健康・病院編【キムタツ式クイックレスポンス】

健康・病院編【キムタツ式クイックレスポンス】

どんなに英語を学習しても意外と言えないのが「身の回り」の出来事。キムタツ先生印の「クイックレスポンス」トレーニング(日→英を高速変換)で「言いたいことを英語で言える」ようになりましょう!

第6回 健康・病院編

今回のテーマは健康・病院に関する表現です。下の指示に従って、Let’s get started!

「クイックレスポンス」トレーニングの手順

  1. それぞれの表現を確認します。わからない単語や文法があれば、印を付けておきましょう。
  2. 音声を聞き、表現の意味や発音を確認します。その後、自分で英文を読み上げ、自信のない箇所は音声を聞き直して再確認しましょう。
  3. 音声の英語に合わせて10回ほどシャドーイングしましょう。ネイティブスピーカーと同じように発音することが目標です。
  4. 何度も声に出して読み上げ、英語と日本語をセットにして、しっかりと表現を覚えます。
  5. 日本語だけを見て、即座に英語の表現が言えるようになるまで頭にたたき込みます。何度も何度も反復して練習しましょう。
  6. 音声を流し、日本語が聞こえたら、英語の音声が聞こえてくる前に、自分で英語表現を口に出してみましょう。

これができるまで、挫折禁止!

Japanese
  1. サプリに頼り過ぎるのはよくないよ。
  2. おじいちゃんは入院中なんだけど、容体は安定してるんだ。
  3. 病院でけがの治療を受けた。
  4. 医療保険制度の見直しが必要だ。
  5. あいつ、健康おたくだよね。
  6. 俺さ、体がめっちゃ硬いんだよ。
  7. 父はおなかが出ているので、痩せた方がいい。
  8. 予防がより重視されているため、近年のインフルエンザ患者は減少している。
  9. 毎年、健康診断を受けておくべきだったのに。
  10. 深刻な病気は早期発見、早期治療が何より大切だよね。
English
  1. It’s not good to rely on supplements too much.
  2. My grandpa is in the hospital, but he is in a stable condition.
  3. I was treated for the injury at a hospital.
  4. The medical insurance system should be reviewed.
  5. He is extremely enthusiastic about health.
  6. My body is super stiff.
  7. My father has a big belly, so he had better lose weight.
  8. Since prevention has been given more priority, the number of flu cases has decreased in recent years. 
  9. You should have had a health checkup every year.
  10. The most important thing with serious illness is early detection and early treatment.

自分の体調、英語で説明できますか?

 海外に行った際に大きな病気をしたり、事故に遭ってけがをしたりすると、日本で同じことが起きた場合よりもかなり大変なことになります。僕は今までニューヨーク、ロンドン、北京、パリなど、たくさんの国や地域を訪問してきました。でも、もともと体があまり強くないので、食べるものには非常に気を遣いますし、バッグにはたくさんの常備薬を入れて渡航するようにしています。

知り合いがロサンゼルスの学校に赴任することになったときに現地で言われたのが、「くれぐれも大きな病気をしないように」だったそうです。誰も好き好んで病気になったりはしませんから、そのときは笑っていたのですが、体を壊した同僚がものすごい額の請求書を受け取ったのを見て緊張が走ったと言っていました。

ほかにも、海外でおなかが痛くてたまらなかったのを我慢して、帰国後に病院に行ったら盲腸炎だったという話も聞いたことがあります。

僕自身が旅行をするときも、いろいろと歩き回って体に負担をかけたり、睡眠不足で体調を崩すことが怖いので、オプショナルツアーに参加したり、無茶な旅程を立てたりすることはほとんどしません。タヒチに行ったときにはビーチで一日中小説を読んでいましたし、パリでは「必ず行く」と決めた数カ所以外には行かず、あとはのんびりと散歩を楽しみました。

海外で病気になるといろいろなことが日本にいるときのようにはいきませんし、病院に行けば自分の状態を英語で正しく説明しなければなりません。それを考えると、海外に行く前には健康や体調に関する英語表現を優先して覚えておくことが必要かもしれませんね。

手始めに自分が持っている病気、例えば僕の場合だとI have asthma.(僕はぜんそくがあります)くらいは言えるようにしておくべきでしょう。ほかにも、I have diabetes.(私は糖尿病です)、My stomach is easily upset(. 胃が弱いんです)など、それぞれに合った言い回しを頭に入れておくと、いざというときに役立つはずです。

それから、リスニング力も大切です。お医者さんに何を尋ねられているかを聞き取れるリスニング力がないと、さらに大変な思いをしてしまうかもしれません。せっかく海外に行くのですから、まずは健康でいることを心掛けつつ、万が一の場合に備えて必要な表現を覚えるようにしておきましょう。

これもついでに覚えてしまおう!

  • cavity(虫歯)
  • orthodontics(歯列矯正)come down with ~( ~[病気]にかかる)
  • be discharged(退院する)
  • adhesive bandage(ばんそうこう)
  • patient registration card(診察券)
  • emergency treatment(応急処置)
  • vape([電子タバコ]を吸う)
  • artificial respiration(人工呼吸)
  • To be healthy, you shouldn’t be too picky about eating.(健康でいるために、あまり偏食をするべきではない)

木村達哉(きむらたつや):1964 年生まれ。関西学院大学文学部英文科卒業。1998 年から灘中学校・高等学校英語科教諭。著書に「夢をかなえる英単語 新ユメタン」シリーズ、「灘高キムタツの東大英語」シリーズ(いずれもアルク 刊)など。ウェブサイトhttp://www.kimu-tatsu.com/も人気。

Narration:Greg Dale、戸田ダリオ

本記事は『ENGLISH JOURNAL』2018年9月号に掲載された記事を再編集したものです。