です。今はテクノロジーの時代です。自宅にいながら一人でアプリに向かって、英会話のトレーニングを続ければ、それだけで必ず世界の扉を開くことができます。ぜひ今すぐ行動してみてください。

原口政也
原口政也

広告会社勤務。2011年からヨーロッパのスタートアップ企業との協業プロジェクトの責任者になって以来、日本市場に参入する世界各国のスタートアップと日本企業との協業をサポートしている。現在は、脱炭素とAIをメインテーマに日々かけ回っている。ブログ : 原口政也

【トーキングマラソン】話したいなら、話すトレーニング。

語学一筋55年 アルクのキクタン英会話をベースに開発

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