秋編【キムタツ式クイックレスポンス】

秋編【キムタツ式クイックレスポンス】

どんなに英語を学習しても意外と言えないのが「身の回り」の出来事。キムタツ先生印の「クイックレスポンス」トレーニング(日→英を高速変換)で「言いたいことを英語で言える」ようになりましょう!

第19回 秋編

今回のテーマは秋に関する表現です。下の指示に従って、Let’s get started!

「クイックレスポンス」トレーニングの手順

  1. それぞれの表現を確認します。わからない単語や文法があれば、印を付けておきましょう。
  2. 音声を聞き、表現の意味や発音を確認します。その後、自分で英文を読み上げ、自信のない箇所は音声を聞き直して再確認しましょう。
  3. 音声の英語に合わせて10回ほどシャドーイングしましょう。ネイティブスピーカーと同じように発音することが目標です。
  4. 何度も声に出して読み上げ、英語と日本語をセットにして、しっかりと表現を覚えます。
  5. 日本語だけを見て、即座に英語の表現が言えるようになるまで頭にたたき込みます。何度も何度も反復して練習しましょう。
  6. 音声を流し、日本語が聞こえたら、英語の音声が聞こえてくる前に、自分で英語表現を口に出してみましょう。

これができるまで、挫折禁止!

Japanese
  1. 食欲の秋と言うけど、太るのが怖くてたくさん食べられない。
  2. この時期は気温差が激しいから、風邪をひかないように気を付けないと。
  3. 少しずつ涼しい日が増えてきたので過ごしやすいね。
  4. スポーツの秋だから体を動かしたいけど、秋の長雨でずっと家にいるのよ。
  5. 芸術の秋って言うから、久しぶりに絵を描いてみようかなぁ。
  6. また台風が発生したらしいから、週末の運動会は延期になるかもしれないね。
  7. 秋と言えば睡眠を思い浮かべる若い人がいるらしいけど、春の方が眠いよね。
English
  1. Fall is synonymous with appetite, but I don’t eat a lot because I don’t want to gain weight.
  2. In this season, temperatures vary greatly from day to day, so we have to be careful not to catch a cold.
  3. We’ve been having some cooler days, and the weather is now pleasant and comfortable.
  4. Autumn is said to be the best season for getting some exercise. But I end up just staying home because there’s always a lot of rain then.
  5. It is often said that autumn is the best season for doing some art. I might as well try painting again.
  6. They say another typhoon has developed, so next weekend’s athletic meet will probably be postponed.
  7. Many young people associate autumn with sleeping. But actually, many of us feel sleepier in the spring.

プラスαの時間、家庭学習を忘れずに!

10 月号のテーマは「秋」にしてみました。皆さんは秋と言えば何を思い浮かべますか? 僕の場合は、If you say autumn, I think of arts.(秋と言えば、芸術)です。ほかのこと、例えば読書は一年中しますし、スポーツもそれなりにしています。食欲もずーっとあって困っているくらいです。

でも、芸術に関しては「秋」ということで、少し意識しますね。無意識にやるようになれば自然に継続できるんでしょうけど、意識しているうちはまだまだですね。

実は、今年の4月から芸術系の専門学校に通っています。絵なんて描いたことがなかったので、最初は大丈夫かなと心配していたのですが、面白いものですね。上達しているのを実感することがすごく大事で、それがモチベーションになります。これからは過ごしやすい季節になりますので、近所のカフェのテラス席で絵を描く機会が増えそうです。

絵を習い始めて一つ思っていることがあります。昨年はゴルフを習っていて、そのときにも同じことを感じました。それは、学校や教室に通っているだけでは大きくは上達しないということです。これは英語の勉強でも同じです。

例えば英語教室などで教わっている時間って週に3時間程度でしょうし、中高生の授業も、多い学校で10時間くらいだと思います。1週間が168時間で、1日18時間起きているとすると、週に126時間が活動時間です。そのうち、3時間とか10時間だけ勉強しても、やはりそれだけで劇的に力をつけることは難しいのです。

日本人は学校で10 年間も英語を学んでいるのに話せるようにならないと言われますが、話せる人は話せるわけですから、それは個人の問題でしょう。学校で教わる時間はたかだかその程度ですから、あとは家庭学習ができているかが鍵を握るということになります。勉強量が足りていない人が話せるようになるわけがないのです。教材は書店に行けばあふれていますし、今はインターネットで見つけることもできます。

僕の絵の勉強で言えば、学校で教わったことはしっかり復習していますし、それに加えてインターネットで動画を見ながら勉強しています。力を伸ばすキーポイントは家庭学習です。そこを間違えなければ、どんなことでもかなりのレベルにまで到達できると僕は確信しています。

これもついでに覚えてしまおう!

  • autumnal rain(秋雨)
  • red dragonfly(赤トンボ)
  • saury(サンマ)
  • bell cricket(スズムシ)
  • mackerel sky(いわし雲[の広がった空])
  • potato digging(芋掘り)
  • pick a fruit(果物をもぐ)
  • make a toy with an acorn(ドングリでおもちゃを作る)
  • The baseball season is in the endgame.(野球シーズンは大詰めを迎えている)
  • Do you think it’s OK to put away my summer clothes now?(夏物の服はもうしまっても大丈夫かな?)

木村達哉(きむらたつや):1964 年生まれ。関西学院大学文学部英文科卒業。1998 年から灘中学校・高等学校英語科教諭。著書に「夢をかなえる英単語 新ユメタン」シリーズ、「灘高キムタツの東大英語」シリーズ(いずれもアルク 刊)など。ウェブサイトhttp://www.kimu-tatsu.com/も人気。

Narration:Vinay Murthy、桑島三幸

本記事は『ENGLISH JOURNAL』2019年10月号に掲載された記事を再編集したものです。