健康編【キムタツ式クイックレスポンス】

f:id:moutainbook:20200221160400j:plain

どんなに英語を学習しても意外と言えないのが「身の回り」の出来事。キムタツ先生印の「クイックレスポンス」トレーニング(日→英を高速変換)で「言いたいことを英語で言える」ようになりましょう!

第18回 健康編

今回のテーマは健康に関する表現です。下の指示に従って、Let’s get started!

「クイックレスポンス」トレーニングの手順

  1. それぞれの表現を確認します。わからない単語や文法があれば、印を付けておきましょう。
  2. 音声を聞き、表現の意味や発音を確認します。その後、自分で英文を読み上げ、自信のない箇所は音声を聞き直して再確認しましょう。
  3. 音声の英語に合わせて10回ほどシャドーイングしましょう。ネイティブスピーカーと同じように発音することが目標です。
  4. 何度も声に出して読み上げ、英語と日本語をセットにして、しっかりと表現を覚えます。
  5. 日本語だけを見て、即座に英語の表現が言えるようになるまで頭にたたき込みます。何度も何度も反復して練習しましょう。
  6. 音声を流し、日本語が聞こえたら、英語の音声が聞こえてくる前に、自分で英語表現を口に出してみましょう。

これができるまで、挫折禁止!

Japanese
  1. 疲労が極限に達しているけど、なかなか休めないんだよね。
  2. 残暑が厳しいから、体調を崩さないように気を付けて。
  3. 年に1度がん検診を受けているけど、結果を受け取るときはいつもどきどきする。
  4. 親戚が肺がんと診断されたけど、まだステージ2だったのできっと大丈夫だ。
  5. 父が脳梗塞で亡くなったので、僕も食事には常に気を付けているんだ。
  6. アメリカの有名な女性歌手が、薬物乱用による心臓発作で亡くなった。
  7. おじが長期にわたる病気で入院中なんだ。政府には社会保障を充実させてほしい。
English
  1. Even though I’m getting extremely exhausted, I can’t keep away from work.
  2. The extreme summer heat is still around, so protect your health.
  3. I get an annual cancer screening test, but I always have butterflies in my stomach when I get the results back.
  4. One of my relatives was diagnosed with lung cancer, but it’s only stage II, so he should be OK.
  5. My father died of brain infarction, so I am always careful of what I eat.
  6. A famous female singer in the U.S. passed away due to a heart attack brought on by drug abuse.
  7. My uncle has been in the hospital because of a lingering disease. I want the government to enhance social security.

健康第一!元気に夢を目指していこう!

9月号のテーマがどうして「健康」なの?と思う方もいるかもしれませんが、この時期は体調を崩す人が多いのです。最近の9 月ごろの暑さは、残暑どころか僕が子どもの頃(1970 年代)の真夏並の暑さを感じます。

数年前などは、秋になっても涼しくなら、夏から突然冬が来たような感覚に襲われる急激な気温の変化がありました。それによって具合を悪くする人が続出したのを覚えています。というわけで、今月のテーマを「健康」にしてみました。皆さん、夏の暑さにやられてはいませんか?

健康と言えば、僕の母親が亡くなったときのことを思い出します。母は57 歳で体調を崩し、そのまま入院しました。亡くなるまで母自身も僕たち家族も、さらには医師たちも、彼女ががんであることがわからず、どうして肺に水が溜まるんだろう、どうして背中が痛むんだろう、どうして呼吸ができないんだろうと、あれこれ検査をしたり薬を投与したりしては首をひねっていたものです。

亡くなる3日前から呼吸困難がひどくなり、最期の言葉は「こんなにしんどいのなら殺してほしい」でした。どうすることもできずに病室の呼び出しボタンを押したのを、昨日のことのように覚えています。翌日の朝、彼女はようやく呼吸を整えたのかと思っていたら、すでに神様の下へと旅立っていました。

どれだけ健康的な生活を送っている人でも、どんなに体を鍛えている人であっても、がんに侵される可能性は排除できません。がんは自分の細胞の変異ですからね。できることがあるとすれば早期発見ですので、今回の例文にもあるとおりに、僕は年に1回必ずがん検診を受けるようにしています。結果を受け取るのは怖いのですが、今や早期に発見できればがんも治る病気になってきていますからね。

いくら夢を語っても、体を壊してしまっては何にもなりません。よく睡眠時間を削って努力していると言う人がいますが、ちっともすごいとは思いません。だって、そんなことをしても長続きするわけがないし、そもそも健康じゃなくなってしまったら意味がないのです。睡眠をしっかり取り、できるだけストレスフリーな生活を心掛け、必要な検査も受けた上で、元気に自分の目指すべき高みを目指したいものですね

これもついでに覚えてしまおう!

  • administer(~[薬など]を投与する)
  • sleep-deprived(寝不足の)
  • hay fever(花粉症)
  • gum disease(歯周病)
  • internal remedy(内服薬)
  • immunize against ~(~への予防注射を打つ)
  • regular bowel movement(規則的なお通じ)
  • early to bed and early to rise(早寝早起き)
  • Fortunately, my blood exam came back clean.(幸い、血液検査は問題が出なかった)
  • Since I forgot my insurance card, I paid out-ofpocket.(保険証を忘れたので、自費で払った)

木村達哉(きむらたつや):1964 年生まれ。関西学院大学文学部英文科卒業。1998 年から灘中学校・高等学校英語科教諭。著書に「夢をかなえる英単語 新ユメタン」シリーズ、「灘高キムタツの東大英語」シリーズ(いずれもアルク 刊)など。ウェブサイトhttp://www.kimu-tatsu.com/も人気。

Narration:Emma Haward、桑島三幸

本記事は『ENGLISH JOURNAL』2019年9月号に掲載された記事を再編集したものです。